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変態女神が創ったRPGはろくなもんじゃない  作者: 山田千春
第一章 変態女神からの手解き編
2/8

第二話 変態女神を尻に敷くの

2014/9/2 文章表現の変更

「やあ、こんにちはなのじゃ。いきなりなのじゃが妾は女神様じゃ」

「は?何言ってんだお前?」


 浅那は突然の事についていけない。それに相手は怪しい人物気をぬくわけにはいけないと心構える。


「いやいや信じられないかもしれないのじゃが本当のことなのじゃ」

「何自分で『神』とか名乗っちゃってんだよ。マジウケるわ。厨二病乙」


「なっなんで信じないのじゃ。」

「そりゃまあいきなりそんな事言われたって信じないわな。初対面で相手の印象が決まるんだ。オレの中でのお前は一生変人扱いだから今更何を言ったところで変わらんぞ?」


「いや、信じるのじゃ。たしかにいきなり出てきたのは悪かったとは思っておるが……」

「てかここ何処だよ。オレがいままで居た教室……じゃあねぇよな?」


「よく気がついたのじゃ。流石は妾が見込んだ男なのじゃ。結構大変だったのじゃよ?いちいち人のつまらん私生活を覗き見して選別してかなきゃならなかったよじゃから」

「きゃーへんたーい勝手に私生活覗くとかストーカーじゃねぇか。おまわりさんこの人です」

「お主やっぱり突然キャラ変わるのじゃ……」

「大丈夫だ問題ない」


「そろそろ本題に入ってもい……「言わせねーよ?」いや、言わせるのじゃ」

「しょうがねぇさっさっと言えよ。あんたの話の相手してやるほどひまじゃないんだ」

「毎日ゲームしかしてないのにかの?」


「やっぱり私生活を覗いてたってのは本当だったみたいだな」

「酷いな疑っておったのか、こう見えてもしっかりと覗き見してたのじゃよ?」

「いや、威張れねぇからな?犯罪だからな?」


「とにかく話を聞いて欲しいのじゃ」

「話を聞くだけだかんな……」

「まずいきなり呼び出して済まなかったのじゃ」

「ああ、まったく迷惑な話だ」

「そこは気にするなと言うところじゃないのかの?」

「細かい事は気にするな」

「うっうむ……」


 話が長かったのでまとめてみると――

 まず第一にこいつが本物の女神だと仮定した場合なのだが

 今どうやら神達の間では地球のゲームや本などがが流行っているらしい。その中でもRPGは大人気だったようだ。この女神もそのRPGに魅せられた中の1人だ。


 しかし万物を司る神達である。ディスプレイ越しでは物足りなかったのだろう。ではもっとリアリティーのあるゲームはないかと探していたらVRMMORPGというものを本の中で見つけたらしい。


 しかし現実世界ではまだ開発はされていない。もうダメだと皆が諦めた時、誰かが言ったと言う。


「ならいっそのこと新しい世界を創ってそこで遊べばいいじゃない」


 要するに「仮想世界が駄目なら現実世界でやればいい」ということらしい。いくらなんでもむちゃくちゃだ。そいつの一言のせいでいまオレはここにいるのだ。一発ぶん殴ってやりたい。


 そしてその言葉に衝撃を受けた神達は早速その時、神達がプレイしていたゲーム、『サフラン・コード』を手本にして取り掛かったという。このちなみにこの女神はスキルや職業(ジョブ)などの作成をしたという。


 しかし、完成したのはいいがある問題があったという。それは神達があまりにも強すぎたということだ。ゲームシステムの補正が無い素の状態でさえ強さが半端ではないのだ。魔王なんて開始数日で討伐されたという。さらにパワーを抑えきれなくて町が幾つか消えたという。


 そこで今度はペナルティを与えたようである。つまりもともと持っていた力が使えなくなり、肉体も弱体化する。そうなると今まで力にたよっていたので今度はまともにプレイ出来なかったそうである。


