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幼馴染の意地  作者: ヤマネコ
18/43

中学生(16)

もしよろしければ評価ポイントします、モチベーションが上がります


鳴海「ほら、けん君。ここ綴り間違っているよ」

健也「あ、ほんとだ…」

鳴海「それとここ……ゴホッ……」

健也「大丈夫?」

鳴海「ん……平気」


最近咳をする回数が増えてきている。病院に行っているようだが、咳がここまで長く続くとは……喘息かと聞いてみたが、ただ首を横に振っただけで何も答えてくれなかった。鳴海の両親に鳴海の身体に何か問題が起きているのかと聞いてみたが、今までと同じ通り「何もない」としか答えてくれなかった。健也も鳴海の体調の不安定が長続きしていることに気がかりで、ついつい勉強にいまいち集中できない


鳴海「ほら、2年生の前期試験はもうすぐなんだから……、集中してね」

健也「うん、ごめん」


場所は健也家、鳴海にとっては第二の家ともいえる場所で、リビングで2人勉強をしている。机には教科書・ノート・辞書・資料集・鉛筆・消しゴムと言った勉強道具が乱雑に、お皿の上にポッキーや、ポテトチップス、チョコレートがあり、アイスコーヒーやオレンジジュースが入ったコップが置かれている。皿の上には割り箸が置いてあり、ポテトチップスを素手で取らないで食べることも出来る。鳴海は一息ついたのか、持っていたシャープペンシルを机の上に置いて、アイスコーヒーを飲んでいる


健也「そういえばさ」

鳴海「?」

健也「鳴海がここに来ることは多いけど、俺が鳴海家に行くことってあまりないよね」

鳴海「何か問題あるの?」

健也「いや、なんとなくそう思って。深い意味はないんだけどね」

鳴海「なんとなくこっちに集まるよね」

健也「偶には鳴海の家に行った方が良いかな? その方が鳴海的にも…」

鳴海「その必要はないよ」


お皿に手を伸ばしてチョコレートを食べる鳴海。健也もこのまま勉強しても集中できないと思い、一度問題集のページに乗せていた手をどかしてポテトチップスをつまむ


鳴海「……けん君。一度実力テストしようか」

健也「え、なんで」

鳴海「もうすぐ受験に入るからだよ。私がいなくても自力で解けるようにならないと」

健也「テストで赤点を取らなければ問題ないだろ」

鳴海「あのねー、学校のテストと受験の勉強を一緒にしないで。学校のテストは赤点とっても補習とか課題で突破出来るけど、受験はそうじゃないんだよ?」


最近やけに勉強面で指摘することが増えてきた鳴海。それを何度も聞かされると、幼馴染の鳴海の指摘といえど、流石にうんざり気味になってきている健也。健也自身、そこまで勉強が好きではなく、受験でやらないと分かってはいるとは言え、そこまで気乗りしない、少なくとも2年生の間は遊びに夢中になっても良いのではないかと思っている


鳴海「……何かご褒美用意しようか?」

健也「ご褒美?」


ポテトチップスをバリバリ食べながら鳴海の方を見ると、少しニコッとした後に


鳴海「けん君がしたいことしようか? 少しエッチなものならいいよ?」

健也「!?」


中学2年生、性に目覚めた始めやすい時期だ


鳴海をジッと見る。可愛い顔、肌も白く綺麗でぷにぷにとしており、成長期なのか、出るところは少し出てきていて、腰回りもキュッとしている


鳴海「けん君が見ている動画のいくつかなら……ふふっ」

健也「ほ、ほ、ほんとか!?」

鳴海「目が血走ってるよ」

健也「あでっ!」


デコピンをされる。良い当たり所で、思わず持っていたポテトチップスを落とそうとしたところに、鳴海が割り箸でそれをキャッチして食べる。パリパリと咀嚼する音が聞こえるが、痛みでそれどころではなかった


