幕間。キャラ紹介コーナー01
このコーナーはこれまでに出てきた方々の紹介をする幕間的な場所ですの。
え? 前も同じようなことをやりましたって?
さぁ何かの勘違いではございませんの?
すっとぼけも甚だしいのでございますの。
え? 更には何で今このタイミングで?
それについては私も大いに同感いたしますわね。
区切りのいい場面でとは聞いておりましたが、明らかに話の途中ではありませんこと?
まぁいいですの。少々腑に落ちませんが、与えられた任務を粛々とこなすのも私の勤めなのでございます。
では、与えられた資料を読み上げて参りますね。
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☆〝元〟魔法少女データ☆
・蒼井 美麗
年齢:18歳
身長:りんご18個分
体重:りんご166個分
胸位:ゴールデンデリシャス級
洗脳:G+
性癖:精神的被虐、羞恥的行為、他
悪堕ちした〝元〟魔法少女。
現在は変身装置を失っているために、魔法の行使や身体能力の向上は期待できない。
ただし極軽度ではあるが改造手術が施されているため、生身の状態であっても一般成人男性よりも腕力や身体能力が高くなっているので扱いには注意が必要である。
悪の秘密結社のアジトの中層に自室を持つ。
慰安要員である為に外出の許可は降りていないが、機密エリアである最下層への出入権限を有しているという特異な人員。
群青色の長く麗しい髪を持ち、出るとこは出つつ、引っ込むところは引っ込んでいるという恵まれた体型を維持している。
また学力も高く地頭も良いが、その割りにはよく早とちりや勘違いをすることも多く、ボケ側とツッコミ側、流れによってはどちらの立場ともなり得る。
自分のことをよく淑女と呼ぶが、基本的にはズボラで、大して重要ではないことについては気にも止めないことが多い。
気分の良い時や逆に都合が悪い時など、極端な場面でお嬢様気質を見せる。本人は生まれ持った素質と言っているが、幼少期からの英才教育とその反転が今の性格に反映されていると考察できる。
お気に入りの品は青色の目覚まし時計。
思い入れのある物らしく施設入居前から所持していたものだが現在はまだその入手経緯は不明。
基本的に他人への面倒見がよく、一部の一般戦闘員や慰安要員からはお嬢と呼ばれ親しまれている。
小暮茜のことを誰よりも大切に思っているが、彼女の天真爛漫さや目に余る行動に度々悪態を吐くことも多い。
慰安要員としては精神的に安定して自制心が効く部類であるが、その反面、興奮してスイッチが入った際は誰よりも性に貪欲となり、我を忘れてしまうほどのめり込んでしまうことがある。ふと我に返って後悔することも多いが大抵は開き直ってマイナスの感情を食欲や睡眠欲へ昇華させている。
本質的に被虐嗜好があり、特に緊縛や放置が好き。
・小暮 茜
年齢:18歳
身長:りんご16個分
体重:りんご140個分
胸位:姫りんご級
洗脳:C+
性癖:凌辱、肉体的被虐、加虐。
→悪堕ちした〝元〟魔法少女。
元来は心優しく元気で明るい可憐な少女であったが、悪堕ちの過程で一部の性格が反転し、自分や他者を肉体的に痛めつけることで興奮を得たり、溜まった鬱憤を晴らすような残虐性を併せ持つようになってしまっている。
なお、持ち前の天真爛漫さ自体はそのままであるため、行為の後先を考えなかったり、直感的で短絡的な行動も取ることが多い。
一方で怠惰で自堕落な面も形成されてしまっており、活動の根本も奉仕の精神というよりは自己の快楽を目的として行動に移るのが大半である。
容姿の特徴として、燃えるような深紅の髪を持つ。
年齢の割に低身長かつ狭い隙間をも容易に通り抜けできそうな幼児体型の持ち主。よく蒼井美麗からその胸について揶揄われているが本人は全く気にしていない。
基本的にくすんだ虚ろな目をしているが、過去の話題に触れた際は反射的にぐるぐる目になり、防衛本能として排他的な思考と性格が全面に現れる。
お気に入りの怪人はオーク怪人。
記憶が飛ぶほどの行為の激しさ、扱いの乱暴さ、腹部に感じる強烈な圧迫感など、多くの内容が己の性癖に刺さるとして進んで自ら数日おきに夜通しプレイに誘い込んでいる。
