試験と噂話
何だその恐れ戦くような体制は。
「何ですかなその状態は!!!!!!!!羨まけしからん!!!!!!!!」
「知らねえよ……」
「え~~~だって♡よく考えなくてもお風呂場で、目隠しして歩いてたら、危なくないですか~♡?試験なのはわかってるんですけど、だからこうやって♡出口まで介助してあげようと思って~♡」
「わかった。わかったから退いてくれ。もう外だろう」
「え~~~もしかして照れてるんですか~?カワイイ♡」
「そんなんじゃねえ」
「キャッキャッキャ」
「スージーさんが……スージーさんが……倒れ伏してる……」
「顔になんて書いてあると思います?」
「『うらやましい』かな……」
「『敗北』かも……」
「ミイちゃんってあんな感じだったっけ……」
「女は時に……戦士へと姿を変える……」
「合否どうなるんだろうね」
「ね」
「……ちなみにこちら。使用人棟でしたけど、使用人専用ですか?」
「そうだけど……」
ちっ………………………………ここのところあまりにお嬢様成分を得られていないからちょっとくらいないものかと思ったが……………………
「え~~~なにダニーさんシルフィー様派?」
「確かにあの人スタイル良いけど……ちょっと……良いな~って思うくらいいいけど……」
「見た目に騙されちゃダメですよ!あの人すっごく厳しいんですよ!?!?!?!?」
それは……知って……いや。
そういえばよくは知らないような。使用人を100人辞めさせただとか何とか……そんな噂があったような?
「そういえば評判がけっこう悪いんだったか」
「そうですよ!新しい人は助かりますけど!同時にああまたお嬢様に辞めさせられる人が来るのか……とも思っちゃって……」
「そんなにか?」
「一回一日ずっと一緒にいてみればいいんですよ。すぐわかりますよ」
””””大””””歓迎だが……………………
「すっごく厳しくて我儘なんですよ、あれが嫌これが嫌花瓶の角度がちょっと違うっていちゃもんつけてきて……ホントにあれは何なのかと思いました」
「気が立ってたんじゃねえのかい」
「それもあると思う。ずーーっとイライラしてますもん」
そうか……?
……『魔法切れ』か……????
「物投げたりしてこないだけマシって話もありますけど……」
「でもず~~~~っとねちねちねちねち言われるのも嫌じゃないですか?それに偉そうっていうか、なんだかずーーーーっと眉間に皺寄せた不機嫌そ~な顔してて。なんだか対応するのも嫌になりますよね」
「そう?表情変わらなくない?私あの何考えてるんだかさっぱりわかんない顔も苦手」
……これ以上話を聞いているべきではない気がする……
耳を塞いでいよう。心の中で。
執事がかっと目を見開いた。
「仕方がありません!戻ってきたので合格といたします!」
「きゃーーーーーーっスージーさん目開かないで!スケコマシ!変態!」
「今から女子の番なんだから!スージーさんは出ていきなさい!」
俺は?




