国際秘密防衛会社（ＩＳＤＣ）とは？
日本に拠点を置くスパイ組織（諜報機関）である。日本政府の防衛省と外務省が管理を任されている。日本だけではなく、世界各地の首都にも支部がある。それらの存在は極秘にされており、ナミト ミックス スパイ（ＮＭＳＰ）も公には存在しないこととなっている。関係者と読者以外には見えないのだ。
ナミト ミックス スパイ（ＮＭＳＰ）とは？
このスパイ組織（諜報機関）の一部門。日本列島から少し離れた太平洋上に人工の島がある。そこが日本支部で、現在はその中に属している。２０代~３０代の男性エージェント５人が米国国際情報局秘密組織（ＡＩＩＢＳＯ）の企み阻止のための諜報活動をしている。５年前に設立し、経験豊富で優秀な人材が集結した諜報機関である。
５人の優秀なエージェントのプロフィール
存在が極秘とされているためエージェントのほとんどは、ごく普通の人間として生活している。だが諜報活動する時は本名と自分のことを忘れコードネームを使い、サングラスで素顔を隠している。
エージェントコード名 ＮＭＳＰ Ｎ０．１のプロフィール
本名 伊藤 ヨインター
身長 約１８３センチ
体重 約７３キログラム
誕生日 ７月２３日
星座 しし座
出身地 東京都足立区
血液型 Ａ
年齢 ３４歳
好きな色 バーミリオン（オレンジ）
所属諜報機関 ナミトミックススパイ（ＮＭＳＰ）。５年前までは、他の諜報機関所属だった。
エージェント歴 約１１年の優秀なベテランエージェント
普段の職業 子供の桜（３歳）がいるため、父親業とエージェントの仕事を両立させている。
特技 情報収集能力と暗号解読力が高い
家族構成 ミュージ（双子）、佳子（妻）、桜（子）
その他 生まれつき肌が白い。大学時代に髪型をトゲトゲに変え、オレンジ色に染めた。情報収集能力と暗号解読力が高いことから、優秀なエージェントとなった。２９歳の時に佳子と結婚した。
エージェントコード名 ＮＭＳＰ Ｎ０．２のプロフィール
本名 伊藤 ミュージ
身長 約１８３センチ
体重 約７２キログラム
誕生日 ７月２３日
星座 しし座
出身地 東京都足立区
血液型 Ａ
年齢 ３４歳
好きな色 青
所属諜報機関 ナミトミックススパイ(ＮＭＳＰ)。５年前までは、他の諜報機関所属だった。
エージェント歴 約１１年の優秀なベテランエージェント
普段の職業 とある引越し業者のスタッフ
特技 情報収集能力と暗号解読力が高い
家族構成 ヨインター参照
その他 生まれつき肌が白い。大学時代に髪の毛をダークブルーに染めた。情報収集能力と暗号解読力が高いことから、優秀なエージェントとなった。
エージェントコード名 ＮＭＳＰ Ｎ０．３のプロフィール
本名 横田 太一
身長 約１７５センチ
体重 約７０キログラム
誕生日 ３月１０日
出身地 東京都八王子市
血液型 ０
星座 牡羊座
年齢 ２３歳（ＮＭＳＰのエージェントの中では最年少）
好きな色 黄緑
所属諜報機関 ナミトミックススパイ（ＮＭＳＰ）
エージェント歴 約半年
普段の職業 親孝行のため、両親が経営する果物屋で働いている。
特技 ブーメラン投げ。推理力がとても高い。
家族構成 両親がいる。独身（結婚相手募集中）
エージェントコード名 ＮＭＳＰ Ｎ０．４のプロフィール
本名 新板 恒星 （にいいた こうせい）
身長 約１８５センチ
体重 約７４キログラム
誕生日 １０月４日
星座 天秤座
出身地 東京都足立区
血液型 Ａ
年齢 ３４歳
好きな色 赤
所属諜報機関 ナミトミックススパイ(ＮＭＳＰ)。５年前までは、他の諜報機関所属だった。
