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異世界で三兄妹が奮闘する話。  作者: G2
始まりの物語編
4/40

第三話 ティーと独裁者

今回も少し短いです。

後から思いましたが、前回と今回を合わせて出せばよかったですね。

  俺は今、大猪の背中に乗せてもらっている。

  何故、こんなことになっているかというと・・・


  俺は、絶対に間に合わないと思った。しかし、俺の目に飛び込んできたのは、異様な光景だった。

  重力猪(グラビティボア)は、急に土煙を一切立てずに、震えながら怯えるように、ひれ伏すような形で前足を折り曲げ、ユーズの目の前で重力猪が止まった。自分自身におもいっきり重力をかけたんろう。 それにしても、何で重力猪(コイツ)は急に態度を変えたんだ?まるで、強者に恐れをなしたみたいだ。これがユーズのスキルなのか?でも、だったらなんで、俺の「神ノ瞳」の解析で何も出てこないんだ・・・?まさか、俺の「神ノ瞳」はユニークスキルだ。ユニークスキルの一つ下がエクストラスキルで、解析したら結果を見れる。つまり、同等の強さのユニークスキルなら、結果を見れないのか?・・・でもそれだったら納得がつく。

  俺が一人でそんなことを考えていると、


「兄ちゃん、早くティーに乗ってよ!」


  重力猪の背に乗った、ユーズが言った。そう言われて見上げてみると、ユーズといつの間にか、アンが乗っていた。

  いつの間に、と思ったが、気にせずに俺は重力猪の背に乗った。乗ってみると、重力猪の毛は一本だと硬いがたくさんあると、フワフワしていて乗り心地が良かった。

  それにしても、重力猪(コイツ)の名前がティーて、グラビティだからティーなんだろうけど、安易だな。そもそも、ティーは雌なのか?そこが、疑問なところだな。


  そして現在、俺達はティーの背中に乗って、森の奥へと進んでいる。

  まあまあ歩いて、話すことがなくなったので、俺はさっきの一番の疑問を聞いてみることにした。「ユーズ」と聞くと、「ん、なに?」と返してくれた。


「お前、特殊能力(ユニークスキル)持ってるだろ。」


  俺が率直に聞いてみると、


「ゆにーくすきる?ああ、「独裁者」のこと?」


  普通に返された。

  そこで、かなりすごい名前の「独裁者」の能力について説明してもらった。説明されてる時、アンが話についていけず、ボーっとしていたが、放置でいいだろう。

  「独裁者」の能力は、大雑把に言うと、精神や本能に直接語りかける、という能力らしい。つまり、さっきユーズは、ティーの本能に直接、狩るイメージを語りかけて、自分は強者だと錯覚させたらしい。名前のとおり、凶悪な能力(スキル)だ。

  それにしても、


「何で隠してたんだ?」


「別に隠してなかったよ?言うの忘れてただけで、それに今日は、魔法が間に合わなくて、もう無理かもって思って使っただけだし。」


  隠してなかった?・・・まてよ、もしかして動物や虫に好かれていたのが「独裁者」の能力(ちから)だとしたら・・・何で、気が付かなかったんだ俺~!

  それにしても、やっぱりあの時、危なかったんだな、よかった「独裁者」をユーズが持っていて。

  そうやって、ユーズと二人で話していると、


「お兄ちゃん、すきるって何?」


「そうだよ兄ちゃん、すきるってなに?」


  アンが話に入ってきて、ユーズがそれにのっかった。

  あれ?俺も「創造力」けっこう使っていたから、説明したと思っていたけど、してなかったけ?

  それから、二人が能力(スキル)を理解するまで、結構時間を使って説明する羽目になった。


  そして、説明してわかってもらえたところで、なにやら、ひらけた場所に出た。




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