 それで難易度の調節も出来なかった。そしたら今度はまた誰かが発言したそうである。


「サフラン・コードをプレイしている人を拉致ってくればいいじゃない」


 やっぱり一発ぶん殴ってやりたい。それでオレが選ばれた訳だがその理由が

「適正者の名前を書いた紙を壁に貼ってダーツを投げたら刺さったのがお主じゃった」である。どうやらオレは第一地球人だったようである。ふざけている。


「つまりお前はオレにβテストをやれっていっいる訳か」

「おお、そうじゃわかってくれたか。それにもしこれが成功したら一攫千金ものぞ?」


「ふむ、異世界には興味がないわけではないが、正直言ってあまり気乗りはしないな……」

「ふふん、そんなお主に朗報じゃ。なんと今βテストに参加すると10の祝福が受けられるのじゃ」


「なんだそれは?」

「ふふふ、よく聞いてくれたのじゃなんと、初期状態で10のスキルを所持して始められるのじゃ」

「おおーそれはすごいのか?」


「それはすごいなんて言葉で言い表せないほどにすごいのじゃ。なんていったって好きなスキルを選べるのじゃぞ?しかも10もじゃ。それに今なら職業(ジョブ)も選び放題じゃ」

「おお!それはなんか凄そうだな」

「そうじゃろそうじゃろう。ではやるかの?」


「1つ聞きたい。危険はあるのか?」

「GAME OVER=死というだけじゃ。簡単であろう?」

「成程じゃあやっても……は……?死ぬの?ゲームで?」

 どこのデスゲームだよと思う。

「当たり前じゃろう?これはゲームという仮想世界ではなく異世界という現実世界じゃぞ?だがお主ならもちろんやってくれるじゃろ?」


「断る」

「!?なんでじゃなんでじゃ魅力的であろう?」

「悪いが早死にしたくはないんでね」

「ははーん。こわいのじゃろ?びびっておるのじゃろ?お主も男じゃろうに情けないのぉ〜」


 そこで俺の中の何かがきれた。

「ちっ!そこまで言うならやってやるよ!」

反射的に言い返してしまった。

「おぉーさすがは妾が見込んだ男なだけある。その言葉に偽りはないじゃろうな?」

「あぁやってやるぜ」

もう後には退けない。こうなったからにはやってやるぜ。


「だが代わりに条件があるぞ?」

「了承した。それについてはお主の意見を尊重させて貰うとしよう。」

「じゃあ遠慮なく言わせてもらおうか」

「なんでも言ってみるのじゃ。権力かの?お金かの?それとも奴隷でハーレムでもするかの?」


「いや、どれでもない」

「ほぅ、では何を所望するというのかの?」

「オレ専用の新たなスキルと職業(ジョブ)が欲しい」

「そんなめんどくさいことやりたくないのじゃ」

「いいのか?覗き見してたことばらすぞ?」


 女神(自称)の眉がピクリと動く。

「誰にばらすのじゃ?誰も信じないであろう?」

「ああ、そうだな。だけどオレを逃したらまた覗き見して適正者とやらを探さないといけないんじゃないか?この機会を逃せばRPGの完成までまた遠くなるだろう?そうなれば他の神々から反発を買うはずだ。そうなればもうわかるよな……?」


「うっ……痛いところを突いてくるのじゃ。やなのじゃ。やりたくないのじゃ。めんどくさいのじゃぁ」

「ぐずぐず言ってないでさっさと始めろや」

「うぅーわかったのじゃ」

女神「ひどいのじゃー浅那がひどいのじゃー」

浅那「まだ異世界へは行かないんだな」

女神「ひどいのじゃーひどいのじゃー浅那が無視するのじゃー」

浅那「そんなこた言ってないでさっさとやれよ」

女神「お主は分かってないのじゃこの大変さが」

浅那「ああ、分かってねぇし、分かりたくもねぇよ」

女神「うぅー」

浅那「ってかまだ略称決まらねぇのかよ?」

女神「しょうがないのじゃ。一話を投稿してからまだ12時間経ったか経ってないかじゃぞ?」

浅那「作者はバカなのか?そんなペースでやって、ストックもないくせに。失踪ENDになるぞ?」

女神「それを言ってはダメなのじゃーガンバルのじゃー」

浅那「ってかオレはキャラ変わってねぇからな」

女神「それはもういいのじゃー」

浅那「ってかそろそろお前の名前教えろよ」

女神「ふふふ、次回に期待なのじゃ」

浅那「(あっまだ考えてねぇな)ってか随分ながくねぇか」

女神「今何か失礼な事考えたであろう?それはそうとして、しょうがないのじゃ。詰め込み過ぎたのじゃー」

浅那「作者もまだたまだ未熟って事か。しっかりしてほしいぜ」

女神「精進するのじゃー」

浅那「次回、『第三話 試し殴りをするの』」

女神「物騒じゃのう。ということはついに戦闘かの?お楽しみになのじゃー」

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