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始まる砂漠攻略



「俺に戦闘能力があると思っているのか?」


人形に戻るスライムを見ながら俺はスライムに問う。


「マスターって魔法くらい使えないの?」


…こいつは俺を小バカにしないと生きていけないのか?


「誰にでも使えるのか?」


「よっぽど才能が無いか、素質が無いとかじゃない限りは使えるんじゃないかな?」


「そういうことなら、溢れんばかりのカリスマと、誰もが振り向く美貌を持ち合わせている俺には死角が無いらしいな」


無言で見つめてくるスライム

どうやら、この美貌を讃える言葉を探しているらしいな!


「とりあえず、簡単な魔法を教えるから唱えてみてよ」


ふっ、諦めおったわ

この美貌を形容しうる言葉など

奴の辞書には載っていなかったらしいな!


「あーあー…マイクテスマイクテス!

っしゃあ!

『炎よ、我が命にて目前の敵を燃やし尽くせ“フレイム”』!」


『・・・・・』

 

「オツムが足りていないマスターには、無縁の産物だったようだね」


スライムに教えて貰った初級魔法すらも発動しなかった私はセンスも才能も素質も無いらしい。


「結局戦闘能力ゼロじゃねぇかぁぁぁぁあああああ!!!!!!」


武器も無く、魔法も使えない。

極めつけは食料もない。

あ、これ終わったわ…


「仕様がない。

マスターの戦闘方法が確立するまでは、この万能スライムである僕が師事してあげようじゃないか」


「チェンジで」即ッ


「それとも、初回クエストすらクリアできずに餓死か食われるかを選ぶかい?」


俺のスマイルゼロ円以下略笑顔よりも、輝かんばかりに嫌な笑顔をするスライムをみて覚悟を決める。



まだ、死ねないんだよ



「俺に戦い方を、この世界で生きる術を教えてくれ!」


「それでこそ僕のマスターだ


簡単なことだよ。


僕を道を切り拓くための斧として


僕を日々を過ごすための糧として


僕を敵を殺し絶すための剣として


僕を攻撃から守るための盾として


使い続ければ


それだけで異世界イージー攻略さ」



______________________________

名前 ユキ(自称)

性別 男

年齢 不明(外見年齢は20代中盤)

スキル __

創造主より転生させられた主人公。

創造主のお願い(命令)を聞く代わりに、創造主とある取引をした。

すこし、オタ気質だが転生する際に記憶を失っており前記の目的すら思い出せずにいる。


一言 「この歳で異世界転生+攻略って…」


名前 __

性別 __

年齢 生後1週間

種族 スライム

スキル 変形、変色(大体何でも出来る)

創造主より創られたスライム。

ユキの世話役兼ナビゲーター兼相棒(予定)として創られた。

実は名前もしっかりあるらしいがユキは知ら(覚えてい)ない

一言 「無色透明なのは拘りなのですよ」



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