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魂を彩る裏話  作者: Riwo氏
1/8

(思い立ったら書く設定資料的なもの)

『必殺技ってかっこよくない?』

これに尽きますよね。

(~11話くらいまでのお話。)


『魂を彩る世界で』を書き始めた頃、最初の壁にぶち当たりました。


「イメージしたものが産み出せるから、なんだってぇんだい?」


私の中の脳内Riwo氏会議で、肝っ玉おばさんRiwo氏が発言しました。


ざわめく脳内Riwo氏一同。


可愛い猫や犬の像を出してもオブジェにしかならないのである。


その中で、少年の心Riwo氏が立ち上がりました。

「ど、ドラゴンボールみたいに()を撃てばいいじゃん!男子はみんな()が好きなんだよ!」


しかしここで、意味もなくつけてしまった設定に苦しめられるのです。


『灯里が出せるのは白い物質だけ』


光ったりしないし、いわば白いドロドロのコンクリートしか出せないようなものなのである。


「バカバカ!なんでそんな設定にしたんだよぅ!!」


私の内なる少年Riwo氏は私を責めに責めた。


私は悩んだ。四角の柱とか作り出して食らわせてしまうか?あれ?それハガレンであったような…


そもそも漫画と違って主に文字で表現するのに

「四角柱が敵に突き刺さった。~fin~」とかなってもつまらないと思うのですよ。


決め技 四角柱 って。


で、産み出されたのがとろろ芋波ってワケ。


「水属性みたいな感じで敵を飲み込む大波を放つ!」


これはなんとか言い訳成り立つんじゃないか?大技っぽいし。


全て絞りきって出した感も良いね!


しかし、私の内なるリアリティーRiwo氏が言うんですよ。


「けどさー、透き通った水なら美しいけど、コンクリートの波とか流してもカッコ悪くね?左官屋かよチェケラ」


って。


こいつチャラ男のくせに核心を…


じゃあこの案はネタ枠にして(ここでとろろ芋波って名前がついた)、新たに技を考えねば、となったのですよ。


ちなみにこれ、初投稿前だったので


「もうこの設定で書くこと自体辞めちゃうか?チェケラ」


とか言う考えもよぎったのですが、チェケラの言うこと聞くのも癪だったのと


「形をイメージ通り出せる設定なんだから飛び道具にしても支障のない造形物にしちゃいなYO」


って声が出てきまして、なるほど、やるなチャラ男Riwo氏、と思ったりしたのです。


ここで思い付いたのが四聖獣でした。と言うのも、私の趣味の1つであるガラス彫り(エングレービング)で、良く彫っていたし、大魔王バーンだってカイザーフェニックス飛ばすし、いけんじゃね?って思ったんですよチェケラ。


ただ、朱雀は赤いイメージがあったから白いコンクリート的に却下、玄武は…亀で戦うのはちょっと華が…


と言うわけで、龍か虎になったのです。


ただし、ここでさらにここで、初期設定の罠が出てきました。


「形は作れても命は吹き込めない」


虎を出すならば、その強靭な爪や牙で引き裂いたりしたい!

猫科らしい動きでタッタッと左右に飛びながら走ってほしい!

白虎だから白も合うのに!

なのに!


この設定では「虎型のロケットが飛んで行くよ☆」が精々なので泣く泣く却下しました。(後々使いたくなったらこの話忘れて!元から考えていましたみたいに、ナイスアイデアみたいに使うから!)


そうして、生まれたのが白龍撃なのです。

ちなみに飛影の黒龍波をパクったわけではなく、純粋に別枠から思い付いたので、あとで「被ってね?」って気付いた時はちょっと複雑な気持ちになりました。白龍波とかにしなくてよかった。


よく、投稿されている皆さんが

「そもそもリアルじゃないんだからリアリティーがないと叩くのがおかしい」

と言っているのを見かけまして、なるほど確かに、ドラえもんだって自立している機械が普通に受け入れられてるしな、とか思うし、その意見は大いに賛成なのですが、

「ご都合主義にいつでも白龍撃出せるのは、大体それで話が終わっちゃうんじゃないの?」

って問題にぶち当たっちゃったんですよ。


しかも、とろろ芋波をどこかで切り札(全部出しきってカッコいい)って設定からはいってしまったせいで、白龍撃は『回収』できちゃうなんて余計な設定がついちゃってるんですよ。

ノーリスクハイリターン、FXの売り文句かっての。


なので、最初の頃は


「能力はなるべく見せたくない…!(迫真)」


ってなってるわけですな。

これがまた、能力を隠さず使える動機を考えなきゃいけない余計な手間を増やすときたもんだ。異世界なら、異世界ファンタジーなら魔法とか剣とか烈海王とか出しても許されるのに。

現代ファンタジーにしちゃったばかりに烈海王が出せなくなってしまった。


もう、「僕が考えた必殺技にみんな疑問を持たない最強の世界」とかにすれば良かったかしら?


しかし、「魂を~」は制限があって工夫をする楽しみが出てきたので結果オーライ、ですかね!


長々と書いてしまいましたが、そんな葛藤の中書かれている『魂を彩る世界で』

今後ともよろしくお願いします!

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