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魔王軍復興物語  作者: 夜桜水明
第1章 プロローグ
2/12

説明1

前回言い忘れましたが、いつかまで毎日投稿しようかなと思います。

「ソフィティア=フランセスカ!?」

 そう言って驚いたのはアイロアだ。しかし、これは当然の反応だった。何故なら、先程(二人の感覚で言うと、寝る前はつい先程になっている)聞いた魔王サラサレサの話によると、幹部から上の立場の悪魔は全員氷漬けにされているはずだからだ。もちろん、魔王の側近のソフィティア=フランセスカも含めて。

「…どういうことですか?ソフィティア=フランセスカさんは今、魔王様達と共に氷漬けにされているはずです。あなたは一体何者ですか?」

 ミーシャが少し緊張しながらも問う。

「失礼しました。私の説明不足でした。アイロア様、ミーシャ様。あと私のことはソフィと呼んでくれて構いません。」

 ソフィは話を続ける。

「あなた達の言うとおり、()()()()()()()()()()現在、氷漬けにされてローラム小国という国に置かれています。私はソフィティア様がお作りになられた、アーティファクトにしてソフィティア様と全く同じの頭脳、思考を兼ね備えています。今まで私は、睡眠中のあなた達の護衛をしていました。」

 ソフィは静かに告げた。それを2人は黙って聞いていた。本人も言ったとおり、今までの2人を守っていたのだ。そしてまた話がはじまる。

「あなた達には誠に勝手ながら、魔王様達を救ってもらいたいと思います。魔王様の話は覚えていますね?」

 嘘をつく理由もないので2人は首肯しながら言った。

「はい。覚えています。なんだか、俺達には力がある。そのようなことを言われました。」

「私もです。しかし、いろいろと信じがたいことがあるので質問してもいいですか?」

 このアーティファクトのソフィは2人の疑問には全て答えるように設定されているので、

「大丈夫ですよ。私はあなた達の質問に答えます。」

 と答えた。ミーシャはホッとした表情を見せた後、

「では、これからいくつか質問します。まずは、本当に私達は力とやらを持っているのですか?正直に言って、全く実感がありません」

「その点については心配要りません。力の使い方はこれから私が教授します。」

 それからもミーシャの質問とソフィの回答は淡々と続いてゆく。あとミーシャが聞いたのは具体的な力についてと、救出すべき悪魔達の居場所、名前、特徴についてだった。具体的な力については、魔術の適正とスキル、そしてユニークスキルについてを知らなくては説明できないらしいので、ソフィの説明が始まった。

「まず、魔術の適正についてです。魔術の適正は生まれながらについてくるも、10ほど年を取らないと発覚しません。魔術は例外を除き、魔法陣を描くことで使用できます。あなた達は、約200年眠っていたので適正の検査が可能です。それは私が後でするとして、次はスキル、ユニークスキルについてです。スキルとは、ほんの一握りの人間、悪魔がもつ魔術のようなもので、適正がある魔術の応用ができるようになるような感じのものです。スキルがなくてもこのスキルに似たことはできますが、膨大な魔力と体力が必要になるので、やはりスキルがあったほうがいいです。このスキルに関しては、発覚するのがいつなのか、そしてその法則が決まっていないため、生まれた瞬間発覚するものもあれば、死ぬ直前に発覚するものもあります。あなた達はもう発覚してるはずなので、それも後で検査致します。」

 長い説明をギリギリ理解しながら聞いていくアイロアとミーシャをよそに、ソフィは説明を続ける。

「最後にユニークスキルについてです。ユニークスキルとは、その名の通りその者しか使えないスキルです。ユニークスキルは何千年、何万年経っても同じものの使い手は現れないと言われています。これは魔術の適正と同時に発覚します。理解していただけましたか?」

 アイロアとミーシャは「まあ、なんとか…」と口を揃えながら首肯した。

 そして次に救出すべき悪魔達の詳細についてだが、これに関してはソフィから、「説明が面倒くさいので、資料をご用意しました」と言って2、3枚の紙をもらった。1枚目の紙に書いてあったことを全て提示すると、このようなものだった。


