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【猟奇的サイコスリラー】イミテーション  作者: てっぺーさま
第五章 破滅へのカウントダウン

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57/61

停滞

【悪魔も聖書を引用できる——】


衝撃のラスト!

あなたはきっと騙される!!

「だめ。佐藤はルリって子ばっかり指名するの。まだヘルプでも入れなくて……」

 ヘルプとは、指名したキャストが別の客に呼ばれて席を離れる際、一時的に代わりを務めることをいう。要するに代打だ。

 美穂が池袋のキャバクラ店に入って一か月が経つが、計画は思うように進んでいないらしい。報告を聞き、拓海は頭を悩ませた。

「じゃあ、そのルリって女が邪魔なんだね」

「ええ……」

「わかった。何か手を考えるよ」

 すぐに、受話口から美穂の緊張した声が響く。

「でもたっくん、あまり無茶すると……」

「わかってる。でもここまできたら、多少の無茶は仕方ないさ。とりあえず、美穂はそのルリって女の情報をできるだけ集めてくれ」

「わかった……」

「情報が入りしだい、LINEしてほしい」

「うん……」

 これまで、美穂からのLINEは禁止していた。麗子が通知を見るおそれがあったからだ。しかし、今は佐藤の件もあり、美穂との密な連携が欠かせない。そのため、限定的に美穂からの送信も解禁した。ただし、私的なやりとりはしないというルールはこれまで通り徹底し、美穂のプロフィール写真はユニセックスな風景写真に変更させた。また、連絡可能な時間帯も決め、拓海はなるべくその時間は一人でいられるよう心がけていた。さらに、リスクを最小限に抑えるため、拓海のLINE上で美穂の名前は男性名に変更していた。

「たっくん、そっちは順調」

「ああ、あの女、だいぶ弱ってきてる。最近は外出もせず、一日中寝たきりのことが多い」

「よかった……。じゃあ、あと少しだね」

「そうだ。もう少しの辛抱だ」

 麗子の衰弱に伴い、夜の営みもなくなっていた。同居を始めてからは毎晩のように求められ、体調を崩してからもセックスだけはやめなかったが、それが今では性欲すら湧かないほどに衰弱しているようだ。終わりが近づいている確かな証拠だ。

「なあ、美穂」

「何?」

「いっしょに働いてるキャバ嬢で、厄介な客からストーカーされてるような子はいないか? もしそういう子がいたら、同僚にいい弁護士を紹介したいと佐藤に言えば、信憑性が高まると思う」

「なるほど」

「だから、今のうちに店の子と仲良くなって情報を集めておいてくれ」

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