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【猟奇的サイコスリラー】イミテーション  作者: てっぺーさま
第五章 破滅へのカウントダウン

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45/63

悪夢

【悪魔も聖書を引用できる——】


衝撃のラスト!

あなたはきっと騙される!!

「うわあ!」

 拓海は叫びながら目を覚ますと、慌てて隣で寝ていた麗子に顔を向けた。静かな寝息を立てているのを見て、ほっと胸をなで下ろす。どうやら、彼女が目を覚ますほどの声は出ていなかったらしい。

 ナイトテーブルの上に置かれたスマホで時間を確認する。ちょうど午前二時だ。

 拓海は薄暗い天井を見つめながら、目覚めるきっかけとなった悪夢を思い返した。死んだはずの麗子が棺の中から飛び出し、恨めしげな顔で迫ってくる夢だった。おそらく、罪悪感からそんな夢を見たのだろう。

 正直、麗子に罪はなかった。ただ資産家の家に生まれたというだけで、今回の標的にされてしまっただけだ。彼女にとっては、不運としか言いようがない。

 拓海は今回の計画に並々ならぬ覚悟で臨んでいたが、それでもやはり、罪のない人間を殺すのには抵抗があった。いっそ、麗子が性悪な女だったらよかったのにと思う。美穂が手にかけた女上司のように、殺しても罪悪感を抱かないような人間だったらどんなによかったことか。

 だが、麗子は容姿だけでなく性格も決して悪くなかった。むしろ、平均以上の人格者だ。芝居に専念できるよう、充分すぎるほどの金銭的な援助までしてくれている。今自分がしていることは恩を仇で返すような行為に他ならなかった。だからといって、もう後戻りはできない。このまま前に突き進むしかなかった。

「麗子、悪いがぼくのために死んでくれ」

 拓海はそうつぶやくと、彼女に背を向けて静かに目を閉じた。

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