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一千一瞬物語

「それを人は……」



巨大隕石の激突で、人類は全滅し、


僕と、美少女の吸血鬼だけが、生き残った。



僕は、美しく、可憐な彼女に魅せられている。


しかし、彼女に近づくと、僕は吸血鬼にされてしまう。


それは、こわいことだし、何より人類が滅亡してしまう。


それは、いやだ。



彼女は、僕の血を吸いたくてしかたがない。


だが、僕の血を吸ってしまったら、人間はもういなくなってしまうのだ。


彼女は、人間ではない僕には興味はない。


彼女の存在理由、そして唯一の楽しみは、人間の血を吸う事であって、


人間のいない世界に、彼女は耐えられない。



僕は彼女に噛み付かれないように、彼女は僕への衝動を抑えるために、


お互い惹かれあいながらも、近づくことができない。


できるのは、遠くからお互いを見つめ合うことだけだ。



それでも、僕たちは、いつ、どんなときでも相手をおもい、


一瞬でもわすれることはない。



(了)


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