エージェント歴 約１１年の優秀なベテランエージェント
普段の職業 ある大手企業のエンジニア
特技 ヌンチャク、スカイダイビング(パラグライダー)、生まれつきあり得ないほどに体が柔らかい
家族構成 秘密。独身
その他 ヌンチャクを独学で学び、ヌンチャク世界チャンピオンなどの様々なヌンチャクの大会で優勝している。それを活かして諜報活動でも大活躍し、優秀なエージェントとなった。大学時代に髪型を変え、茶髪にした。ヨインター、ミュージとともに小学時代までの同級生。また、他諜報機関ミナトフィックススパイに所属するエージェントの新妻光星と友達である。２人には共通する点がいくつもある。
その他 ヌンチャクを独学で学び、ヌンチャク世界チャンピオンなどの様々なヌンチャクの大会で優勝している。それを活かして諜報活動でも大活躍し、優秀なエージェントとなった。大学時代に髪型を変え、茶髪にした。ヨインター、ミュージとともに小学時代までの同級生。また、他諜報機関ミナトフィックススパイに所属するエージェントの新妻光星と友達である。２人には共通する点がいくつもある。
エージェントコード名 ＮＭＳＰ Ｎ０．５のプロフィール
本名 記ノ松 吉之介
身長 約１７８センチ
体重 約７５キログラム
誕生日 ６月５日
出身地 東京都千代田区
血液型 Ａ
星座 双子座
年齢 ２６歳
好きな色 江戸紫
所属諜報機関 ナミトミックススパイ(ＮＭＳＰ)。半年前までは、英国支部にあるスラッシャースターボーイズ（ＳＳＢ)のエージェントだった。
エージェント歴 約３年 優秀なエージェント
普段の職業 なし
特技 凄腕のスナイパー。生まれつき、黒い影になる不思議な能力を持っている。剣技が上達するように毎日特訓している。
家族構成 エージェント養成学校を卒業する頃に結婚したが、お互いの考えが合わず、半年後に離婚。そのため、子供はいない。現在は独身。
その他 中学から大学時代にかけて、射撃部に所属していた。中学時代には全国大会に出場し、優勝した。高校時代にはインターハイに出場し、優勝。大学時代にはオリンピック選手に選ばれ、射的で金メダルを獲得した。その後選手を引退し、大学４年時に大学生活と両立しながら、ＩＳＤＣのエージェント養成学校に入学。ＳＳＢにスカウトされてからは凄腕のスナイパーと呼ばれるようになり、諜報活動でも大活躍し、優秀なエージェントになった。エージェント歴わずか３年で、ＮＭＳＰのエージェントに移動した。
ＳＳＢ時代のミッション中、存在が大きかった先輩エージェントの猪村 博文（享年３３才）がＡＩＩＢＳＯのボス、ジェイムズ・アダソンに倒されてしまった。そのため彼を憎み、対立している。また、５巻では、マックの助手側近である東崎 南の気持ちを聞き入れ、マックとの間にDVが起きていると彼女に伝えた。彼女を連れて、マックから避難させようとしたが、結局彼女はマックについて行くことにした。それ以降、なんとしてでもいつかは彼女をマックから解放したいと思っている。
ＮＭＳＰの職員
ナミトミックススパイ（ＮＭＳＰ）は、エージェント以外にも色々な職員がいる。例えば、エージェント用の武器開発整備者、医療部員、訓練管理管、情報員、エージェントのユニホーム管理官など。職種の幅はとても広い。
ＮＭＳＰエージェントのユニホームについて
ＮＭＳＰのユニホームは、ウェラブルコンピューターから作られたサングラス、エージェントたちそれぞれのイメージカラーのＴシャツ、手袋と靴も繋がっているジャンプスーツである。ジャンプスーツは黒地の上に灰色と白のラインが入っていて、左側の襟下の胸部分にはそれぞれのイメージカラーでＮＭＳＰのコードネームエージェントＮＯ．が刺繍されている。
