第3話 初戦闘
「」ユウト 『』ハヤト
ー 深淵の森 ー
「装備は揃ったみたいだな」『おう、バッチリ
だぜ』「あとポーチには食料と水くらいだな
入ってるのは」『そうだな、てかここ森だよな?見渡す限り木しかねーよ」『でもこういう時はテンプレだとモンスターがでるよな?』
'キャキャキャキャキャキャ'
黒板を引っ掻いた時のような音が森に響く
『待ってました、みたいな出かただな」「だな、俺の剣の鯖にしてやるぜ」
《看破》
名前 ゴブリン
種族 魔獣
HP 100/100 MP50/50
スキル 繁栄 絶倫
"雑魚じゃねーか!!"
「4体か、じゃ2体ずつだな」『じゃあ、右もらうわ』「おっけー、俺は左だな」
2人はFPSゲームやMMORPGゲームではランキング上位に入るほどの強さを誇っていた。
ユウトは左側の2体の方へ駆け抜け太刀を抜く。
抜く一刀で1体を両断し片付け、返す刀でもう1体の胴を切り裂く。一方ハヤトは相手の棍棒を盾で受け流し、片手剣で相手の腕を切りとばす。そこへ、もう1体が攻撃を仕掛けてくるが横へずれることで回避し、そこへ一太刀を浴びせる。2体が怯んでいるうちに剣の能力をつかい雷を刀身に纏う。そのまま2体に向かって横薙ぎの太刀を浴びせる。
この間1分もかからずのことである。
『ま、こんなもんか。てか、この剣やばいな
ゴブリン丸焦げで炭化してるぞ』「ふぅー、
あんまし相手になんねーな、装備が強すぎる」『だな、せめてオーガとかオーク、できれば
ワイバーンあたりと戦りたいな、これじゃあ練習にもなりやしないぞ」
普通ゴブリンは成人男性が苦戦してやっと倒せるくらいのレベルなのである。装備が強いというのもあるが、立ち回りはこの世界でも強さは上の方であることは間違いない。
「そういや、お前千里眼のスキル持ってたよな?それ使ったら周りに街とかないかわかるんじゃね?」『たしかに、忘れてたわ』
『《千里眼》』
『んーー、見た感じざっと100kmくらいかな
見れんのは、いやー森だなー。木しか見当たんないわ。』「道とかないの?」『道はないけど洞窟みたいなのあるわ』「ダンジョンとかねーのかな?そこいってみよーぜ」
かくして2人の初戦闘はあっさりと終わったのだった。
地道に上げてきます。