始まりの夢 その1
「••••••••••くっまだか」
(んっ•••またあの夢か)
タッタッタッタッタッタッ•••••
どこまでも続く足音、そしてなにを求め、なにを目指し走っているのかわからない謎の男が頭から離れなかった。
(これで何回目だろうか)
タッタッタッタッタッタッ••••
ぐるぐるしている螺旋階段を何かから逃げるように焦りはしっていた。
「後少しなのに••••••」
(おっ前に言わなかったことをいっている)
そしてその謎の男は突然立ち止まりなにかをいっているように見えた
(あの顔どこかで••••)
そんなことを考えているといつの間にか目が覚めていた。
少しぼーとした後に立ち上がり朝の準備をし始めた
カーテンを開けて窓ごしに空を見るとスズメが飛んでいた。
「平和だな〜」
あの夢の後はいつもこんなことをいって空を見ているような気がする。
そして左に置いてあった置き時計に目をやる。
(んっ⁇)
目をこすりもう一度時計を見る。
「や、やってしもうた〜‼」
都会の中心にある家なのについこの時は大声をだしてしまった。
現在の時刻は7時40分
ほんでもって学校の朝のホームルームは8時である•••••••••••
どう見ても遅刻である。
ダダダダダダダダダダダダ•••••
峡斗は階段を飛びおり急いで家を出た。