       ◇     ◇


魔王 サラサレサ=サクレム


 ユニークスキル ターン・ナイトメア

   スキル詳細 予めこの魔術を付与されていれば一度だけ蘇生できる。

     スキル エンチャント・ファイア

   スキル詳細 武器に炎魔術を付与できる。魔法陣を必要としない。

      適正 炎、水、風、雷、闇



闇、風の妖精王 ソフィティア=フランセスカ


 ユニークスキル 侵食残痕

 一度傷をつけると、その傷が侵食されてゆく呪い。

     スキル 妖精王の特権

 妖精を従え、駒として使うことができる。

      適正 風、闇、妖


堕天使 サクラエル

 ユニークスキル 天界降流陣

 天界に干渉し、神器を取り出せる。

     スキル 隕石

 魔法陣を展開し、隕石を呼び出し、攻撃できる。隕石が大きければ大きいほど消費する魔力は多い。

      適正 炎、水、雷、土


糸と触手の使い手 ラーラル=ナンゼルゲン

 ユニークスキル 未来余地

 消費する魔力によってどれだけ先を見られるかが決まる。(最大500年先)

     スキル ――

      適正 炎、水、風、土、闇、無


殲滅機械 レグルディウス=ローリーハット

 ユニークスキル 魔力熱線(アイ・ガン)

 義眼の右目から約50000度の熱線を出せる

     スキル リターン

 投げた道具を取り寄せることができる

      適正 炎、雷、風、土


二刀流鬼 ロイ=アズライル

 ユニークスキル 物質変化(マテリア・チェンジ)

 半径10メートル以内の物質を変えることができる(生命体は対象外)

     スキル スローリータイム

 対象の進む時間を遅めることができる

      適正 炎、闇、無


血の戦士 ブラッド=レクレイム

  ユニークスキル 体血化

 体の全てを血に変化し、動かすことができる。また、体の再構築もできる。

      スキル 血液吸収

 半径100メートル以内の血を吸収することができる(生命体の体内の血液は不可)

       適正 炎、水、闇


怪力デュラハン メソド=ロウラン

  ユニークスキル 魔力貯蔵庫

 自分の意志で自分の魔力を無限に貯めることができる

      スキル 身体強化+

 無属性魔術の身体強化の効率を良くしたもの。並列使用が可能で、いくつもの身体強化を体に張り巡らせることができる。

       適正 無


人形遣い ルーシー=クロスタ

  ユニークスキル 人形同時作成

 土、泥、岩を使って人形を作り、操縦することができる。数が多ければ多いほど消費する魔力が多い

      スキル 地面から伸びる杭

 自信の足下から半径10メートル以内に杭のような針のようなものを即座に生やすことができる、

       適正 土、無


悪魔龍 ヨミロデウス

   ユニークスキル グラビティ・ブレス

 口から煙を吐き出す。その煙が掛かっている中は自身の判断で重力操作ができる。

       スキル ――

        適正 炎


銃女神 マディヨン=クルーリー

   ユニークスキル 影隠れ(シャドー・ハイド)

 影の中に入り、移動することができる。中からの攻撃はできないが、外からの攻撃も受けない

       スキル 遠視・透視

 平均の約3倍の距離を視ることができる。透視ができる。

        適正 水、無

      ◇     ◇

「うへぇ…こんなにいるのかよ…」

「簡単には終わりそうにないわね…」

 あまりの多さに2人が悪態をつくが、ソフィがすぐに追い打ちを掛ける。

「アイロア様が今ご覧になったのは約3分の1の定員数ですので、まだまだおります。魔王軍の幹部は14人おりましたので。」

「…」

 想像を絶する数に2人が無言になる。その無言には、本当に成し遂げられるのかという不安と、あまりの多さへの憂鬱が含まれていた。

魔王軍の幹部達のプロフィールはぶっちゃけまだ必要にはならないので、本文に知らない幹部が出てきたら(こいつだれだっけ?)感覚で見に来てください。あと、幹部達のプロフィール、まだ続きます。

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