第6話〜DUD見てバイバイ☆本当だよ?ワタシ、ナニモシテマセ-ン〜
〜ウィィン〜
自動ドアが開き店内に足を踏み入れる。
暑かった外に比べれば店内はもはや極楽だ。
そして隣には友美ちゃんが☆
そう、俺は先生が作った(本当だろうか…?)映画を見るために来たのだ。
言い忘れたが、先生の名前は山崎という英語教師であり、俺のクラスの担任である。
『えーと…なんてコーナーにあるんかな』
「あ!あれじゃないですか?」
友美ちゃんが指差したコーナーには
『山崎先生コーナー』
と書かれた看板…
まんまやん!!
棚に『テープは嫌い』が並んでいる。
しかし、10本もありながら1本も借りられてなかった。
先生…売れてないなぁ。だから俺達に宿題とか言って借りさせようとしたのかよ…。
他にどんなのがあるのかと見てみる。
『英語教師〜ここは日本じゃないか編〜』
これも!?
これも映画化されてんの?
『英語教師〜魔本を手にした男編〜』
これ個人的にはすごい見てみたい気がする。
『英語教師〜女子高生を見ていたら…後編〜』
見ていたら何!?
ってか後編って何だよ!!
前編ねぇじゃん!!
『鏡餅と呼ばれた男』
これ匠だろ!!
ってかこれだけめっちゃ借りられてんじゃん!!
「あ!これ見たぁ〜い」
友美ちゃんが興味を持ったDVDを見てみると
『英語教師〜明、ウチら…会うたびいっつもケンカやね編〜』
いやいやいやいや!!
なんかもぉ全部がおかしくね!?
確かに先生の言う事は聞かねぇけどさ…
ってか先生になってからも映画作ってたの!?
結局俺達は『デスノー○』を借りていっしょに見る事にした☆エヘヘ
先生には人気ありすぎて全部レンタルされてましたよ〜って言ってあげようと思う。