ユニホームには体温を一定にさせるチップが埋め込まれているため、何をしても汗をかきにくく、暑くも寒くも感じない。靴裏と手袋には、滑り止めのゴムがついている。体の線が見え、水着を着ている感覚と同じなのである。そのため、すごく動きやすい。
米国国際情報局秘密組織（ＡＩＩＢＳＯ）
現在、ＩＳＤＣが最も恐れている悪の諜報関である。
ジェイムズ・アダソン
この組織のボス。金色の髪を持つ白人系米国人である。大富豪で、極度の負けず嫌い。そのため、本気で世界一の諜報機関を目標に掲げている。世界一になるにはＩＳＤＣは邪魔な存在だと考え、乗っ取ろうとしている。そして今回、その夢がとうとう叶おうとしているのだ。
剣を巧みに使いこなす強敵でもあり、ＩＴにも精通している。ＮＭＳＰのエージェントたちの変装機能をハッキングしオフにするなどのミッションの妨害や罠を仕掛けてくる。１巻目では、ＡＩＩＢＳＯの日本人幹部構成員の佐藤夫婦（夫・佐藤 栄太郎、妻・佐藤 美紀）に指示して、その計画を実行させようとしていた。しかし、それがＮＭＳＰに見破られ、夫婦からの信用を失ってしまったため、夫婦を剣で倒してしまった。
いつもクリーム色のスーツ、白いワイシャツ、パステルカラー風の緑の斜めストライプ柄のネクタイ姿だ。胸ポケットには、イメージカラーのショッキングピンク色のポケットチーフを飾っている。
マック・アダソン
ジェイムズの弟。兄を慕い、兄の補佐官を務めている。ＡＩＩＢＳＯの裏の顔として存在する組織、（宝石店と名乗っているが）薬物犯罪組織（麻薬製造工場）である『アメリカンギャングボーイ』のボスもしていた。そこは、無許可で違法麻薬植物を育てて作る麻薬のメイン工場。ＡＩＩＢＳＯの英国支部敷地内にあり、ロンドンのバッキンガム宮殿とグリーンパークの近くにあった。しかし、５巻でＮＭＳＰのエージェント５人の活躍により壊滅してしまったため、ＩＳＤＣの乗っ取りが成功するまではＡＩＩＢＳＯの本部の仮設の場所で、再び無許可で違法なまま麻薬研究や開発を行うことにした。
アメリカンギャングボーイは彼の麻薬学研究所でもあり、許可なく、勝手に違法な麻薬の研究や開発を行っている。彼がなぜ捕まらないのかは謎に包まれている。
また、彼は世に知られている優秀な麻薬学者だ。彼自身もＡＩＩＢＳＯ活動の裏で、自らを麻薬の人体実験被験者として、大麻、アヘン、コカインなどの麻薬を所持し、服用している。麻薬服用後は、幻覚や妄想、興奮作用などをたまに起こしているが、彼はなぜかそれをコントロールできている。
彼の研究の一例は、不気味な曲を聴いたり、妙な呪文を唱えたりといった不可思議な行動をとってリラックスする方法だ。研究結果を論文にして公の場に発表し、本としても出版している。さらには、世界中のテレビ局に呼ばれて出演したり、世界中の大学に非常勤講師として呼ばれて麻薬学の授業を教えに行ったりもしている。
画家と画商でもある。彼が描く絵は、血を流し、ギョロ目になっているなど、現実にはないような気味の悪い絵ばかりだ。それらの絵を売ったり、個展を開いたりもしている。アメリカンギャングボーイにも、彼が描いたものでもあり、一番の彼の宝物でもある『謎の不気味な絵』があった。
以前の活動規模に戻すため、ＩＳＤＣの乗っ取り後は、アメリカンギャングボーイを再創立し、本格始動させようと目論んでいる。
