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第5話

ふかふかのベッドから起きると目覚めが良い、窓の外はすでに陽がのぼって明るくなっていた。

今日も一日頑張ろう輸送艦の出航予定は後一日後になる、それまでは帆船の船員は自由に歩き回る許可は出している、そのため船員が多く港に出て物珍しそうに艦を眺めていた、鋼鉄艦が珍しいのか帆のない船が珍しいのか分からないが分からないが…


「おはようございます、ユウマ様良い朝ですね。」

「おはようございます花梨様」

「やはり、この船は不思議ですね、どうして浮いていられるのかも、どうやって進んでいるのかもわかりません、それに明らかに昨日より量が増えてませんか?」

「あぁ、昨日あの後何隻か出してきたんですよ。」

「昨日のあの短時間で…ですか?」


これは、もしかしてやっちゃった系異世界転生かな?


「なるほど、そうなんですね…もしかして船員の方も一緒に?」

「はい、その通りです、この港自体も召喚したんです」

「なるほど…そうなのですね」


花梨様が悩んだ顔をして唸り始めた


「どうされました?」

「いえ、実は我が国では、生物の召喚は禁忌の技術とされているのです、それにここまでの召喚技術を持っている召喚士は私の知る限りほとんどいません」

「禁忌…ですか」

「はい、まぁとはいえここはどの国が管轄しているわけでは無いので問題になるとは思えませんが、まぁ一応覚えておいてください」

「はぁ、わかりました」


なるほど、まぁ理由はなんとなくわかる生物は清いとか神に与えられたうんたらかんたらみたいな理由だと思う


「それにしても、いろんな船があるのですね、それに全部我々の持っている船より大きいのが多いのですね」

「そうですね、最低でも150m大きい艦だと300mほどになるのでおそらく帆船しかないこの世界だと多分50mより大きいくらいでそんなに大きくないと思うのでそう感じるのだと思います、乗ってみます?」

「よろしいのですか?ではお言葉に甘えて」

「どの艦が良いですか?一番大きい艦だとロナルド・レーガンになりますけど」

「では、良ければ今回の輸送に使う船も見せてもらって良いですか?良ければ良いんですけど。」

「畏まりました、ではご案内しますねこちらへ」


花梨様を連れて、おおすみ型の停泊している桟橋に向かう

艦の数が増えた港は見ていると楽しい、この調子で増えて行けばさらに見ごたえのある港になるんだろう


「今回の艦はおおすみ型と言って大きさはそんなになんですけど色んな事に使える艦なんですよ」

「色んな事ですか?」

「はい、輸送はもちろん災害派遣や簡易的な強襲能力等々ですね」


さらに言うと艦内に手術室も備え高度な医療行為も可能になっている、さらに1000名の被災者収容能力も持っている


「なるほど、我が国に欲しいですね…まぁ、正直運用方法とかは全く分からないですけど、そうだ良ければ、私の国に来ないですか?」

「それはまたいずれ…ですね」


話している間におおすみ型が停泊している桟橋に到着した、おおすみ型は大型のランプを降ろしていて車両でも乗り入れできるようになっている、乗り入れできる港があればこのランプから荷物の積み込みが出来る、港が無ければ少し時間はかかるがヘリからの輸送に頼るしかない、まだ搭載はしていないが


「これが、オオスミですか…私の予想していたものより小さいのですね、昨日見た船と同じぐらいかと覚悟してましたが…」

「昨日のと言うとレーガンですかね、さっき言っていた一番大きい船なんでさすがにあれ以上は大きくないですね、まぁこれより大きな輸送船もありますけどね…そっちにしましょうか?」

「いや~大きい船ですねどれだけ載せられるんですかね、早く中を見せてください」


話を逸らされた気がするけど、まぁ良いか

大きく開かれているランプから格納庫に入る、格納庫の中は広い空間が広がっていてどんな車両でも入るようになっているさらにその億にはLCACの発着場があり、さらにその奥にLCACやAAV7の乗り入れが出来るウェルドックが備えられている


「ここは?」

「ここは格納庫ですね、詳しい説明は我がクルーがしてくれます」


花梨様の後ろにひっそり控えていたクルーが説明を始めるが、後ろにいる事に気付かなかった花梨様が少しびっくりしている



「では、ご説明さして頂きます

この格納庫は車両格納庫と言って主に車両の格納を行う場所になります、そのためにこの入り口すぐの 所にターンテーブルが設置してあり、これを使い入ってきた車両の方向転換を行います、続いて艦前方の方向に甲板へのエレベーターが設置されています、逆側艦後方にはLCACの発着場があります、今はLCACは無いのでただの空きスペースになっていますが」


早く出してほしい的な感じがしたけど、気のせいだろうか?


「それでは続いて甲板をご案内します、こちらへどうぞ甲板上にご案内さして頂きます、こちらへどうぞ大型エレベーターから参りましょう」


クルーが艦前方の大型エレベーターに案内する。

おそらく俺がいても変わらないだろうから一度離れる事にする


「この後、任せても良いか?」

「問題ありません、お任せください」

「では花梨様、案内はクルーについて行ってください、また後程司令部でそれと港の船は好きに見て行ってください」

「ありがとうございます、ではお昼まで散策さしてもらいます、それから司令部に向かいます」


花梨様と一度分かれ、出し切れていない物を召喚する

とりあえずLCACから召喚していこう、輸送ヘリはまた後で召喚する施設と一緒に召喚するから、しばらく後で召喚しよう

艦後方のLCACの発着場に向かい、想像力を働かせるすると青白い光が輝き出して形を成していきやがて光が収束していき目の前にLCACが出現する、その後一度おおすみを出るとまや型が出航の準備を進めていた、おおすみに向かう前に先に司令官には現在の部隊状況を伝え、探索部隊と防衛部隊を好きに動かしてもらえるように頼んでいる、いずも型だけはまだヘリ載せてないからしばらくは出航できないんだけど…なのでヘリを出す準備をしていこう。

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