鳴海「ただし」

健也「?」

鳴海「まず今回の前期試験で全教科80点以上取れてからだから。ここをクリアしなければエッチなことはしないからね~。1つでも取れなかったらこの話は無しだよ~」


ニヤニヤとしながらポッキーを口に銜えて健也の方を向く


鳴海「ん」


口で銜えながら話をしているので、ポッキーが上下にブランブランと揺れている。それが何か卑猥に思ってしまった健也は額だけでなく、頬も赤くする


ポッキーを上下にゆらゆらと揺らしながら健也の目をジッと見つめる鳴海


健也はそのまま鳴海の目を見つめてしまう


鳴海はポッキーを少しずつ食べていき、いずれ口の中に全て入ってしまった


鳴海「こういうことも、してあげるよ?」

健也「……」


ゴクッ


喉を鳴らすと、鳴海はそれを見てクスクスと笑っていた


それからテスト日まで全力で試験内容の勉強をする健也であった


例えば学校で、授業が終わると先生に質問をしている


健也「先生、さっきの問題なんですけど、どうしてこの文法じゃなくてこっちの文法なんですか?」

先生「え!? あぁ、えっとそこは~~で~~だからこっちなんだよ。見極める方法は~~だから、中止してね」

健也「はい、ありがとうございます」

先生「なんだ健也、いつもより張り切っているじゃないか?」

健也「今回のテスト、頑張ろうと思って」

先生「そうか、先生も点数が良いと嬉しいからな。頑張ってくれ」

健也「そうなんですか?」

先生「あまりに全体の成績が悪いと、教え方が悪いとかグチグチとうるさいんだよ教師の間では。愚痴みたいなもんだから気にしないでくれ」

健也「どこも同じなんですね」

先生「大人と子供なんて年齢の違いだ。実際は学生とそう変わらないよ、強いて言えば責任が付きまとうから本当に面倒さ」

健也「そうですか、ありがとうございました」

先生「はいよ」


自席に戻り、さっきの先生の説明を自分なりにまとめていると、吉良が教室に遊びに来た。愛奈もいるが、愛奈は健也ではなく、鳴海の方に行って何か話をしている


吉良「うわっ、どうしたの健也。どうしてそんな真面目になってるの!?」


とてもびっくりしている。今まで見た中で一番驚いているような……いや、そうでもなかった。前の肝試しの方が驚いている……怯えている(?)顔だったか、とにかくそうそう見ない顔をしていた


健也「失礼な、俺だってやるときはやるんだぞ」


性に目覚めた者の欲求はそう簡単に止められない。全教科80点以上取れば、心置きなく鳴海にあんなことやこんなことが出来るかと妄想している


止める方法があるとしたら鳴海が何か言うくらいだろう


吉良「なに、熱? 風邪? ウイルス?」

健也「動揺しすぎだろ」

吉良「し、信じられない」

健也「どんだけだよ? ん?」

吉良「だって今までは」

健也「あ、少し待ってくれ、纏めたいから」

吉良「……」


吉良はそのまま何も言わないで健也のことを見ているが、健也はノートに書き込みをいているので視線は下に向き、吉良の方は見えない。なので、どんな表情をしているのか分からなかった。














体育の時間


男子は外でサッカー、女子は体育館でバレーボールなので、健也は外でコート内の端っこで鳴海にどんなことをお願いしようかと妄想を膨らませていたら吉良に話しかけられた。吉良と話していると少し強い地震が起きた