また、彼は、南米のペルーを中心に数多くの麻薬組織と手を組んでいる。しかし、手を組んだ麻薬組織には、真の目的（世界征服を企んでいること）を伝えていない。彼らを利用して、ペルーをはじめとする南米の複数のジャングルをアメリカンギャングボーイの裏の所有地としていた。そこで極秘にコカの葉畑を現地の人に作らせたり、運び屋をさせたりしている。ジャングル内には、マックが作ったコカの葉っぱを生成させるためのアメリカンギャングボーイの裏工場があるらしいが、場所は極秘とされている。
また、手を組んだ麻薬組織をうまく利用し、コカの葉を中心に麻薬を世界中に広げ、資金報酬（麻薬ビジネス）を得ている。彼は、このように手を組んだふりをして騙すといった悪質な手口をよく使う。こうして麻薬を世界中にじわじわと広め、若者を中心に麻薬を売ることが彼の資金源になっている。
そして、すっかり麻薬常習者になってしまった人が後を絶たず、学校や仕事も行かなくなっている。しまいには、浮浪者のように繁華街やシャッター通りなどで麻薬を服用していた。また、お金がつきて麻薬を手に入れるために強盗や殺人を行ったり、路上で興奮して暴れて暴力をふるうなどの犯罪も急速に増加。世界中で逮捕者が増え、警察の対応が間に合わない状況が続いてしまっている。
その影響により、世界情勢や治安が悪化。日本でも、新宿や池袋、秋葉原などの駅近くの繁華街で、特に夜になると若者を中心に薬物乱用による逮捕者が続出し、警察も逮捕が追いつかず、大変な事態になっていた。マックはこうしてじわじわと麻薬化社会にすることで人類を麻痺させ、世界征服を企んでいる。
兄と同じく白人系米国人ではあるが、兄よりも髪と肌と目の色がやや濃い。スーツ以外で兄と見分ける方法は、その部分だ。
アメリカとイギリスの国旗カラーをイメージした紺色のスーツ、白いワイシャツ、赤いネクタイ姿である。また胸ポケットには、イメージカラーのビビットライムグリーン色のポケットチーフを飾っている。兄とは、仲のいい兄弟だ
東崎 南
長い黒髪を持つ、２５歳の日本人女性。壊滅したアメリカンギャングボーイの幹部で、マックの麻薬研究の助手。
英検１級を持ち、英語も日本語もぺらぺら喋れて、同時通訳できるほどに高い語学力を持っている。日本でマックが出演する番組や授業、出版する本などの通訳と翻訳係でもある。
また、マック自身が麻薬の人体実験被験者として麻薬を服用する際などの麻薬の研究や開発を補佐したり、個展活動やマックが書いた論文をまとめたり、組織が壊滅になった今もまだマックの手伝いをしている。
マックからは南君と呼ばれていて、彼女はマックのことをマック博士と呼んでいる。ロンドンではよくデートもしていたマックとは、恋人関係。世界が麻薬化社会になった際に、マックは彼女と結婚する約束をしている。だが、彼女は、自分の家族や友人、大切な人にだけは手を出さないよう願っていた。世界を麻薬化社会にして世界征服することやマックの麻薬活動には複雑な思いを抱いてしまうこともある。そういった自分の気持ちや不満をマックに伝えても、マックは彼女の気持ちを１つも聞き入れてくれない。大切な人々の写真や大切な人々からもらったものをマックに勝手に壊されてしまったり、マックにしか連絡できないようにスマホを改造されてしまったりなどの精神的なDV被害に遭っている。５巻では記ノ松に辛い気持ちを話し、自分の気持ちをわかってくれた記ノ松について行こうとした。しかし、逃げるとマックにもっとひどい目に遭わされるに違いないと恐怖を感じ、仕方なくマックのそばにいることを選ぶ。また、その気持ちも改めてマックに伝えたいが、怖くてより言いにくくなってしまっている。
