目指さない深緑の丘
食事の後、スライムと話したのはクリア後の出来事に関してだ。
クリア報酬で得られた記憶、生活用品。
創造主とリンクしたときの記憶云々
記憶に関しては、少し濁らせるような雰囲気を醸したが頷くだけで終わった
生活用品では、携帯食料、水、簡易テント、下着の代え等で風呂もシャワーも無いのに着替えてもって感じだった
最後に、創造主とのリンクに関してはスライム自身理解しておらず、そういう(リンク)が出来ることすら聞いていなかったらしい
人型と言えどもスライムとリンクしたくねぇわ…
そこだけは創造主を尊敬できるポイントだわ
蛹に関しては聞くこともなかったし、一刻も早く忘れたい案件の一種でしたわ
「創造主様が仰った通り行くとするならば、次の行き先は“深緑の丘”ですか?
ある種族と言うのも気になりますし」
「いや、創造主の言った通り進むのは癪だから、暫くここで戦闘訓練をしてレベリングに勤しむとしよう」
レベル制かは知らないし、経験値的なのがあるのかすら知らないが
要は、俺の命を守れるくらいには強くなっておきたい。この状態じゃスライムの足手まといでしかないからな
「ここにきて新たな設定を足すんですか!?」
「なんだ、無いのか
あったら、ギガ○ラッシュとか、メタ○スラッシュとかのとくぎを修得したかったのになー残念だなー」
「本当にそろそろ怒られますからね!」
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│ 修行パートをスキップ?│
│・yes │
│・はい← │
│ │
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「しかし、何も起らなかった」
「バカやってないで早く寝てくださいねー」
「スライムなのに寝るのか?」
「殴りますよ?」