神殿へ
すいません!
投稿するの忘れてました!!
タイガ様と一緒に馬車に乗って神殿に向かったのだけど、馬車って見た目はいいけど、けっこうお尻にくるものなのね。
「そう言えば、まだ名乗っていませんでしたね。
私は神官長の息子のタイガという。
見ての通りアヌイーだ。
君は?」
ふふふ♪来たわ!
なるべく守ってあげたくなる様に、振る舞わなくちゃね♪
「わ…私の名前はサクラと言います。
すみません…ちゃんと調べた事がなくって。
犬種はよく解らないんです。」
私がそう言うと、タイガ様は黙り込んじゃった。
あれ?どうしたの?
ゲームのセリフはコレで合ってるわよね?
「それはおかしな話しですね。
我が国では2歳の時に全国民犬種を調べて、登録される事になっています。
それが解らないとなると、貴女の親族には虐待の疑いが……
解りました!
それで家を出てあの様な店で働いていたのですね!!
早速、聖騎士団に命じて調査させましょう!」
ええっ!?
ちょっとヤバいじゃん!!
『私の犬種がよく解らない』っていうのはゲームの設定で、そんな#大事__おおごと__#になるなんて知らなかったのよ!
「あ…あの、私の犬種がよく解らないのは母が私を私生児で産んだからで……
別に虐待されてた訳じゃ…… 」
慌てて言い訳をして誤魔化した。
忘れてたわ!
タイガ様って思い込みが激しいのよね。
もし実家を潰されたりしたら、私の出生の証明が出来なくなっちゃう。
「タイガ様、間も無く神殿に到着します。」
御者役の神官が神殿に着く事を知らせて来たわ。
これから暫くは神殿で大人しくしていないと……




