蛇足・武装資料集
クレンの現時点までに使った兵装の資料です。参考までにどうぞ。
武装(魔術兵装)
・ルーンの槍
ルーの槍とも称される槍。
作中ではどす黒い長槍として登場。
ケルト神話においても有名な武器の一つ。
伝承の中では毒液の壷にその穂先を浸けて置かないと柄がたちまち燃焼し持ち主を危険にさらすというある意味、諸刃の剣のような性質を持つ。作中ではその燃焼能力を外敵にも向けられる様になっている。
使用するには大変リスキーな分、攻撃力、殲滅力は過大で燃焼能力も相まって中距離広範囲戦闘では無類の強さを誇る。
ダーインスレイブ
知る人ぞ知る魔剣の代表格。伝承においては、一度鞘から抜き放てば生き血を浴びて完全に吸い付くすまでは鞘に収まらないと言われている吸血剣。作中での効果はこれより若干吸血率が下がっている。
が、吸血する時点で既に効果は最悪で、人間相手ならかすっただけでも確実に死に至るという、血液を持つ全ての種族の天敵といってもいい剣である。
作中では血管の様な赤い紋様が脈動する紫の大剣として登場する。
ミョルニル
謂わずと知れた神格武装。
北欧神話に登場する、雷神トールの持つ戦鎚。
『粉砕するもの』を意味し、どれだけ強く叩いても壊れず、投げても的を外さず再び手に戻り、大きさを変える事もできるという正に何でもアリな武装。
しかしながら柄が極端に短いという欠点がある。
神話上では多くの巨人を屠ったとされ、その威力は莫大で、一撃で死ななかったのは世界蛇だけだったという。
作中においては、元来の使い手であるトール以外の人物、クレンが使用した為性能が下がっている。
能力は、魔力を籠めた分だけ鎚の部分が巨大化する、巨人或いは大型の生物に大しては一撃必殺が可能となる(大型以下のサイズの生物に至っては言わずもがな一撃で死ぬので除外)。
欠点として、先程上げた柄が極端に短いことと、一撃一撃に魔力を込めなければ成らない為、魔力の消費が激しく燃費が悪い点が挙げられる。
ミストルティン
宿り木を意味する剣、或いは矢。
様々な小説や物語に登場し、槍や技名、果ては魔法と姿形を変えて存在する。
作中においては籠手のようなものにミストルティン本体を取り付けたパイルバンカーとして登場。
効果は、ミストルティンを打つ際に籠めた魔力の量を二乗に変換して対象を貫くというもの。ローコスト・ハイパワーである。
ただし、一度打ったら、攻撃した際の余剰魔力の放出、いわば冷却にかなりの時間が掛かる為、実質一戦闘に一回しか使用出来ないという穴がある。




