表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/12

『ブレイブ国のわかりやすい歴史』①

本編で端折るであろう設定とか補足とか。

 序章 王国と帝国




 ブレイブ王国とその隣国のブレイブ帝国。

 名前が大変ややこしいが、元は一つの国であった。

 魔王を討ち取り泰平の世をもたらした勇者の由緒正しい血族は我々だと主張し二分化した結果、勇者の子孫を王族とした君主制のブレイブ王国、勇者の子孫である皇族による絶対君主制のブレイブ帝国となった。


 両国の建国当初、「超ブレイブ帝国」だとか「真ブレイブ王国」だとか、挙句の果てに「こっちが本物のブレイブ帝国」「こっちが本当のブレイブ王国」など差別化を図るためにヘンテコな枕詞が付いたりしていたが、あまりにもややこしいために両国の人々は、国名を省き王国か帝国としか呼ばなくなっていた。

 両国民たちのその有り様に、結局は両国の王族皇族共に開き直ってブレイブにしたのだとかしなかったとか。


 嘘のような本当のような、そうでもない話かもしれない。




 中略




 第三章 進退続く国境線 



 両国の領地争奪戦の語るのに外せぬ王国側のエクレール領と帝国側のリ・アルセ領。

 元は『エクレア』という一つの領地であり、勇者と魔王の決戦が行われた『聖地』の一つとされている。

 その一方で、魔王の血によって汚れた大地には草の一本も生えない呪われた地としても語り継がれている。


 二分化に際し分断されて以降、侵略や略奪などの小競り合いの末に荒廃。今では違法民などの荒くれ者たちの巣窟と化し、領民どころか一般人ですら立ち入らなくなってしまった。

 王国側のエクレール領は、屈強な騎士団を率いた大貴族であるモンテクレール侯爵家の領地でありながらモンテクレール侯爵家唯一の汚点となっていた。




 中略





 四章 聖地



 ブレイブ国を語るにあたって外せないのが、勇者の縁の地とされる『聖地』。

 先述した『エクレア』と同様に魔族との戦闘が行われた『聖地』は両国に数カ所存在しているが、他の『聖地』はいずれも魔族との小競り合い程と言われているのに対し、『エクレア』は勇者と魔王の決戦の地であり激しい戦闘が行われたという説が濃厚だ。

 何故なら、『エクレア』は『聖地』の中でも類を見ないほどの魔力が充満する場所だからである。

 勇者と魔王の戦いで流れた両者の血が大地に染み込み、互いにぶつけ合った強大な魔法によって大気が魔力に侵されたという説が有力視されており、大気や大地に含まれる大量の魔力によって草木の成長が妨げられ、水は干上がり領地争奪戦による戦闘の被害も相まって『エクレア』は『聖地』とは名ばかりの不毛の地となってしまっていた。




『ブレイブ国のわかりやすい歴史』一部抜粋

やっと国名が出ましたねぇ(ガバガバ設定)


こういう設定を考え出すとそれに満足して話が書けなくなるんですけど私だけですか……?


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