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ケモノの王  作者: 橘 ロネ
2/10

新たなる土地&テイム

  テオンは目を覚ましてゆっくりと周りを見た。そこは森の中だが自分のいる所だけ木が生えておらず草だけだった。

  テオンは次にすぐ隣に落ちてた斧槍(ハルバート)を魔眼で見た。


  星屑の(スターダスト)斧槍(ハルバート)

  持ち手は星屑の斧槍の重さを感じない

  星屑の斧槍は小惑星から降ってきた金属を使っているのでとても重いが欠けることはない。

  雷属性の魔法の媒体


(成る程だから星屑なのかでも持ってみるととても軽いな。少しそこにある岩で試し斬りをしてみるか)

  テオンは徐ろに斧槍を持ち岩に向かって軽く振り下ろした。

  バキッと岩が音をたてて崩れた。

(凄い!そこまで力を入れてないのに岩が崩れた。これはアイツが言っていたモンスターとやらも怖くないな。次は魔法だな。でもどうやってやるんだ?ラノベでは主人公が適当なことを言ってやるという感じだったけどこっちも同じか?取り敢えずやってみよう)

「我が手に集いし雷よ、我が名において敵を打ち破り給え。落雷」

  すると手にどんどん静電気の様な物が集まってある程度の大きさになった所で天に向かって行きドカンと音をたてて雷を落として森の木々にあたり周辺を少し燃やした。

(これは凄い。少し時間が掛かるけどめっちゃ強い。あんまり心配はなさそうだな)


 ――――神の世界――――

「ふぅ、疲れた。こんなんでいいの?」

「やっとまともに働いたじゃないアルケディウス」

  女性がアルケディウスの隣にいきなり姿を現し、声を掛ける。

「アイツは思ってもないだろうな、神様の事情とやらが怠けてる俺に対しての罰だとは」

「いいわよ。どうせ気付かないし」

「良心はないの?」

「あら、貴方にそんなこと言われるとは思わなかったわ」

「そうだな。んじゃ、俺は100年くらい寝てくるわ」

「30年だけね」

「えー、ケチ」

「別に寝なくてもいいのよ」

「30年寝させてもらいます」

「分かればよろしい」

  そして、アルケディウスと謎の女性は消えた。


 ――――テオン――――

(少し寒気がするな。まあいいや。取り敢えず食料と水だな)

  改めてテオンは周りを見回す。すると何者かの視線が自分に向いているのが分かった。

(誰だ?こういう時はどうすればいいんだ?一旦声を掛けてみよう。もし悪人だったらハルバートで殺せばいいし)

「そこにいるのは誰だ?」

  テオンは声を掛けるが誰も返さない。

(これは盗賊がいるっぽいな)

  テオンはハルバートを強く握る。すると、

「グヮァァァァァァ!!」

  怪物の様な雄叫びが聞こえた。

(盗賊じゃないのかよ。これがアイツの言っていたモンスターか?だとしたら本格的に不味いことになったな)

  そして、怪物が森から出てきた。見た目は一見亀のようだが甲羅の部分には棘がいっぱいある。甲羅の部分は緑色で体色は茶色。

  テオンは魔眼で相手のことを見る。


 スパイントータス

 種族 亀種

 スキル 樹木の(ユニークスキル) 木の恩恵Lv43 雄叫びLv38 体当たりLv49 鉄壁Lv28

 縄張り意識Lv35 宿り木の種Lv24 ツルのムチLv19 ウッドハンマーLv13 成長促進Lv3

 属性 木

 状態 興奮


(あれに体当たりでもされたら即死だな。取り敢えず離れて魔法を打つか)

「我が手に集いし雷よ、我が名において敵を打ち破り給え。落雷」

  手に雷が集まって、どんどん大きくなっていく。だが相手のスパイントータスも見守るだけではない。雄叫びをあげながら突っ込んでくる。

(間に合うか?)

  両者が互いに攻撃を先にあてた方が勝つと本能で理解していた。そして、勝者は先に魔法を打とうとしていたテオンの方だった。

  雷の球が上へ上がりスパイントータスに向かって雷が落ちた。

  スパイントータスは皮膚や甲羅だけでなく体内もその電圧で焼かれ死んだ。

「ふー、危なかった。アイツが言っていたモンスターってのはこういうのか、こんなんもテイムできるとなると戦力は物凄い上がるな。食料はある程度こいつを食べられるからいいとして、問題は水か」

  テオンはブツブツと独り言を呟きながら辺りを見回した。

  (あそこに食べられそうな果物があるじゃん。少し持っていくか。っと、その前にこの大きな亀をアイテムポーチに入れないとな。入るかな?)

