前へ目次 次へ 4/7 検査 知りたくなかった。 君は人間だと信じたかったけど、人間ならわざわざ博士が直しに来たりしない。 「ま、そういうことだ。少し検査するから、離れてろ。うまくいけば意識が戻るかもしれん。」 泣きたい気分だったが、意識が戻るかもしれないという一筋の希望に、僕は懸けた。 「うーん……この回路がやられてるな……ついでに37番のねじにガタがきてる。これじゃ倒れるわ。……ん?」 時々聞こえる博士の独り言を聞いていると、君が人間ではないということが僕に重くのしかかってきた。