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ダイニワ
疑問を口にすると、桜緋はノートを手に取った。
「……『読んでみたい』って言ってくれたの。それで読んだ後、『面白かった』って。すごく嬉しかった………」
桜緋はその時を思い出しているのか、とても幸せそうに微笑む。
紅霞は彼女の書く物語に興味が沸いてきた。
「ふーん……。私も読んでみたいな…」
「あ、じゃあ読んでみる?」
桜緋は机の中から黄色のノートを取り出す。
「これならすぐに読めると思う」
「いいの?」
「うん」
桜緋は頷き、そのノートをこちらに差し出してきた。
「ありがと。じゃー借りるね!!」
紅霞はそれを受け取り、ちょうどチャイムが鳴ったので自分の席に着く。
―――昼休みにでも読んでみよう。
紅霞はノートを机の中に閉まった。
***
お昼休みになり、弁当を食べ終えた紅霞は、例のノートを取り出した。
そこに書かれていたのは、「向日葵〜約束の夏〜」というタイトルだった。
あらすじって難しい……。
これのあらすじは何度も何度も書き直したのですが何となくしっくりきません。
紅霞が桜緋から受け取ったノートに書かれていた物語「向日葵〜約束の夏〜」は私がここで一番最初に投稿した短編です。気になった方はぜひ読んで頂けると嬉しいです。
次回、最終話。