男子A「うお!」

男子B「地震か!?」

男子C「これ、やばくね?」

男子D「いや、そこまで揺れは大きくない、すぐに収まるだろ!」

男子E「いまだー! 俺にパスを寄こせー!」

男子F「いや、これ大きくなるぞ、全員衝撃に備えるんだ!」

吉良「け、健也、地震だよ、揺れているよ!?」

健也「何が揺れるだ! 揺れるのはおっぱいで十分なんだよ!!」

吉良「いきなり何言ってるの!????」

健也「吉良ぁぁ! お前はおっぱいが大きい方は良いか? 小さい方か?」

吉良「え、えっと……大きい方?」

健也「なるほど」

吉良「うわ、さっきまであんなだったのに何冷静になってんだよ」

健也「なら地震よりもおっぱいだよなぁ!?」

吉良「……」

健也「いでっ!」


吉良に思いっきりビンタされると、さっきまでの妄想は頭から強制的に振り払わされて目の前にいる吉良に注意が向く


吉良「健也」

健也「……はい」

吉良「色々言いたいことはあるけど……、とにかくそれ、どうにかした方が良いよ」

健也「え」


吉良が視線だけ健也の股間に向けると、そこは小さなテントが張っていた。吉良は気まずそうに健也の前に来て棒立ちしている


吉良「それ見られたら面倒でしょ? 僕が壁になるから。ほら、適当に話をして気を紛らわせて」

健也「……すまん」

吉良「出してないよね?」

健也「何を?」

吉良「……その、あれ」

健也「……? え、あぁそういうこと? 俺そこまで上級者じゃないから平気だって!」

吉良「さっきまでだらしない顔をしていたくせに…」

健也「だからあれは」

吉良「そんなことよりもさぁ」


何か気を紛らわせると言ったのは吉良なので、何か適当なことを話そうとしたようだ


吉良「僕が行方不明者の取材をしていたの知っているよね」

健也「あ、あぁ? あれでしょ? この前の」

吉良「そう、それで情報の抜け落ちが無いか確認していたらさ、そこに新しい名前が書きこまれていたんだよ」

健也「え……」


小さなテントは片付けられ始め、少しずつ収まっていく


吉良「っていうのは嘘。どう? 収まった?」

健也「なんだ嘘かよ。びっくりさせるなよ」

吉良「ふふ、収まるなら出すかそれ以外の方法だけど、前者は無理でしょ?」

健也「当たり前だろ!! 校庭でいきなり出す奴がいるかぁ!」

吉良「さっきの健也のおっぱい発言はそれくらいとんでもなかったってことだよ? だからびっくりするようなことを言ったんだよ」

健也「……、ごめん、少し取り乱したようだ」

吉良「なら良かった、いつの間にか2つの地震も収まったようだし。けが人もなさそうだし、良かった良かった」

健也「2つの地震?」

吉良「2つ地震起きていたでしょ?」

健也「1つでしょ」

吉良「ん」

健也「ん?」


吉良は健也の股間を指さす


吉良「ね? 2つでしょ?」

健也「……」

吉良「ちょ、痛い痛い! 痛いってばぁぁ!」


健也は無言で吉良の背後に回り込んで、いつもみたいに首を軽く締めて頭をグリグリした












放課後



家庭科の実技試験の練習の為に愛奈に教えてもらっていた


愛奈「なんで私?」

健也「鳴海とは少し気まずくて」

愛奈「喧嘩? 2人が? 珍しいわね」

健也「これは俺の問題だから。ただ今は少し気まずくて……」

愛奈「そう、まぁなんでもいいわ。あとで奢ってね」

健也「高いのは無理だぞ」

愛奈「高級焼き肉店」

健也「無理だって!」

愛奈「じゃあテストが終わったら鳴海と2人で一緒にいてあげなさい」

健也「え、そのつもりだけど」

愛奈「なら特に私から何も言わないよ。で? どこが分からないの?」


鳴海に教えてもらえばいいじゃないか? そう思う人もいるだろう


だがしかし


ご褒美の相手に教えてもらうのは少しダサくないかというプライドと、必死になっているところを今まで一緒にいた幼馴染、しかもご褒美の相手に見られると、「必死になりすぎだろ」とドン引きされると思ったからだ


ご褒美の時になったら多分ドン引きされるので、遅いか早いかの違いであるだろうが、ご褒美に目が眩んだ若き少年にはそこまで気にする余裕はなかった



健也が愛奈に教えてもらった健也は鳴海に一緒に帰ろうとメールしたが、用事があるからと断られて家に帰って勉強しようと1人で帰った

























一方そのころ


学校のある教室ではある2人の少女が話をしていた。時刻は午後5時、少女は向かい合ってるが、1人の少女には夕焼けで窓から明かりが指されているところに立っており、1人の少女は影が濃くなっているところに立っている