  アイテムポーチをスパイントータスに近づけるとアイテムポーチのくちが大きくなりスパイントータスが入った。

「うお」

  テオンは思わず声をあげてしまった。

(よし、次は木の実を取ってその後は川を探して水の確保だな)

  テオンは立ち上がり果物が実っている木に近づいて、木に登り実を10個くらい取った。

(ラフランスのような瓢箪型だな。食べられるのか?まぁ、物は試しだ。食べられるか試してみるか)

  テオンは持っている果物の中から一個を掴み口に運んだ。

(うお、案外上手いな。そういえば果物とか植物も魔眼て効くのか?やってみるか)

  テオンは魔眼でその果物を見た。


  ルリエープ

 効果 魔素 HP大回復


(おー、果物でもできるのか。でも、この果物効果が凄いな。見つけたらどんどん拾っていこう。他に果物はないかな?)

  テオンは周りをまた見回した。

(うーん、なさそうだな。ここにいてもまた変なモンスターが訪れるだけだし、川を探しに行くか)

  テオンはそう思いながら森の中へ入っていった。

  〜・〜・〜・1時間後・〜・〜・〜

「やっと見つけた」

  テオンはさっきの広場のような所から1時間掛けてやっとのことで川を見つけることができた。道中、大きな虫や熊のようなモンスターなど色々いたがハルバートや雷魔法で粉砕しアイテムポーチに入れてきた。

「よし、取り敢えず血とか獣の臭いとかを落とすか」

  テオンは服を脱ぎ川を覗き込んだ。川面に映っていたのは手音篤には似ても似つかない子供っぽいが整った顔があった。

(アルケディウスがイケメンの顔にしといてやるとか言ってたけどここまで整った顔にするとは、思ってもみなかった。しかも、顔はとても子供っぽい顔にだし、髪は銀色だし、目に至っては黄色じゃないか。これ他の人に見られたら絶対にナメられるだろ。まあ、後のことを考えても仕方がない。取り敢えず川に入ってしまおう)

  そしてテオンは川に入っていき、体を洗っていた。

(俺の体華奢に見えて筋肉はきちんとついているな、腹筋も8パックだし、顔がとても子供っぽいのもなんか慣れないな。にしても、いっぱい血が落ちるな。こんなに返り血を浴びたか?)

  テオンのいる一帯は紅く染まっていた。テオンは一度川を出たが紅い色は上流から下流にどんどん流れていっている。これは、俺が流している血じゃないな。テオンはさっと体を布で拭き、服を着てハルバートを持った。

(しょうがない行っみるか)

  そして、またテオンは歩きだしていった。 だが、血を流しているモノはすぐ近くにいた。

  (白い馬?なんでこいつはこんなに血を流しているんだ?)

  白馬はダラダラと血を流し、川の半ばあたりで座り込んでいた。白馬はテオンの姿を認めると最後の力を振り絞って立とうとした。

「無理をするな」

  咄嗟に言葉が分かる筈がない馬に声を掛けてしまったテオン。だが、その言葉が分かるのか白馬はまた座り込んで、目を瞑った。まるで、最期の威厳を保ちながら殺してくれというかのように。

(生憎俺は襲ってきたモンスターは躊躇なく殺るが、無抵抗のモンスターを殺る気は無いんだよな。あの白馬をどうにかできないだろうか)

  テオンは考えた。そして自分のアイテムポーチにある果物のことを思い出した。

(そうか、あのルリエープはたしか、HP大回復だったよな。あれをあげれば治るんじゃないか?試してみるか)

  テオンはルリエープをアイテムポーチから取り出してそっと白馬の近くに寄っていった。すると白馬は目を開けテオンが武器を持たずにやってくるのに首を傾げた。それを見たテオンは白馬に近づきながら苦笑した。

(モンスターでも首を傾げるんだな)

  そして、白馬の近くに立ったテオンは白馬の口元にルリエープを近づけた。すると白馬はそれを食べた。

(素直な子で良かった)

  テオンはルリエープを白馬が食べてくれて、安堵していた。一方ルリエープを食べた白馬はルリエープのお陰でどんどん回復していき、傷口も小さくなっていった。

「ヒヒーーン、ンフ」

「大丈夫か。よしよし」

  テオンは白馬をそっと撫でてやった。

(結構血が流れてたしもう1個くらい食べさせてやるか)

