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第19話〜IN智則君の家〜

いやぁ〜久しぶりだ。なんか二話分も脇役の皆さん視点でやっちゃったからな。


と言うわけで、これからもこのスーパーエースの明様がチョメディーをお贈りします。


さて、とりあえず俺達は全員駅に集合したわけだ。


しかし…もう駄目な奴らばっかり!

結局酒は買えないし、舞達は食材買ってないし。


そして何よりツッコまなきゃいけないのが…


『リョータ!なんで地球儀なんか買ってんだよ!!』


「バッカ野郎!決してこの地球儀でばあちゃんを殴りかかろうとしたところを、舞に殴られて店員に怒られてお詫びに買っちゃったわけじゃないからな!!」


成る程、よく分かりました。


それにしても、智則の復活記念パーティーに行くのに手ぶらって…冒険者だな、俺達も。


まぁ、いいや。智則の家で夕飯を作らせてもらおう。


ーーーーーー。


かんばし駅から歩いて10分、そうたいした事のない距離に智則の家はある。


いや、これは家じゃないな、屋敷だな。


なんだよ、この広さは…小学校の校庭並の庭、四階建ての赤い屋根。部屋の数は大体20はあるな。ってかもう死ねばいいのにって感じだ。


「なぁ、こんな広いなんて聞いてないぞ?」


いつも口だけ達者で気取っているリョータでさえ、目と鼻から大量の樹液を出して驚いている。


「いや、樹液は出てないから」


あ、そう。ゴメンね。



さて、いざ智則君の家へ!


〜ピリリリ!侵入者発見、射撃班、重装歩兵は出動してください〜


いやいやいや、なんか厳つくておかしな人達がいっぱい出て来ちゃったよ?


どこで手に入れたか分からない様な高価そうで頑丈な鎧を着た方がザッと数えて十人。


屋根の上や地面がパカッと開いたスペースやら色んな所からスコープ付きの銃を構える方達がたくさんいました。僕たちピンチです☆


「ちょっと明!普通にインターホン押せばいいでしょ!?なに勝手に門開けてんのよ!!」


『いや、ついうっかり』


「高校生六人発見、武器は地球儀と見られます。どうしますか!?」


『リョータぁぁ!てめぇのせいで敵だと見なされてんぞ!?どうすんだよ!』


「仕方ない…お前ら、ここは任せろ。みんな!俺を置いて先に行けぇ!!」


と言い放ち地球儀を構えるリョータ。


『リョータ…』


「明、決着はまだ着いてないんだからな…」


『…って、漫画っぽい事してんなよ!!

すいません、僕たちは智則君のパーティーをやろうと思って遊びにきた友達です。中に入っても宜しいでしょうか?』


「なるほど、坊ちゃんのお友達でしたか、さ、どうぞ中へ案内いたします」


坊ちゃんって…智則の奴、どんだけの使用人がいるんだよ。


「ただし、この地球儀は預からせていただきます。」


重装歩兵の人はリョータから地球儀を取り上げた。まあ、当然だろうな。


「お…俺様の地球儀ぃ!」


以外と気に入ってたんだ!?


「二万円もしたのに…」


高っ!!

通りで何も食材が買って来れないわけだ。


「あ、言い忘れてましたが皆さん。この家中に対・泥棒用の仕掛けがたくさん用意されてますので、くれぐれも物に触らない様、お願いします」


なんか怖いなこの家…。これだけの人がいるんだから冗談に聞こえない。きっととてつもなく大変な目にあって…ってか死んじゃうかも?


「さ、どうぞ中へ」


ドアを開けると長くて広い廊下。家の中なのに靴を履いたままで歩いた。アメリカの家によくあるやつだ。


壁には高価そうな壷や絵画がズラッと並んでいた。


「キャー☆この鹿の置き物、生きてるみたいケロ〜」


〜カチッ〜


「ちょっと正美ちゃん、勝手に触っちゃ…キャー」


はい、糞蛙が余計な事をして近くにいた友美ちゃんといっしょに床に開いた深い落とし穴に落ちていきました。


落ちた穴は元通りの床になり、まるで何事もなかったかのようだ。


果たして僕たちは生きて帰れるのでしょうか?

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