3話 超能力者Yとヤンキー
ーーー放課後ーーー
…どうしてこうなった!!!予知ではこんなふうになるなんて表示されてなかったぞ!!!
帰り道に…ヤンキーが出てくるなんて!!!
「お前らさ金よこせよ!!!」
「ヒィィィ!!持ってません!!」
えー予知では佐々木が殴られますね。…俺に矛先を向けさせてかわし続けていれば佐々木が長野を連れてるくる未来が見える!相手は一人!かわすだけなら余裕!!!
「金渡すわけねえだろwwwバカかあんた?www」
「このやろーーーーー!!」
左に一歩歩けば…
「俺の拳を避けただと!?」
「雑魚がかかってこいよwww」
ハッハッハッハ!
「山本!!!今長野呼んでくるから!!!」
「了解!」
一応逃げながら避けよ
「てんめええええ!逃げずに殴り返せや!!」
「お前は雑魚すぎて殴る価値もねえよwww」
あははwwwみえるぞwwwお前がどう動くかよwww
「いい加減にしろボケカスうううううう!!」
ここでこいつは落ちてる石を拾って投げてく…どう避けようが回避不能!?せめてダメージを最小限に抑えないと!!!うえーーい!バックでガード!
「オラアア!!オラアア!!オラアア!!」
バックが汚れちゃった!!
「大丈夫か!!!山本!!!」
「バックが汚れただけだ!」
長野が来た!!
「ああ!?戻ってきやがったかバカが!」
フッフッフ長野はな戦闘力だけで言えば最強なのだよ!!
「お前さ!山本のバック汚すなよ!オラ!」
長野の最強の腹パンがヤンキーをふっとばす。
「て!てめえら!覚えとけよ!!!」
はい逃げちゃった
「大丈夫か山本!」
「全然大丈夫!」
とりま家帰るか
ーーー夕食ーーー
「そういえば今日トラックとバイクの衝突事故あったんだっけ?」
「もう!お兄ちゃん!口に食べ物入れたまま喋らないで!」
「お前だって喋ってるだろ」
「うっ!うるさい!」
口の横にご飯粒ついてるし
「ちょうど通勤する道の途中だったのよ…工事があってよかった」
「トラックの運転手が死んだんだっけ?」
「危ないから気をつけなさいよ」
「「はーい」」
俺は時々こんな感じで人助けをしている。
「ただいま!」
「お父さん!帰るの遅いからご飯冷めちゃったよ!」
「ごめんな美玖!会議で遅くなって…」
嘘だな明日渡す美玖の誕生日プレゼント買ってきたんだろ
「その袋何?」
「え、ええっと」
ここで俺がフォローしないと中身がバレる
「俺が頼んでた参考書」
「そうそう!はい!ちゃんと読むんだぞ!」
「お兄ちゃん大学受験なんかするの?」
「するよ」
とりあえずゲームしに部屋戻るか
「じゃ部屋戻るね」
「はーい」
『ブー』
メールか
『さっきのヤンキーさ調べたら青狐学園のやつみたいでさうちの学校の3組のヤンキーに聞いたら4日後にヤンキー同士の抗争があるんだってさwww巻き込まれないようにしろよ』
さすが佐々木情報が早い…予知の結果を言うと長野がこの抗争に参加しちゃうんだよ…どうしよ…
『気をつけるよ』
佐々木にはこれ送って…5秒後に長野から抗争のお誘いが来るようだ
『山本!3組のヤンキーから聞いたんだけどさっきの奴らと4日後に戦うんだって俺は手伝うことになってるんだけどお前も来る?さっきめっちゃ避けてたし!』
仮に参加したとすると俺の左腕の骨が折れ、長野は無傷。参加しなかったら長野が手術必要なぐらいボロッボロになる。ちなみにどんなメールを送ろうが長野を抗争から外すことはできなさそうだ…仮に佐々木が来たとしてもけが人が増えるだけ。参加するしかなさそうだな…その後はなぜか未来予知が見えなくなってる。一応俺の能力も100時間後までしか見れないからな
『じゃ参加してみるよ!』
これでよし…来たるべき決戦に備え握力グリップやっとくか
1…2…3…………100…めっっっっっっっちゃ疲れた!
『君が山本君だな。私は三奈高校のヤンキーグループリーダーの浜木 三貝だ。長野君から話は聞いている。4日後寺の近くの廃工場に制服のまま来てくれ。では』
とりあえず明日になったらもう一度予知をしよう…なんか疲れた寝よう…