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【ハナズオウ】

『後方に伸びるクワガタの顎のような形の大きな角や、左右対称の髪飾りが目立つ。』

『テレビ画面に小さく映るデジタル時計を、赤く煌めく異形の目で見て、現在時刻を確認する彼女。』

挿絵(By みてみん)



【氷柱のような角の鬼】

『その時、A-200から赤い人型の発光体が、幽体離脱をするように出現した。それは真由の目の前に飛び込み、彼女を貫かんとする鬼の六本の触手を束ねるように抱える。そして光は、日の光を照り返す濡烏色に変身した。』

『そこにあったのは、氷柱のような二本角をもつ鬼の姿。』

挿絵(By みてみん)



【鬼の一例】

「この花蘇芳市にだけ存在する超人――まあ桐谷も、もっぱら鬼って呼んでると思う。みんな角生えてるしな」

『頭に生えた二本の角、硬そうな濡烏色の皮膚、真っ赤に発光している虫の複眼のような目――。鬼の容姿は、人間から遥かに逸脱したものであった。一目見てわかるだろう。これは怪物だと。』

挿絵(By みてみん)



【東直哉 濡烏態】

『頭に生えた二本の角、硬そうな濡烏色の皮膚、真っ赤に発光している虫の複眼のような目――。』

『すると、鬼が立ち上がった直後、鬼の体が一瞬だけ放電。』

挿絵(By みてみん)



【少女 濡烏態】

『光は徐々に弱まって、濡烏色の姿をあらわにする。』

挿絵(By みてみん)



【A-200 ヘルメット】

『全体的なカラーリングは合金そのままの銀色で、所々に赤色が差し込まれている。』

『深尋はスーツの上着を脱いで椅子に置くと、棚からA-200のヘルメットを手にとって頭に被る。すると、ヘルメットの赤い目が点灯。連動してA-200は後ろ側の装甲が開放され、装着待機状態となった。』

『A-200のバッテリーは背面に存在する。』

『訓練弾が、銀色と赤色の胸部にすべて命中する。』

挿絵(By みてみん)



【A-300 ヘルメット】

『そのイージス――A-300の全体的なカラーリングは白色。ボディの各所には青色が使われている。』

『横の棚に置かれたヘルメットは、青色の目を三つもち、うち一つは眉間の辺りに存在していた。真由がそのヘルメットを頭に被ると、青色の目は点灯。』

『哲範の指示を受け、真由はスカートのように後ろに垂れ下がったジェットエンジンを点火。』

挿絵(By みてみん)



【A-100C ヘルメット】

『そのイージスは、ヘルメットのシールド部分がピンク色に光っているのを除けば、ほかはすべて合金そのままの銀色。左胸部には、「A-100C(えーひゃくしー)」と型番が刻まれている。』

挿絵(By みてみん)



【ネメシス 顔】

『その姿は、濡烏色の肌をした裸の男。嘲笑うグレーの仮面を付けている。不気味なその仮面は、怪物の頭部と完全に一体化しているようだった。』

『ネメシスは、辺りの警告灯と同じような色をした単眼で、彼女を見る。』

『ネメシスの細胞を貰い受けた人間である鬼が、濡烏色の姿に変身できるのは、ネメシスの姿に似た結果ということなのだろう。』

挿絵(By みてみん)



【ヴィクター・ジン】

『呪文のような言葉を発したネメシスの体は、赤く発光した。その赤い発光体は急速に巨大化し、刑務所の塀を越える高さの巨人に変身する。』

『その肌は、白く濁った半透明の宇宙に広がる、噴き上げられた血液のような星雲だった。』

『十メートルはあるだろうか。ネメシスは、赤く光る巨人に変身した。背中を覆うボサボサの黒髪は、狼を彷彿とさせる。』

挿絵(By みてみん)



【キアラ】

『ヴィクターと同様の巨人だが、キアラの体は紫色に光っている。』

『綺麗な長い髪の彼女は言う。』

挿絵(By みてみん)



【イフ】

『すると、どこからともなく、巨大な四足歩行の生物が出現。象やカバに似た体型のそれは、緑色に光る白濁の皮膚に覆われている。体の各所には、赤い宝石のようなものが三対配置され、それらは目が痛いくらいに眩しく光っていた。』

『硬い殻に覆われたその生物の頭部が、刑務所の塀に激突。』

『一体の怪獣がイフの喉元に食らいつき、透明な体液が傷口から漏れ出ている。』

挿絵(By みてみん)



【ドロテア 顔】

『その参列者は女性で、白濁の肌をもち、その肌の奥から黄色い光が光っている、オールバックの髪型をした何者か。シルエットこそ人間のようだが、明らかに異質である。』

『その時、紬の前に、怪獣にパンチする黄色い光が現れた。女性の姿をした巨人だ。怪獣よりやや小さい。身長は五メートルほどだろうか。』

挿絵(By みてみん)



【桜庭健一 怪獣態】

『頭部はアゲハ蝶の幼虫に似ている。』

挿絵(By みてみん)



【クリスタル・ジン】

『紬がそう呟くと、そこへ桃色に光る女性の巨人が現れる。』

挿絵(By みてみん)



【アイザック・モーズリー / 麻田優雅 吶喊態 顔】

『ワインレッドのクロークを羽織った、異形の石膏像のような何者か。目が四つある。』

挿絵(By みてみん)



【オリヴィア・ルーシー・ウィンターズ 吶喊態 顔】

『光が晴れると、まるで手品のように、彼女は異形のクリーム色の姿に変身していた。赤みがかったまつ毛が美しい。』

挿絵(By みてみん)



【初瀬依月 吶喊態 顔】

『そこから見えたのは、四階のベランダから飛び降りる、入浴剤のような淡い色をした吶喊態のモヌだった。』

挿絵(By みてみん)



【初瀬依月 濡烏態 顔】

『同時刻、映画館から離れた花蘇芳市内のマンションから、血まみれの鬼が現れた。』

『しかし、真由と深尋によって連射されたその銃弾は、濡烏色の鞭のようなもので防がれた。』

『触手は鬼の背中から、全部で六本生えているようだ。』

挿絵(By みてみん)



【紫藤夏乃 吶喊態 顔】

『優雅の視線の先には、オレンジ色のモヌが居た。』

挿絵(By みてみん)



【江端遼 吶喊態 顔】

『熟れた桃のような色の吶喊態で、遼は美沙の両肩に手を置いていた。』

挿絵(By みてみん)



【アデレード・ハリス 怪獣態】

『鋭い鉤爪をもった怪獣。』

挿絵(By みてみん)



【アデレード・ハリス 奉唱態】

『アデレードの質量は突如として増大し、巨大で無機質な姿へと変身。空中にそびえるそれは、翼や六本の触手が生えた台座の上に、卵形の物体を載せている。』

『卵形の物体は、入浴剤のような淡い色。』

挿絵(By みてみん)

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