ケンカはダメだよ
ランくんとラナちゃんは、とっても仲良しの兄妹です。
朝ごはんをいっぱい食べると、今日も二人の楽しい遊びが始まります。
二人のお家の隣には、世界中の珍しいものを売っている、不思議なお店があります。
ガラガラと扉を開けると、そこには……壁一面に、大きな亀が何匹も飾られていました。
甲羅はピカピカと虹色に光っていて、今にも動き出しそう!
大きなものは、ラナちゃんと同じくらいの背丈があります。
初めてお店に入った時は、怖くて二人とも泣いてしまいましたが、今はもう平気です。
だって、お店の棚には、美味しそうなアメやドーナツがたくさん並んでいるんですもの。
この間は、お母さんに「サトウキビ」を買ってもらいました。
ほうきの持ち手のようなサトウキビの皮を、お母さんが少し剥いてくれました。
「美味しいから、かじってごらんなさい。とっても甘いわよ」
二人がおそるおそるかじってみると、口いっぱいに甘い汁が溢れ出しました。
「わあ、美味しい!」
でも、二人が毎日お店に通うのは、お菓子のためだけではありません。
おじいさんが大切に飼っている「小鳥」に会うのが、何よりの楽しみだったのです。
小鳥は、お店の奥のお部屋にある、木の鳥カゴの中にいます。
普段は置物みたいに動かないけれど、ご飯の時間になると、ぱちりと目を開けて、宝石のような黄緑色の羽を大きく広げるのです。
羽をバタバタさせて、綺麗な声で歌う小鳥。二人はこの小鳥が大好きでした。
二人は、おじいさんが小鳥のご飯を作る様子を眺めるのも大好きでした。
綺麗な硝子の器に、赤、緑、黄色といった色とりどりの穀物を入れて、ゆっくりとすり潰していきます。
細かくなったところに、魔法のような「透明な液体」を混ぜ合わせれば、特製ごはんの出来上がり。
小鳥は嬉しそうに歌いながら、それを一粒ずつ食べていきました。
「今日も美味しそうに食べてるね!」
「うん、嬉しそうだね」
二人が楽しそうに眺めていると、おじいさんが尋ねてきました。
「二人とも、このエサを作ってみたいかい? 作って、エサ箱に入れてあげたいかい?」
二人は目をまんまるにして、大きな声で答えました。
「つくりたい!」「ぼくも、つくりたい!」
ところが、そこからケンカが始まってしまいました。
「ランくんはダメよ、上手くつくれないわ」
「ラナこそ上手くできないよ! この間、お皿を割ったじゃないか」
「できるもん!」「できないよ!」
二人の声がだんだん大きくなっていった、その時です。
「こら、ケンカをやめなさい」
おじいさんが低い声で言いました。
「これ以上、ケンカを続けるのなら……」
おじいさんは言い終わると同時に、大きく口を開けました。
すると、なんと……ポロッ!
おじいさんの「歯」が取れて、こぼれ落ちてしまったのです!
「ああっ! おじいさんの歯が取れたーーっ!」
二人はびっくりして叫びました。おじいさんは悲しそうな顔で言いました。
「困ったねぇ……。二人がケンカをやめないから、驚いて歯が取れてしまったよ」
二人は、おじいさんの体が壊れてしまったと思って、わあわあと泣き出してしまいました。
「どうしよう、おじいさんの歯がなくなった!」「ごめんなさい、ごめんなさい!」
「……もう、ケンカはしないかい?」
おじいさんが尋ねると、二人は涙を拭きながら、
「もうしません!」「絶対しません!」
と、声を揃えて答えました。
それを聞くと、おじいさんはニッコリと笑いました。
そして、手元の歯をひょいと口の中に戻したのです。
「さあ、もう大丈夫。二人がケンカをしないなら、わしの歯は元通りだ。でも、またケンカをしたら、また取れてしまうからね」
それからというもの、二人はおじいさんの前では絶対にケンカをしなくなりました。
おかげで、小鳥のエサの作り方も、優しく教えてもらうことができました。
けれど、困ったこともありました。
お家でついケンカになりそうになると、どこからかお母さんがやってきて、こう叱るのです。
「こら! そんなにケンカばかりしていると、またおじいさんの歯が取れてしまいますよ!」
それを聞くと、二人は慌てて仲直り。
「ごめんね、ラナ」「いいよ、ランくん。おじいさんの歯、大丈夫かな?」
二人はお店にいるおじいさんを心配して、顔を見合わせるのでした。
おしまい
このお話は、AIと相談しながら文章を整えた作品です。
AIに文章の作成を手伝ってもらいました。




