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侵入者対策

 マギア・クィフの外壁に穴を開け、中へ侵入した。


「易々入れたですぅ~。楽勝ですねぇ……!」

「……んなわけないでしょ」


 イオが杖を取り出す。わたしも拳銃を装備した。


「ほえぇ? どういうことですぅ~?」

「マギア・クィフは魔法国家。外部とのつながりは基本的に絶っている。そんな国が……情報漏洩対策をしていないとでも?」


 ワンテンポ遅れて、エルメルマータが気づいたようだ。

 わたしたちがいるのは外壁の内側。建物の影から、人影が次々と現れ、襲いかかってくる。


「【氷結フリージング】!」


 イオが杖先を、あさっての方向へ向け、初級の氷魔法を発動させた。


 がきぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいん!


 周囲一帯が一瞬で凍りつく。まるで北極にでも放り込まれたかのように、氷の大地がどこまでも広がっていく。


「いやあ~……イオちゃんすごぉいですぅ~」

「いやいやいやいや……」


 イオが大きくため息をつく。魔力温泉の効果が、早速出ている。


「すごいのは、魔法使いの魔力を強化する温泉のほうだから……。初歩の魔法で、こんな範囲に効果を及ぼすなんて、ありえないから……」


「あえりないことを起こす! それが……センちゃんの温泉なのです! えっへん!」


 なぜこの子がえらそうなんだか……。


「センちゃん、ふにゃっと笑ってるです?」

「笑ってません」


 親友に褒められて嬉しいのだろうな……。まったく、わたしもエルメルマータのことを、残念だの単純だのと言えなくなってきた。


「んでぇ、イオちゃんが葬り去ったのは、一体どこのどいつなんですぅ?」

「これは人間じゃないですよ。魔法で動く人形……魔導人形ゴーレムです」

【☆★おしらせ★☆】


好評につき連載版はじめました!!


【連載版】異世界で死ぬほど努力して最強になった俺、現実世界で無双する ~異世界で鍛えた魔法で敵をワンパンしたら、なぜか異能力持ちの美少女たちに迫られて困ってます~



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または、以下のULRをコピーしてお使いください。


https://ncode.syosetu.com/n6368kw/



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