魔法少女としての素質が非常に高く、装置が無くてもある程度の〝魔法〟の行使が可能。
これにより常に身体能力向上の効果を発動させており、ハードな行為に対応する為の無尽蔵のスタミナと体の耐久性を同時に実現させることができている。
なお、これは余談ではあるが、訪問の頻度からしてほぼ必然的に彼女の体内には絶えず彼の体液が残留していると言っても過言では無い。
基本的には蒼井美麗に懐いており、精神的に安定している際は行動を共にすることも多い。彼女のことは面倒見のよい姉のような存在として慕っている。
※過去は親友としてお互いにお互いを支え合うような対等な関係性であったらしいが、これは情報不足のため定かでは無い。
中程度の洗脳によって地下施設に入る前の記憶が一部改竄されている。
また、思考パターンも外部の情報が入ってきた際は自動的に受動を遮断するよう改造が施されており、自室のある中層からはあまり移動したがらないという特徴がある。
※強い負荷がかかると一時的に洗脳が解除されてしまう恐れがあるので注意。発生の際は自傷癖が急激に過剰化してしまうため、速やかに拘束し、精神を安静させる対処が必要。
・ご主人様 (悪の秘密結社の総統閣下様)
悪そうなヤツ(物理的)はだいたい友達(部下)
堕とした慰安要員のそれぞれを優劣なく愛している偉大なお方。その為に夜はとてもお忙しいとのことです。本当にいつ寝ていらっしゃるのでしょうか。
野望は世界征服とのことですが、大変優秀なお方の為、夢が現実になるのも時間の問題かと思われます。一緒付いていきやすぜ。
自分の欲に忠実なだけの割と普通な常識人とのお噂もありますが、全ての真相は闇に包まれておいでです。
権力も経済力もあるだなんて我々下っ端勢が惚れない理由がないですよね。いやはや、総統閣下様、万歳!
☆怪人データ☆
・オーク怪人
未婚。暗緑色の肌に圧倒的な筋力を誇る大柄な上級怪人。猪をベースに改造されているとされるが、詳細については謎に包まれている。
性格はその巨体に似合わず極度の小心者で、緊張で言葉に詰まることも多い。基本的には誰に対しても親切で心優しい好青年であり、内面を知る同僚や部下の戦闘員からの信頼は高い。
田舎に残した両親へ仕送りするため、今日も明日も肉体労働に励んでいる。
やたら懐いてくる茜を妹()のように可愛がっている。当人としてはもっと健全で節度ある交流を試みたいと思ってはいるが、毎回茜の強引さに押され、なし崩し的に事に及んでしまうことも大半である。事が終わるとそのまま自室にて落ち込み沈んでいることも多い。
・カマキリ怪人 (ハラビロ型)
既婚。昆虫系ベースの下級怪人。
嫁のハナカマキリ怪人には全く頭が上がらない。基本的に尻に敷かれており、家庭内での地位も低い。その鬱憤晴らしに慰安要員にナンパをすることもあるが、性癖が生粋のドMであるため敬遠されがち。不遇。
趣味は料理で包丁捌きには自信がある。
・バッタ怪人 (キリギリス型)
未婚。昆虫系ベースの下級怪人。
怠け者で外回り営業をよくサボる。稀に戦闘にも参加するが誰よりも逃げ足が早い。また寒さにも弱く、自室からあまり出てこない。趣味は音楽で意外にもバイオリンが弾ける。
・ミツバチ怪人 (オスバチ型)
既婚。昆虫系ベースの下級怪人。
怠け者で外回り営業をサボる。というより強制されなければ自分から行動することの方が少ない。いわゆる地下施設の穀潰し。趣味は陶芸。
・ノミ怪人
未婚。昆虫系ベースの下級怪人。
背の低さをコンプレックスにしているが、身軽かつ俊敏な動きを見せるため戦闘能力は低くはない。
重度の足フェチで、細身よりもどちらかといえば太らかな健康的な女性が好み。
休みの日は友人らと献血に出掛けることがある。
・セミ怪人 (アブラゼミ型)
未婚。昆虫系ベースの下級怪人。
アラサー。昔は根暗で気弱な性格だったが、ある日突然奮起して怪人デビューするに至った。
結婚願望こそあるが話し下手で話題の引き出しも少ないため、大抵は会話が続いた試しがない。思い切って髪も茶髪に変えてみると、服装のせいか持ち前の陰キャ感は拭えなかった。不遇。
