表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

企画「ひだまり童話館」参加作品

とろとろしたら

作者: 奈月ねこ

企画「ひだまり童話館」のお題「とろとろな話」です。

 とろとろ


 イライラ


 とろとろ


 イライラ


「もっと速く歩けねーのかよ!」

「だって暑いだろ。速くなんて歩けねぇ……」

「もう少しだろ!」

「……その少しが遠いんだよ」


 とろとろ


 イライラ


 とろとろ


 イライラ


「だーっ!イライラする!あと少しだぞ!見えてるんだぞ!」

「ああ、ほんとだ……」





挿絵(By みてみん)


 ヒラヒラと熱風にさらされて《氷》と書かれたのれんが揺れる。




「あー、かき氷は夏には欠かせないな」

「生き返るよ」

「お前がとろとろしなければもっと早く食べられたんだぞ」

「まあいいだろ。こうして涼しくなったんだし」

「まあな」

「とろとろゆっくり歩いた分うまく感じるな」


イラストはフリー素材です。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] シャキシャキ歩けば、もっと早くシャリシャリのヒエヒエのキンキンになれるのに……(笑)(´Д`|||)
[良い点] とろとろの子と イライラの子の仲の良さを感じられて とても ほのぼのしました! 2人で食べるから うまいのかも知れませんねw
[良い点] とろとろしたら 拝読させていただきました。  暑い場所を歩いて来て、かき氷を食べるという温度差と「とろとろ」歩く相方にもう一方が「イライラ」している二人の温度差が「とろとろ」「イライラ」を…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