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それでも空は続いてる  作者: ゲストプレイヤー
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第3話

お試しで投稿しまし。もしかしたらこの話は全削除の上書き直しするかもしれません。

第3話


この世界に来てから初めての休憩を終えた僕はマスに1歩踏み入れた

『このマスでは次の条件を達成すればライン付近に転送するものとする。1、マス内に出現した武器を手にする。2、武器を手に入れた時出現するエネミーを殺傷する。』

説明どおりにマスに入ったら音声が聞こえた。今回はこれだけで細かい説明などは無いようだった。

正確な大きさはわからないマス内で武器を探さないといけないというのは

どう考えたって鬼畜仕様だと思う。だってそうだろう。真っ白のマスで自分が歩いたところもわからないし、何よりこのマスがどのくらいの大きさなのかもわからないのだから。

正直こんな事はしたくなかった。けれど僕はこの世界から脱出するためにやりとげなければならなかった。何より、あの音声の名前が気になっていた。

気合いを入れ直し、最初の目的でもある武器を手に入れるために僕は歩き出した。


どれだけ歩いただろうか。武器の影すら見えないとはこれ如何に。途方にくれていた僕に音声が聞こえた。

『一定時間経過しても武器の保持を確認出来ませんでした。これよりこのマス限定アシストを開始します。プレイヤーは指示に従い行動してください。まず右斜め後方に進んでください。』

なんというタイミングか。途方にくれていた僕は何の疑いも持たずに音声の指示に従いはじめた。

『ポイントAに到着。次に左側に進んでください。』

言われた通りにすすんだら目の前には箱があった。

『ポイントBに到着。その箱から武器を取り出してください。その後現れるエネミーを殺傷してください。』

言われるまま箱の蓋を開け中に入っていた剣を持ち上げた。

それが次の条件のトリガーだったのだろう。箱が消え、箱があった所より少し離れた所には、何かが現れた。

『武器の所持及びエネミー出現を確認。プレイヤーに報告。このエネミーは小鬼通称ゴブリンです。このマスのエネミーは動きません。一定のダメージを与えれば殺す事が可能ですので頑張って下さい。』

動かないという事だったので、勇気を出し近ずき観察をしはじめる。確かに鬼のような角も生えており肌の色は緑っぽい感じがする。人間の体格に近いようだが、身長は成人男性の腰辺りぐらいしかない。顔に関してはゴツゴツしていてなんて言うか表現が難しかった。見た目は人では無いがやはり自分の手で殺すことには躊躇いがあった。しかし、攻撃してこのゴブリンを殺さないとどうにもならないので、手に持っていた剣を振りかぶった。

多分、この剣の切れ味が悪かった訳ではないだろう、振り下ろした剣はゴブリンの頭部に鈍い音と共にめり込んだ。確かに一振で両断出来るとは思っていなかった。けれど一切切れること無く頭部を凹ましてめり込ませる事しか出来なかった事にびっくりした。

もう一度やり直そうと思って持ち上げようとした時音声が聞こえた。

『エネミーの絶命を確認。プレイヤーが全ての条件をクリアした事を確認。これよりプレイヤーをライン付近に転送します……3……2……1……転送完了』

いきなり目の前に黒い線が現れた。音声が言うには僕が転送されたみたいだけど、どう見てもラインが現れたようにしか見えなかった。少し戸惑ったけれど僕はラインの中に踏み入れた。

『プレイヤーの各ステータスの最大値が次のように上昇しました。体力2.5↑俊敏3.0↑筋力2.5↑命中率2.5↑剣術3↑棒術3↑以上。ステータスの詳細を確認したい場合ライン上でステータス確認と発声してください。なおステータス確認はライン上でしか出来ませんのでご注意を。』

ゲーム見たいにステータスなんて言う概念があった事に驚いた。自分のステータスがわかるとなると誰でも確認したくなるだろう。僕だってそのひとりだ。

「ステータス確認」

『音声コマンドの入力を確認。これよりプレイヤーの現ステータスを表示します。……表示完了』

音声が聞こえ僕の目の前には大きな液晶が現れた。液晶といっても反対側が透けている不思議なものだった。


[プレイヤーステータス]

プレイヤー名: ヤマト・サトウ

種族:人類種(ヒゥーマン)

性別:男

年齢: 25

生命力 : 1000 (生命力LvⅡ 最大値50)

体力 : 160 (体力LvⅠ 最大値8)

俊敏 : 80 (俊敏LvⅠ 最大値4)

器用 : 20 (器用LvⅠ 最大値1)

筋力 : 110 (筋力LvⅠ 最大値5.5)

命中率 : 60 (命中率LvⅠ 最大値3)

魔力 : 0 (魔力LvⅠ 最大値0)

[プレイヤースキル]

剣術LvⅠ 棒術LvⅠ

[以上]

と、こんな感じに書かれていた。

ステータスの数字は何となく理解出来るが、その横の最大値ってのがよくわからないものだった。

「ステータスの最大値について知りたい」

『音声コマンドの入力を確認。ステータスの最大値について説明を開始します。』

ダメもとで声に出してみたんだけど、意外と素直に質問に答えてくれるみたいだ。次からわからない事があったら声に出して聞いてみようと思った。

『ステータスには各パラメータがあります。例えば、体力や剣術などです。このパラメータ内には経験値システムを採用されております。例えば、プレイヤーが10時間歩き回ります。そうすると体力が上昇しますが、この空間では無条件に上昇せず経験値として最大値が増加します。0.5増加すればパラメータ数字が10あがり、最大値が25以上になればそのパラメータのLvも上がるようになっています。パラメータLvをあげますと、パラメータ数字の上昇率も10から20などに上昇します。プレイヤーのパラメータですと生命力の最大値が50となっていますので、生命力LvⅡパラメータ数字1000となっている訳です。生命力をあと1あげれば生命力LvⅢになりパラメータ数字が1040になります。なお毒等のバットステータス等でパラメータが減少する場合でも最大値はそのままです。以上です』

·····わかったような、わからないような感じの説明だった。

とりあえず最大値っていう経験値を取得すれば、パラメータ数値の上限が上昇するって事だろうか。

·····ちょっと待って欲しい。音声が質問に答えたって事はもしかしたら

「この空間から出る方法」

『音声コマンドの入力を確認。現在プレイヤーにその情報を開示することは出来ません。以上です』

やはりというか何というか。僕の考えは甘かったようだった。今できる事をしていくしか無いと改めて思い知らされた感じがした。

そもそも、せっかくライン上に到着したのに質問だけじゃ勿体ないと感じたので、僕は時間まで食事と睡眠をとることにした。


感想、誤字脱字などの報告等お待ちしております

続けて行く予定ですが、如何せん話の内容をまとめるのが苦手なので、投稿頻度はくそ遅いです。

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