序章
初めまして、初投稿です!
兼ねてから小説を書きたいと思っており形にできるいい機会を得たので書かせて頂きました。
長編にしたいと思っていますが初心者故、分からないところも多くございますが、楽しんでみてもらえたらなと思います!
ご意見、質問、ご鞭撻など是非待っておりますのでよろしくお願いします!
いつもと変わらぬ人混み、邪魔。
いつもと変わらぬ音、耳障り。
いつもと変わらぬ匂い、臭い。
何もわからない日常が今日も過ぎて行く。
つまらない毎日に大きな欠伸が出る。
放課後の夕焼けが夕飯を連想させる。
「今日はカレーがいいな…」
なんてポツリ呟き正門をくぐる。
頭はいい方だし、運動はそれなりにこなせる。顔立ちは誇れる。そんな神在劔だが欠点があるとすれば友達がいないことぐらいか。
全てにおいて無気力、面倒臭い。やればできるがやる気が起きない。この性格のお陰である意味、一目置かれている。当然彼女は一度もいない。まぁいいか、面倒だし。
家に着くまで魅惑は沢山ある。ゲーセン、新作のスイーツを出したカフェ、道端で寝転ぶ猫。
猫の魅惑には勝てずひと撫ですると家はもう目の前だ。玄関のドアを開けると願望通りに今夜はカレーだ。匂いを嗅ぐだけで腹が減る。外とはまるで別世界だ。
「ただいま。」
靴を脱ぎながら覇気のない声で帰ったことを知らせ、自室に着替えをしに行くべく階段を駆け上がっていく。
ドクン
あれ、目眩がする。
ドクン
足下がふらつく。
ドクン
頭痛がする。頭が割れそうだ。
ダメだこれ…。なんとかして自室に…。
階段を上がり突き当たりの部屋が自室だ。
力のない手で何とかノブを回し、扉を開ける。あたかも死ぬかのようにベッドに倒れこむ。
死ぬのかな…俺。
ふと意識を取り戻せばセピア色の風景まるで投影しているかのように目の前に映る。夢の中か?意識はある、目もしっかり見える、手を鳴らせば無限に響くが如く聞こえる、耳も問題なさそうだ。声も、うん良く響く。先程の事が嘘かのように万全、夢じゃない程鮮明だ。
目の前には相変わらずセピア色な風景が映っている。目を凝らすと何処かの街だろうか。業火につつまれ、ほとんどの家が燃えている。それと異形な形をした何かが複数倒れている。何かは分からないがはっきりしていることと言えばこの世に存在しないもの。
夢中になって見ていると急に暗転したかのように真っ暗になったかと思えば誰かの視点に移る。その視点の先には人が刀を持って話しているが何を話しているかわからない。それと同時にその視点は一直線にそこに向かう。手にしているのは刀だろうか。それをふりかざし斬りつけたかと思えば急に体に鈍痛が走り、視点は天を仰ぐ。多分斬り合いに負けたのだろうか、鈍痛だけが知らせてくれる。
あれ、俺夢の中でも死にそうになってんのか…?
遠退く意識、今度こそ死ぬ…。
ピピピピピピピッッッッッ!
耳を貫く高い音、その音で目を覚ます。
「なんだ…夢か…、最悪な夢だな…」
安心で思わず声にでる。前日の体調不良で気絶でもしてたんだろうか。欠伸とともに背伸びをすればふと窓の外に目をやる。いつもと変わらぬ風景が…あれ?違う、何か違う。見慣れたはずの風景なのにいつもと違う。
「何処だ…ここ…?」




