試験-④
「えーやっぱ待ち派?」
「私も待ち派~。やっぱないでしょ。」
「けっこう参加してる子の話だと面白いらしいけどね。”目隠しを外す度胸はない”と”女子に変態って思われたくはない”の2つでギリギリ成立してるらしいよ」
「入って3歩でダッシュで出てった子の話はちょっと面白かった。確かにそんな事例があるならちょっと……いや……」
「実際には水着でしょ?」
「審議正直けっこうあるけど少なくともこれを思いつくスージーさんは変態」
「変態!今スージーさんが脱衣所にいる意味はない!」
「こんな蛮行を何度も繰り返すな!」
「自分が脱衣所まで入りたいだけじゃないのか!」
ふっ……
「このスージー!けして女性の方を粗雑に扱うような真似は致しませんな!本試験も合意の方のみ!事前に顔写真をお見せし『まあこの人だったら……いいかな……?』と思える場合のみ試験に協力してもらう挙手制を取り……」
「だからスージーさんがここにいる意味はない!」
「曇りガラスの扉にハアハア頬を擦り付けてたの私は見た!」
「扉から離れろ!」
「試験対象者が何か起こしたときのために私はここに居ます!」
「くっ……都合がいい!試験のルールを考えてるのがスージーさんだからスージーさんに都合がいい!」
「これは私たちが改良するしかないよ」
「でもこの試験で失格になるほどスケベな人は採用したくないよ」
「この試験で失格になるほどスケベな人って目の前のスージーさんじゃない?」
「そのスージーさんが試験を受けたことがなくて現在クビになってないんだからこの試験意味を成してないんじゃない?」
「そもそもこの試験はスージーさんが勝手にやってる試験、つまりほぼいちゃもんと同義なんだよ」
「ムッ……戻ってこられましたな」
曇りガラスに影が映る。何か影の幅がやけに広いような……
「りょ……」
「両手に花……!?!?!?!?」




