きみの心
「大丈夫だよ」
そう言ってきみは笑ってみせるけど
ふとした時
黙り込んでいたり
遠くを見ている
心はここにない
だから無理して笑ってほしくない
その世界からきみを連れ出したい
でも強引な僕の手がきみをさらに傷付けるのなら
もう待つしかないのかな
どうにかしてあげたいのに
今にも壊れそうなきみに僕は怯えている
臆病な僕はきみに何もしてあげられない
遠くから見ていることしかできないのかな
いや
そばにいさせてほしい
きみがよろけた時
支えさせてほしい
きみがさみしくなったら
楽しかった思い出を話させてほしい
きみが泣きたくなったら
いくらでも泣けるように抱きしめさせてほしい
その真っ暗な世界から連れ出せないのなら
僕も一緒にそこに居させてほしい
そこでのきみのほんとうの気持ちを
少しでも聞かせてほしいから
きみの心を
きみの気持ちを
僕はまもりたいんだ
ひとりよがりな思いだとしても
また絶対に笑ってほしいから
どんなきみでも
また心から笑ってほしいから
きみに心から笑ってほしいから