表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
草風~クサカゼ~  作者: 祥雲
プロローグ。
4/11

と、いう夢を見たんだ。

「……っ!」



 何が起こったか分からない。




 うつぶせたままぼうっとしていたら、また同じ衝撃が襲ってきた。




「よし、起きたな」



「先生、角は痛いんですが」



「じゃあ寝るな」





 体罰、と言いそうになるが寸前で口を慎む。言った所でまた凶器(きょうかしょ)が降ってくるだけだ。





 いつもの教室だ。そして俺はいつも通り居眠りして、いつもと同じ先生に叩き起こされた。何も変わりはない元の世界。





 遠ざかる背中に欠伸を一つ、グッと伸びをして、俺は机に向かった。




「あたっ」




「さらっと二度寝するなバカモンが」














 我が高校「成沢高校」は私立のスポーツ有名高だ。とは言え、スポーツが『強くて』有名なのでなく、『設備が潤沢』で有名なのだからかなり皮肉だ。




 だからウチの高校の生徒には、勉強出来ないヤツは多い。俺は並みだが、運動部に入ったわけでもない。そういったヤツもさり気に多かったので、教室の空気には若干馴染んでいる。














 しかし断言しよう。この話は決して学園モノにはならない。






 この場所にはこの場所の、青春を謳歌する主人公達がいる。俺はただの生徒K、ステージにも上がらないエキストラだ。






 ここで書かれるのは俺のルーティンワーク、退屈な日常。理由も存在も価値も分からないただの夢日記。だが、これを読む誰かがその価値を見いだせるならそれは重畳(チョウジョウ)だ。存分に活用してくれたまえ。






























………………だが、途中で飽きるなよ?

恐らくこれで終了。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