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1話 はじまりの 01





神様なんて大嫌いだ。

神様なんて…大嫌い…大嫌い…だいきら…


「嘘です嘘です助けてくださぃ!!!?」


海に突き刺さって魚をとる鳥を越えようかという猛スピードで大穴の奥深くへ落ちながらクオリアは信念を呆気なく崩して、神へ懇願した。


「あぁッ落ちる!落ちちゃう!!!お願いします神様どうか御加護をォ!!?!?」

当然これまで信仰のなかった者をいきなり容易く受け入れるほど神は優しくなく__


ッッ!!底がっ!!底が見えちゃった!!嫌だまだ死にたくないぃぃぃぃあー走馬灯ダー

まるでこれまで信仰しなかった罰であるかのようにクオリアの脳内に走馬灯が流れた。


(あっ初等学校のときのリンフィ先生可愛イー)

ってそんなこと思ってる場合か!!?

自分で自分にツッコみ、死なないために思考を回転させる


「か、風魔法ならいけるか??」

体の下に杖を指し、詠唱を始める。


「かつも______バァァアアアアアアアン!!!!!

3文字喋ったところで杖が赤色に染まり大爆発を起こした。

2度目の走馬灯を見ながら

「てか俺風魔法とかできないじゃん…」

と呟き、土に顔からもさっと突き刺さった

地面直前で爆発したため、爆風が落ちる速度を相殺し、奇跡的にぺしゃんこになることはなかった。











ねぇなに?アレ

うわなんかくっさいぞ?ヘドロの匂いがする

新手のモンスターなんじゃないか!?

「…」

嘲笑や蔑みを道を行く人々から飛ばされながら顔を赤面させ、ダッシュで教会に入る

奥の水浴び場までぐんぐん加速していきながら角を曲がろうとし______


「キャアッ!!!!!」

「んんっ!?!?」


突然角から飛びててきた少女に今から自分の体にブレーキをかけたところでスピードが落ちることもなく、少女の胸へ飛び込む体勢になってしまった。

(やばいっ!!このままだと胸に飛び込んでしまう!!いやっもうこの際飛び込んでしまおう!!!)




ゴツンッ…


「痛い。」

女性の胸に頭があたったことで生じるとは思えないほど鈍い音が響いた。

(まさか鎧を着ていたのか…いやでも)

そこまで思考を回し、目を開ける



「……ひん…にゅ…う……………。」


あっ…そういう……夢が無_____


「ちょっと!いつまで引っ付いんの…って…何この泥、くっ臭いっ!?キモい!!早く離れてっ!」

顔を蹴飛ばされてぎゃっという声が口から漏れる。



「あんた最低…聖衣をこんなに汚して……ユルサナイ」


「えっ」

突如殺気を感じる、発信源はどうやら目の前の少女みたいだ。聖職者であろうものの顔とは思えないほど顔を憎悪に満たし、髪が宙を舞い、その容姿は見たものを石化させるというメデゥーサのそれだった。



(あかんこれガチだ)

初めて本物の殺気を受けるクオリアはで水浴び場へダッシュで向かう

後方からマテェ!!マテェェ!!?と叫ぶ怪物から逃げる。ドロまみれ2人組の追いかけっこが始まった。



散々逃げ回ってなんとか女子禁制の男子専用水浴び場に入ることができた。扉を閉め、鍵をかけ、予備の鍵も閉める。

ガンガンガンガン!と扉を叩く音とデテコォイ!!とメデゥーサが叫んでいる


「こ、これでなんとか……というか今日走ってばっかりだな…」

とりあえず水浴びを終わらすと、念の為鍵だけ開けて、裏口から水浴び場を後にした。





最後まで読んでいただきありがとうございます。

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