部活立ち上げ自己紹介?
妄想する事だけは得意な私が、妄想のままに投下する作品です。
一応コメディーのつもりですが、一番苦手な分野です。
コメディーになっていなかったらごめんなさい。
ほぼ、文章を打ち込む時間しか使っていない駄文ですが「時間を使っても駄文は変わらない」と聞こえてくる数少ない本編を読んで下っている読者様の声は無視して、投下。
もう、『前書き書く時間の方が本編より時間掛かっているんじゃないのか?』と自分でも思っている作品ですが、末永くお付き合いをしていただけましたら幸いです。
何遊亭万年
全員部活に参加が義務付けられた学校の部活動に馴染めない4人が繰り広げる部活動。
「みんな。あたしの立ち上げた部活に参加してくれてありがとう。あたしの名前は東海林司。これからよろしくね!次はあんたよ、由宇。」
「俺は栗戸由宇。体育会系のノリが合わなくてここに来た。司とは一応幼馴染だ。」
「一応とは失礼ね!あんなに一緒だったのに!」
「泣きまねすんな!お前と一緒で良かった事の方が少なすぎて思い出せるってほど、思い出したくない悪い思い出で一杯だよ!!泣きたいのは俺だろ!?」
「はい!長くなりそうなので次いこう次。次は、君ね。そこの男の子。」
「僕の名前は、根本晶と言います。何も取り柄がありませんが、よろしくお願いします。」
「うんうん。取り柄が無いって言っているけど、あたしから見たらあなたにも十分取り柄がありそうよ。ちょっと、これ着てみない?」
言うが速いか、自分が着ているセーラー服を脱ぎ、晶へと着せた。
「ほら似合う。そうでしょ、由宇?」
「見事なまでに俺の理想のショートボブ。ちょっと気弱な後輩系なところが最高だ!」
右手の親指を上げてサムズアップしあう由宇と司。
(地域によっては色々な意味があるから注意が必要な行為だぞ。)
「何をしているんですか。東海林さん。いきなり脱がないで下さい!」
「下にキャミ着てるから平気よ。」
「そう言う意味じゃなくて、男の子の前でいきなり脱がないで下さい。」
「晶って呼んで良いか?こいつは中学の時は『天然美人』って呼ばれてたけど、行動が滅茶苦茶すぎて『残ね……』。」
「パーン!」と良い音が鳴り響き由宇の顔が90度回転する。
「大丈夫ですか?栗戸さん!」
「大丈夫だ……」
「続ける?」
「『残念美人』って呼ばれるようになってな。残念のゼットを取って、最後には『ゼッ……』ぐぼぉぉ。」
「あんたの腹筋も大した事ないわね。あたしごときの拳を防げないなんてね。」
「おまえは……みぞおち……って言葉を……知っているか?」
「栗戸さん!!東海林さんも暴力は止めて下さい!」
「晶。大丈夫。いつもの事だ。だから最終的についた仇名が『ゼットン』。めがぁぁぁー!」
転げまわる由宇。彼の元居た場所にはブイサインを水平にかかげる司が居た。
「一子相伝。事案拳。押忍!」
「栗戸さぁぁぁん!!」
「さぁ。最後の一人いってみようか!学年主席で入学。入学者代表挨拶で『三年間頑張ります』の一言だけで済ませると言う伝説を作った才女。黒井鶴さんよ。」
「…………」
「おまえが自己紹介してどうする?黒井さんが一言もしゃべれないだろうが!」
「…………わたしは、黒井鶴。よろしく………」
「それにしても見事な黒髪ね。鶴。」
「あぁ。黒髪ロング。太眉。黒縁眼鏡。黒いセーラー服。黒タイツ。見事なまでの黒に統一された姿にワンポイント白のスカーフ。しかも身長は140センチそこそこ。まるで小学生がセーラー服を着ているようだ。完璧な俺好みの黒髪ロングだな!!」
「ぱぁぁぁん。」「ぐぼぉぉぉぉ」「めがぁぁぁめがぁぁぁぁ!」
「これぞ『事案拳』本来の姿……押忍!!二人とも、こいつの事は気にしないでね。髪型の数だけ好みの女が居る変態だから。」
こうしてまともな部活動に馴染めない4人が繰り広げる意味の無い部活動が始まった。