  テオンはアイテムポーチからルリエープをもう1個取り出して白馬にまた食べさせた。

(魔眼で見てみるか)


 ルボルディー 亜種

 種族 馬種

 スキル 体当たりLv15 加速Lv33 川の守護獣(ユニーク) 水の恩恵Lv22 アクアストームLv19 ハイドロボムLv10 アクアプリズンLv5 裁きの雨Lv1 アイスランスLv1 フォルグラン(ユニーク)

 属性 水

 状態 休息


「ヒヒーーーン」

「うお、ビックリした」

  白馬改めルボルディーはテオンに頭を擦り付けていた。

(可愛いな。そういえば、俺はテイマーだったな。テイムってどうやってやるんだ?アルケディウスに聞いておけば良かった)

「契約を結びますか?」

  テオンの頭の中にいきなり女性の声が響いた。

(なんだ、今のは?)

「ルボルディー亜種とテオンの間に契約するための信頼関係を確認しました。契約を結びますか?」

  すると、テオンの目の前に光が集まってきて、画面のようなものを作り[はい] [いいえ]というボタンを映し出した。

(なんだこれは?押せばテイムできるということか?)

「契約を結びますか?」

  相変わらず女性の声がテオンの頭の中に響く。

(取り敢えず、[はい]を押してみるか)

  テオンは[はい]を押した。

「契約が結ばれました。ルボルディー亜種はテオンの従魔となりました」

  テオンの腕とルボルディーの腕に印が付いていた。

(ほー、こんな風になるのか)

「これから、契約を簡素化しますか?」

 また光が集まり[はい][いいえ]というボタンが付いた画面が現れた。今回の画面はそれだけでなく、右上にクエスチョンマークが付いていた。

(多分このクエスチョンマークはヘルプだろうな。一回見てみないとな)

  テオンはクエスチョンマークを押したすると、光が移動して文字が映し出された。そこには見たことがない字が映し出されていたが頭の中では理解できていた。

(こんなのも弄られていたのか)

  テオンは小さく溜息をついた。

(なになに内容は?契約の簡素化について、信頼関係になった魔獣に手をかざし「我が眷属になり我を支えよ」といえば契約成立とみなす、か。難しいことじゃないし[はい]を押すか)

  テオンはヘルプを閉じて画面の[はい]のボタンを押した。

「これより、テオンの契約を簡素化します」

(ふう、疲れた。ルボルディーのことももう一度見てみるか)


 ルボルディー 亜種

 種族 馬種

 スキル 体当たりLv15 加速Lv33 川の守護獣(ユニーク) 水の恩恵Lv22 アクアストームLv19 ハイドロボムLv10 アクアプリズンLv5 裁きの雨Lv1 アイスランスLv1 フォルグラン(ユニーク)

 属性 水

 状態 休息 被テイム(テオン)


(おー、ちゃんと俺がテイムしたことになってる。でも、名前を付けないといけないのか。どうしようかな?)

  テオンはルボルディーに声をかける。

「名前何がいい?」

「ヒヒン」

  決めてくれといったようにこっちを見つめるルボルディー。

「んー、どうしようかな。じゃあスレイプニルを縮めてスレイプってのはどうだ?」

「ヒヒーーン」

  (良かったどうやら気に入ってくれたらしい)

「じゃあ、よろしくなスレイプ」

「ヒヒーーーン」

  スレイプは任せろと言わんばかりの雄叫びをあげる。

樹木の王は周辺の木タイプの魔獣に送られるスキルで 木属性魔法大アップ 木属性耐性大アップ

木の恩恵は木タイプの魔獣が持つスキルで 木属性魔法微小アップ 木属性耐性微小アップ

川の守護獣はその川で1番強い魔獣に送られるスキルで水が近くにある時 水属性魔法大アップ 水属性耐性大アップ 回復小アップ 魔素回復小アップ

水の恩恵は水タイプの魔獣が持つスキルで 水属性魔法微小アップ 水属性耐性微小アップ

という、効果です。

テオンはまだこのことに気付いていません。 魔眼は一応そのスキルの効果を見れます。

スレイプが川で座り込んでいたのは川の守護獣による回復微小アップのためです。

魔法の方は後で一気に解説します。

めんどいわけではないです。本当です、信じてください。ボク、ウソ、イワナイ。

4/6 ルボルディーの名前の所省きました。

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