ティラノサウルスレースに参加してみました
ティラノサウルスレースをご存知でしょうか?
恐竜のきぐるみを着て競争する、アメリカ発祥のスポーツです。
私、きぐるみを着るのが大好きなんです!
ティラノサウルスレースの存在を知ってから、ずっと参加してみたいと思っていました。
この度、私の住む地域でも開催されることになり、念願のレースに参加してみました。
折角だから、うちの不登校の子どもを誘って、一緒に運動不足解消を図りたいと思います。
まずは恐竜のきぐるみ選びから。
サイズは大人用と子供用の二種類あり、色は販売元にもよりますが、10色前後あります。
商品の説明を見てみると、大人用は150cm〜190cm、子供用は120cm〜140cmに対応しているようです。
私は身長が145cmのため、大人用と子供用どちらのサイズがいいか悩みました。
そこでまず、子どものきぐるみを先に購入し、着てみました。
入りましたが、これを着て走ることを考えたらもう少し余裕がほしい。
そこで自分には大人用を購入しました。
届いた大人用のきぐるみは子供用よりゆったりしていて、これなら走りやすそう。
わくわくしながら空気を入れました。
恐竜の喉の辺りから顔をだせるよう透明のビニールになっています。
空気が入るにつれ、ビニールが顔から遠のいていき、とうとう私の頭上を越えていきました。
完全にサイズ選びをしくじりました。
何も見えません。
きぐるみはポリエステル製。
縫おうと思えば首を短くできそうですが、私は裁縫が壊滅的に下手なんです!
変にいじって穴を開けたら困る。
そこで首の根本を巻いて強力なクリップで留めてみることにしました。
走ってみたら何個か取れましたが、なんとか持ちこたえました。
よし、これならいける!
浅はかにもそんな状態でレース当日を迎えました。
ティラノサウルスレース当日、天候に恵まれましたが風が強かった。
風に煽られる度にクリップがきぐるみの中で紛失し、恐竜の頭は元の状態に。
近くでおばさんの笑い声が聞こえました。
「背がたりなかったのねぇ」と言っているのが聞こえてきます。
私のことを笑われてる。
見かねた夫がガムテープを持ってきて、外から留めてくれました。
が、空気の勢いの方が強く剥がれてしまい、すぐに元の状態に。
どっと笑いが沸き起こりました。
仕方ない。片手で生地を引っ張り、なんとか前が見える状態にして走ることにしました。
そしていよいよ、競技が始まります。
位置について、用意。
ドン!!!!
ピストルが鳴り走りだしました。
恐竜のきぐるみの重量は軽いですが、風に煽られて動きづらい。
中は思った以上に蒸し風呂状態になります。
呼吸も苦しい。
想像以上に大変ですが、周りが見えにくく、ひたすら走ることに集中できました。
こんなに無心で走ったのは子供の頃以来です。
順位は最下位でした。
そうだ私、走るの苦手だった(笑)
でもいいんです。
勝ち負けとかどうでもよくて、観客を楽しませることができたなら大満足。
うちの子はコミュニケーションをとるのが苦手で、運動会や音楽会などの学校行事が大嫌いなんです。
ティラノサウルスレースなら個人競技だし、きぐるみを着ると視界が悪いお陰で人目が気になりにくい。
うちの子でも楽しく参加することができました。
楽しかったのでまた参加したいです。