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『君』は今夜もカタルシスを求める

 ☆ ⌂ (+_+)


 ―――例によって『君』は、()()()疲れ果てていた。


 もうずっと、

『コツコツ積み重ねて、自分が成長した』という実感を得られていない。


 金のため、生活のために働く以外の時間で『君』が続けてきた事といえば、

 ネットサーフィン、ゲーム、スマホといった具合だ。


 労働におけるストレスに加え、

 日々何もしていない事による自己嫌悪による精神的疲労。


『君』は、無駄に疲れ果てていた。



(……こんなんじゃ駄目だッ!)


 職場への出勤途中、

 一日の始まりでまだ余力のある『君』は、

 今日こそはちゃんとしたものを食べて、

 ネットも控え、

 夜はしっかり寝ようと決心した。


 これが何百回目の決心かは分からないし、

 今までに一度も続かなかった事だって百も承知だ。


 だけど、今日こそ……今夜こそ……!




 ⇨ ⇨ ⇨


 そして夜、『君』が帰宅したのは、

 昼間立てた予定より3時間も後だった。


 終業時刻30分前に、

 嫌いな上司に押し付けられた2時間近い残業。


 そのストレスという名目で、

 帰宅途中にラーメン屋でやけ食い。


 さらにはコンビニでスナック菓子やスイーツをしこたま買い込み帰宅。



 そして今、『君』は寝床でその菓子をつまみながら、

 スマホをいじっている。


「『右手からスマホ、左手からスナック菓子……』」

 と、独り言をつぶやきながら、

 意味もなく『おすすめの最新ニュース』を閲覧しまくる。


 どれもこれも暗い内容ばかり……。

 だからこそ見てしまうのか……。


 やがて、それも馬鹿バカしくなった『君』は、

 そのまま歯も磨かずに布団をかぶり就寝……

 したりはしなかった。


 絶対に後悔すると分かっている……、

 分かっているのに……。



 布団の上で横向きになった『君』は、

 下になっているほうの手でスマホを操作し、

 いつものサイトを開いた。


 某小説投稿サイト……。


 とにかく『君』は、

『ざまぁ』を見てカタルシスを得たかった。


 とにかく()()()たかったのだ。



 いつもなら『君』は、『ハイファンタジー』というジャンルの中から『追放もの』の作品を探す。


 だが、今の『君』は、

 ファンタジー作品には付き物の『激しいバトルシーン』を見る気力さえなかった。


 だから『君』が今回選んだのは、

『異世界恋愛』というジャンルだった。



『異世界恋愛』、その中でも『婚約破棄もの』と呼ばれる作品は、

『追放もの』と同じく『主人公を馬鹿にしていた悪役が、そのしっぺ返しをくらう』という、

 それでいて『追放もの』のようなバトルシーンがほとんどない、

 安全安心のカタルシスを保証するものだ。


 その中から『君』が選んだ作品はこれだった。




 ~~~~~~~~~~~~~~~~


 作者:ジョセフィーネ・剛田


 作品名:『踏んでください聖女様! 足の加護なんてみっともないと婚約破棄された聖女のわたくしは、隣国の王子とラブラブしますわ』 




 ……これを読み終わるのは明け方近くだろうか。


 だが、『君』は後悔しない。


 そう……、


 後悔する事を『君』は決して後悔しない……。

  《まえがき》


 はじめまして、ジョセフィーネ・剛田です!


 この物語は、わたしの妄想全開で描かせてもらうつもりです!


 婚約破棄と白馬の王子様が好きな方は、

 ぜひ読んでくださいね!


 面白かったら『いいね』と『スター』、『ブックマーク』など、

 応援よろしくお願いしま~す☆


 ジョセフィーネ・剛田

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