???「何かすごい張り切っているけど、何あれ」

???「ご褒美を用意したらこうなったの」

???「なんというか、まぁ、必死すぎて気持ち悪かったよ。途中から一周回って面白く思えてきたけど」

???「うーん、でもまぁ、それだけ必死になってくれているということでもあるから私は嬉しいよ?」

???「まぁ、そうね。あれくらい必死になってもらった方が良いのかもね」

???「……」


影の方に立っている少女は、咳をして苦しそうにしているが、少し経つと何事も無かったかのように話始める


???「……あの人は?」

???「帰った。今頃ゲームでもして遊んでいるんじゃないかな」

???「……どうするの?」

???「どうって?」

???「…、そう言うなら私からは何も言わないけど。私は私で手一杯だから」

???「分かってる。心配しなくても問題ない」

???「……はぁ」

???「最近そんな感じだよね。今日なの?」

???「いや、それは少し前で、今はもう平気。そっちじゃなくて、ただなんていうか、どっちつかずになっているなーって思って」

???「私から見てもそう思うよ」

???「やっぱり?」


影の方にいる少女は自虐のような言い方をしているが、彼女の顔は良く見えなかった。外は茜色から黒くなっていき、茜色側にいた少女の姿もはっきりと見ることは難しくなった。そんな状況でも2人は話を続ける


???「……他の男にすれば?」


1人の少女がそういうと、それを聞いたもう1人の少女の雰囲気が明らかに変わった。とても苛立っており、空気が一気に凍った


???「冗談だよ、そっちがそんな感じだからさ」

???「……」


少女は何も言わないで教室から出て行き、残った少女は椅子に腰を掛けて溜息をつく


???「はぁ…」


少女は頬杖をついて、ポケットからスマホを取り出し、どこかに電話をかけ始めた


???「もしもし、私だけど、うん、うん、それで、うん」


話し終えたのか、通話を切って教室を出る時、ある一席を見て何か考え込んでいたようだが、すぐに扉を閉めて廊下を歩いていった






























健也「ここがこうで、あれ、でもこっちは……あぁ、ここ書き間違えてるし」


時刻は23時、あと8時間程度経過すれば試験が始まる。そのため確認の為に問題を解き直して部屋で1人ぶつくさと言いながらノートに回答を書き込んで、解答を見て確認をしていく。健也の両親はそれぞれの仕事先で泊まることになり、鳴海はお風呂に入っているので、現在部屋にいるのは健也1人だ


鳴海「けん君、お風呂どうぞ~」

健也「あぁ、分かった」


丁度キリが良かったので、軽く机の上を片してから風呂場に向かう。戸を開けて中に入ると、鳴海の香りがした。さっきまで勉強モードだったが、ここで鳴海が裸でお風呂に入っていたという事実に少し興奮し始めるが、そんな考えを振り払うように、すぐに頭と体を洗い、お湯に浸かった


健也「はぁ……、疲れた」


さっきは緊張したが、それよりも最近の勉強疲れが一気に来たようでそれどころではなかった。毎日しっかり休んでいるものの、それでも毎日予習・復習をしっかりこなし、分からないところは先生に質問と小さな疲れが溜まっていたようだ。途中ウトウトとし、少しだけ目を閉じて休もうとしたら


鳴海「けん君、大丈夫?」

健也「……」

鳴海「けん君?」

健也「ぁあ、大丈夫だ」


完全に眠ってしまうギリギリのところで脱衣所から声をかけられる


健也「どうした?」

鳴海「いつもよりも出るのが遅いから、もしかして寝ているんじゃないかと思って」

健也「あぁ、すまん、ありがとう」


脱衣所から遠ざかっていく音が聞こえる。風呂で寝落ちはとても危険、最悪溺死することだって十分にあり得るので、声をかけてもらえなければ最悪死んでいた可能性もあった。湯船から上がり、身体を拭いて寝間着に着替えてリビングに戻ると、既に鳴海は寝る準備をしていた


