第2話〜モザイク…?あ、伏せ文字って言うんですか?〜
ガヤガヤとうるさい教室…やっと学校に着いた。
「よぉ、明!」
『おはよぉ、たく○』
「おかしくない!?なんで俺の名前モザイク入れちゃったの!?」
『そりゃぁ、お前の名前が○○だし呼ぶ度に○○○になるからだよ…。』
「正しいよ?モザイクの位置正しいけど、心痛いから!」
『○○○○○、○○○○○○○○』
「もはや何言ってるか分かんねぇよ!」
朝から俺のボケに付き合ってくれているのは隣の席の吉澤 匠親友と呼べる奴だ。
まぁ…こんな感じで今日も始まるわけだ。
チャイムと共に先生が入ってきた。
先生は俺を見るなり
「明!貴様ぁ〜!なぜ茶髪を直して来ないんだぁ〜!しかもサラサラの長髪にピアスまで開けて整った顔立ちは母親譲りかぁぁ〜!」
と怒り狂っている。
…あ、今いい感じに俺の事伝わったんじゃん?
イェーイ☆
…なんて言ってる場合じゃない。先生の教科書が赤く光りだしたぞ!!
「心の力が溜まった…くらえぇぇぇ!バオウ・ザケ…」
いやいやいや、パクリだからそれ!
「せぃ!!」
投げてきやがった!
くう〜…突っ込むのに必死で回避できなかった…。
教科書の角が頭にぶつかりリアルに痛い。
「明…マズイぞ!ぶっとび率がもう200%を越えた!」
スマ○ラですか…?
「しゃぁぁぁ!あいつ飛び頃だぞ!」
「もらったぁぁぁ!」
「結局、ドン○ーは使えないんだぁぁぁ!」
って、このクラスおかしいだろ!
しかも最後の奴の主張は使う人次第だから!!
「止めてください明さん!あれを使ったら…俺達まで…」
何キャラですか、匠さん。僕はそんな技もってませんよ?
「まぁまぁ、許してやりなさい」
急に先生が優しくなだめた!!
「「「はい、ゴ○ーさん」」」
その番組もう終わったから!!
「お前、ツッコミだかボケだか分かんねぇよ」
新キャラが出てくるまでずっと二役は疲れるな…。