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あの夏の天使。〜不可思議なひと夏の物語〜  作者: みかん缶
序章 不可思議な夏の始まり
6/10

夏休み前日;7/27 ー②第三者視点の思い出 3ー

寝起きってねむいですよね(*pω-)。O゜

で、眠気に負けて二度寝して

また起きて また寝て。

今が夢なのか現実なのか

それすらも……まどろみに消える

あのぽやぽやしている瞬間が1番私は好きです。

カナカナカナカナ…


…あれ?

涼しい風が頬に当たるのを感じる。

ぼんやりと目を開けるとハタハタと

少し黄ばんだカーテンが風ではためいていた

気持ちいい…。

また、ゆるゆると景色がかすみはじめる。


あぁ

もう少し、もう少しだけねていたい


窓が開いているからだろう、蝉の声がする。

寝るに寝れない絶妙な音量で鳴いている…


カナカナカナカナ…


せみ、うるさいなぁ


……けど何でだろう。

蝉の声がさっきまでと違う…?


「僕、何してたんだっけ」


声を出したのが良かったのだろうか?

だんだんと意識が覚醒していく。

そうだ、皆の事追いかけなきゃ行けなかったのに

急にすごく眠くなって…

まずい

今何時だろうか?

勢いよく立ち上がると少し目眩がしたが、

そんな事を気にしている場合では無い。

本棚の裏から出てみると、今度こそ

図書室に中には人1人おらず

時計は午後6時半を指していた。窓をみると

空もすっかり夕暮れ色になっている。


「やってしまった…。」


そう思わず口にする。

いよいよ授業中に起きれるか怪しくなってきたと

空の色とは違い僕の顔は青ざめる

とにかく、この時間に何をしていたか思い出してみよう。


「はぁぁぁ。まったく何で夢なのに、

何かこう、思い通りにいかないものかな」


やはり、この先の展開を知っているというのは

いい面もあれば悪い面もある。いい面にばかり目が

行ってしまうことが多いが、未来を改善出来る反面

その余裕による慢心で更に悪い方に導いてしまったり、

些細な出来事の見逃しに繋ながるのだ。

そして、何より諦めがちになってしまう。

無駄だと分かっている事にわざわざ挑戦できる人間はそれ程多くないだろう。しかしその一件意味の無い

挑戦は殆どが気付かぬうちに回り回って

未来に結果をもたらす。

未来を知る者をまるで嘲笑うかのように、

諦めは必ずいずれ自分を苦しめる。

挑戦もせずに諦める者に望む未来などはないと

きっと神様が笑っているのだ。



まあ未来が分かるのは、夢の中に限った話だし…

何より、過去から逃げ続けている僕が

言えたことでは無い。

……何はともかく図書室から外に出よう。


表口の扉を開けると

目の前の窓から綺麗な夕日がみえた。


誰も居ない廊下と

水の中にいるようなぬるい空気、

そしてステンドグラスのように床に落ちる影が

まるで別世界へと来たかのような、

奇妙な現実味を僕に与える。


玄関はまだ空いているだろうか?

今すぐに学校から出てアソコに向かわなければ。

廊下を走り始める。

すると

突然、誰も居ないはずの廊下の空気が大きく揺らぐ。

思わず後ろを振り返ると

そこには先程見た…



記憶に無い白髪の少女が1人

ポツンと立っていた。





予想以上に長引く明晰夢。

まだ主人公が授業中爆睡してるだけで

夏休みすら始まってないんだよなぁ…( ᐛ )


ここまで見て下さりありがとうございます!(´▽`)

最低週1回の週5回投稿目指しておりますm(*_ _)m

良ければこれからも見ていってくれると嬉しいです!

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