趣味はカラオケ。妙にカッコつけた歌い方をするため一緒に居ると場が盛り下がる。しかし一部に熱狂的なファンがいるとかなんとか。
・クモ怪人
未婚。昆虫系ベースの下級怪人。
根暗で引きこもり体質だが戦闘能力が高く、外回り営業の第一線で活躍している。心理操作に富んでおり、罠にかけたり相手を絡め取るような戦法を得意としている。
自室空間に特段のこだわりを持つが、頻繁にレイアウト変更をするため度々物が散乱している。
好きな食べ物はオクラと納豆。
趣味はハンモック制作で、彼の作る寝具は気分良く安眠できると多方から評判である。近々オーダーメイド受注をはじめようかと経済についてやホームページ制作の勉強も始めている。
人前には見せないがかなりの努力家。
・フナムシ怪人
未婚。昆虫系ベースの下級怪人。
勤勉で努力家だが戦闘能力に欠けるため、施設内の大浴場の管理を任されている。とにかく綺麗好きで少しの水アカも見逃さない。表情には出さないが、浴室内で行為に及ぶ不届者たちに内心イラついている。
休日は清掃ボランティア活動に励む、真っ当な好青年。
・ナマズ怪人
既婚。魚系ベースの下級怪人。
元は外回り営業担当であったが、過去に任務で腰を悪くしたために引退。今は大浴場の番頭を任されている。いつもニコニコ気前のいいおじさん。
趣味はテレビ鑑賞だが長時間視聴は目が疲れるので、お気に入りの番組は録画することも多い。
度々入り込む地震速報のテロップ表示に憤る。
・オケラ怪人
既婚。昆虫系ベースの下級怪人。
施設に拉致される前は工事現場の若頭だったが、道中に起こった不慮の事故により半身不随となる。
自ら改造手術を申し出て運良く成功し、再び工事現場に携われる毎日に悦びを感じている。
趣味はパチンコ。よく負けて帰っては鬼嫁にこっぴどく叱られている。
・モグラ怪人
既婚。動物系ベースの下級怪人。
地下施設工事のスペシャリストでオケラ怪人の直属の先輩にあたる。よく後輩に誘われて一緒にギャンブルに行くが、だいたいは彼の方が一人勝ちして飯を奢るという天性の運の持ち主。
趣味は日焼けサロン通い。
・ローパー怪人
未婚。クラゲやタコなどの軟体生物をいくつか合成して改造された上級怪人。
上層の独房エリアの上長を務めている。
身体の殆どを改造しているため、声帯も人間のモノとは異なっており、水の中で喋っているかのような独特の声を発する。マンメンミ。
性格はいたって冷静沈着で、部下や外部の人員からの意見も十分に考慮したうえで運営に取り入れられる柔軟な思考を持つ。
また手先が器用な他、腕以外に脇の下や背部からも数多の触手を出すことができ、一本一本を独自に動かすこともできる。
体液には特殊な神経毒が含まれており、取り入れた者の快楽中枢を直接刺激することが可能。女性敵に対しての優位性が非常に高い。
趣味はミニチュアのジオラマ制作。以前はペーパークラフトに挑戦していたが、紙が濡れて使い物にならなくなってしまったため、やむなく諦めたという経緯がある。
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はい。どうやら今回は文字数や設定の都合でここまでとの伝言ですの。後半、妙に雑になった感じがいたしましたが気のせいでしょうか。
それに総統さんの項目に限っては編纂者の私見が大きく反映されておりませんでして? 公的資料としていいんですの? この状態で。
まだ触れられていない怪人さん、見習い魔法少女の花園桃香については次回以降でのご紹介となりそうな予感ですわね。
今後に乞うご期待! とでも申しておきましょうか。
その頃にはきっと私や茜の情報も更に追加されているでしょう。もう少し踏み入った内容が見え隠れするかもしれませんの。
あ、予め言っておきますが別に私の過去や痴態を大衆の面前に晒したいわけではございませんのよ。その辺はもっとお話が進んでいけば勝手に分かってしまいますでしょうし。
それでは大変お待たせいたしましたが、次から本編に戻りますの。
花園さんとの出会いから数日が経った日の、静かな昼下がりからお話再開となるのでございます。