南米ペルーにある極秘のアメリカンギャングボーイの裏工場やペルーのジャングルにマックが所有するコカイン畑があること、マックが手を組んだ南米ペルーの麻薬組織を利用して騙すような悪質な手口で麻薬を世界中に広げていることは知らない。彼女の知らないうちにその人たちがアメリカンギャングボーイに視察に来ていることも、マックからは知らされていない。
彼女は、普段はイメージカラーの水色のシャツに、マックより少し濃い紺のスーツ姿である。頭には、水色のカチューシャを付けている。スーツの襟部分には、マックの助手幹部になる際に彼からもらったアメリカンギャングボーイのロゴのピンバッチを付けている。首には、マックが彼女のためにデザインしたアメリカンギャングボーイのロゴマークと大麻草とポピーが描かれたスカーフを巻いている。マックとともに麻薬の研究や開発を行う際は、長い髪を束ね、特注の白衣と実験用のゴーグルを装着している。白衣の胸ポケットの上には、ＡＩＩＢＳＯの書体ロゴ、彼女の名前がイメージカラーである水色の刺繍糸で筆記体で刺繍されていた。白衣の左腕には、ＡＩＩＢＳＯのロゴにある王冠の紋章の刺繍ワッペンが貼られている。
ＡＩＩＢＳＯの構成員ら
ＡＩＩＢＳＯの構成員のほとんどは、様々な人種の米国人である。だが、壊滅したアメリカンギャングボーイも含め、全体の３割〜４割ほどは日本人。
エージェント、幹部構成員、ＩＳＤＣ・ＮＭＳＰ情報収集部、武器開発部、作戦会議部、医療部、訓練教幹部、支部視察部など、その他いろいろな役職が存在する。この中には、日本支部に派遣される予定の構成員もいる。また、美容師、医療部員、料理人、栄養士、スーツクリーニング部・作成部・保管部・掃除部など、アダソン兄弟の使用人構成員も存在する。
彼らは国家公務員であるため、３年ごとに本部や支部に転勤する。ＡＩＩＢＳＯの構成員には、階級がある。だが、壊滅したアメリカンギャングボーイの研究員（構成員）は階級外であり、彼らだけは国家公務員ではない。
ＡＩＩＢＳＯの構成員のユニホーム
エージェント以外の構成員は、必ず組織内にいる間、前がＡＩＩＢＳＯのロゴで後ろがＡＩＩＢＳＯと書かれている黒Ｔシャツと黒ズボンに黒シューズ着用が義務付けられている。
ＡＩＩＢＳＯのエージェント構成員
エージェントのほとんどは、元米軍や元ＦＢＩ、元ＳＷＡＴといったアメリカの特殊部隊出身者。だが、その中には、日本の元自衛官も多少混じっている。
黒いヘルメットとゴーグル、黒い覆面、黒い革製の手袋を身につけ、黒いブーツを履き、黒ずくめの服を着て武装している。左腕には星条旗、右腕にはＡＩＩＢＳＯの紋章が刺繡されている。これが、ＡＩＩＢＳＯのエージェントのユニホームだ。ＮＭＳＰのミッション中、いつも襲い掛かってくる。
時には、ＮＭＳＰのエージェントがＡＩＩＢＳＯのエージェントや構成員に変装することもある。
ＡＩＩＢＳＯの支部
先進国全てにアダソン兄弟の別荘があるが、ＡＩＩＢＳＯは必ず別荘の敷地内か近くに置かれている。ＩＳＤＣの支部数よりもＡＩＩＢＳＯの支部数の方が圧倒的に多く、当然ＩＳＤＣよりもＡＩＩＢＳＯの方が構成員の人数も圧倒的に多い。そして今回は、ＩＳＤＣの本部を自分たちの日本支部へと変えてしまう。
ＡＩＩＢＳＯと手を組んでいる組織
ＡＩＩＢＳＯには、ＩＳＤＣ乗っ取りのため、手を組んでいる組織や関連ある組織が５つ存在する。ＮＭＳＰは、これまでそのうちの５つの組織の壊滅や情報収集などのミッションを成功させてきた。しかし、前回でエージェントたちは絶体絶命状態となってしまう。それにより、アダソン兄弟はＡＩＩＢＳＯの構成員を引き連れ、ＩＳＤＣの乗っ取りを進めていったのであった。