健也「寝るのか?」

鳴海「うん、けん君は?」

健也「俺も……ふぁーあぁぁ」

鳴海「すごい眠そうだけど」

健也「最後の英語を……」

鳴海「……」


健也は机の前に座って英語の問題を解こうとするが、眠気が来て文字がぼやけては見えて、ぼやけては見えてととてもじゃないが勉強が出来る意識は残っていない。油断をするといつのまにか目を瞑ってしまい、目を覚ましてもその数秒後にはまた目を瞑ってしまう


鳴海「明日早く学校に行ってやれば? その状況だと最悪風邪ひくよ?」

健也「……そうだな」


鞄の中に筆記用具を入れて、部屋の電気を消す。瞑ってしまう目をなんとか開けながら鳴海の横に身体を寝かして掛け布団をかける。横からはいい匂いがするが、それを堪能する間もなく眠ってしまった













試験結果(左から1年前期、1年後期、2年前期)
















・健也

国語  62点   60点   84点

数学  58点   64点   96点

理科  54点   72点   81点

歴史  66点   62点   87点

英語  50点   48点   74点

家庭科 48点   64点   83点

技術  51点   56点   82点

計  389/700  426/700  587/700


・鳴海

国語  70点   82点   86点

数学  76点   98点   100点

理科  68点   76点   83点

歴史  80点   84点   87点

英語  66点   75点   85点

家庭科 81点   96点   94点

技術  60点   70点   73点

計  501/700  581/700  608/700


・吉良

国語  43点   56点   61点

数学  48点   78点   74点

理科  47点   63点   66点

歴史  55点   60点   59点

英語  53点   62点   61点

家庭科 41点   66点   70点

技術  98点   100点   99点

計  385/700  485/700  490/700

・愛奈

国語  54点   68点   71点

数学  72点   90点   89点

理科  78点   96点   88点

歴史  62点   55点   64点

英語  58点   59点   68点

家庭科 78点   93点   89点

技術  70点   87点   83点

計  472/700 548/700   522/700




放課後、健也と鳴海のクラスに吉良と愛奈がやって来た。お互いのテストを見せ合ったのだが、1人だけ机に突っ伏してひどく落ち込んでいた



吉良「あれ、健也すごい落ち込んでいるけどどうしたの……」

健也「話しかけないでくれ……くそっ」

愛奈「どうしたのあれ」

鳴海「少し賭けをしたんだけどね、私が勝ったから」

愛奈「へーどんな?」

鳴海「秘密」

愛奈「楽しそうね」

鳴海「楽しいよ?」

愛奈「それは良かったね」

健也「吉良ぁ」

吉良「何、怖いよその顔」

健也「俺は何も出来ない人間なんだ」

吉良「はぁ」

健也「慰めてくれ」

吉良「慰めるって……」


吉良が困ったように女子2名を見るが、何やら話しこんでいて助けに入ってくれなさそうだ。健也は吉良の身体に抱き着いてとても落ち込んでいる


吉良「どうしろってのさー」

健也「……何か遊ぼう」

吉良「何して」

健也「スカートめくり」

吉良「あほか」

健也「3サイズ当てようゲーム」

吉良「僕基準が分からないから出来ないよ~」

健也「……はぁ」

吉良「何か食べに行こうか」

健也「うん」


女子2人にそう言うと、意外とあっさり了承してくれた。吉良と一緒にラーメン屋に行って、駄弁りながら(吉良に慰めてもらいながら)ラーメンを食べる


健也「あ、吉良」

吉良「何」

健也「口元に麵のカスがついてる」

吉良「え、ほんと……取れた?」

健也「反対」

吉良「あら、えっと……取れた?」

健也「まだ、唇の上にもある」

吉良「え~、これでどう?」

健也「取れたよ」

吉良「良かったー、あ健也も付いているよ」

健也「え、ほんとか」

吉良「ほんと」

健也「どこだ」

吉良「取ってあげる」


吉良が健也の口元に付いていた麵のカスを取ると、それをテーブルに置いてある紙ナプキンで優しく拭ってくれた


健也「ありがとう」

吉良「ふふっ、どういたしまして~」


吉良はニコッとしながら持っていた紙ナプキンをテーブルの端に置いて、健也と談笑していたら、いつの間にか空は暗くなっていた



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