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想定外の連続…

 明けましておめでとうございます。

 旅行準備が早めに終わりそうなので、少し執筆の時間が取れました。

 短いですが、ご容赦ください。

 今年もよろしくお願いします。

 四方の扉から武装した兵が乱入し、出口をふさぎ銃を構えた。

 そう、銃を構えたのである。


 この世界は今まで、遠距離攻撃と言えば弓矢と魔法だけだった。

 しかし、乱入した兵が扉の前に整列して構えているのは、マシンガンのような形状で長さはライフルほどの銃器に見える。


 当然今世の人々は、今兵士が構えているものが兵器であろうと言うことは予想できても、それがどのように作用してどのような効果をもたらすのかは分かっていない。

 私とカスミちゃんだけが事態の深刻さを理解しているといってもいい状況なのだ。


 ここで今、サイコキネシスを使って乱入してきた兵士を無力化することができるかも知れないが、発砲した銃弾全てを超能力で止めて、この場にいる人を全員無傷な状態で、事態を乗り切ることができるかどうかははなはだ疑問である。

 それに、サイコキネシスは、今まであるこの世界の魔法で説明することが大変難しく、上手くこの場を乗り切れたとしても、その後の説明が難しい。


 私がそんなことを考えていると、事態は更に予想外の方向へと動き出した。

 銃器という武器のことを知らないジオニール王がヨークシャー公爵たちを刺激してしまったのだ。


「ヨークシャー公爵、ステッドブルグ公爵!

 お前たち、自分が何をしているか分かっているのか。

 これは明らかに国家転覆罪が適応される状況だ。

 よくて死罪、公爵家の取りつぶし、悪くすれば一族郎党全て死罪だぞ!」


「これはこれは国王陛下。

 その心配には及びません。

 なぜならあなたは立った今、前国王陛下となり、私どもが後を継ぐからです。

 そして、これからすぐに故国王陛下になっていただきます。

 なあに、寂しがる必要はありません。

 すぐに元王家の面々にはあなたと一緒に旅立っていただきますので」


「ヨークシャー貴様!」

ジオニール王が言葉を発することができたのはここまでだった。


 パシュッ パシュッ!

 ヨークシャー公爵とステッドブルグ公爵が懐から取り出した小型の銃器が火を噴き、国王陛下の右胸と腹部に穴が空き、国王陛下は膝から崩れ落ちる。


 二人の銃器からは銃弾ではなく、明らかに何らかのビームが発射された。

 あり得ない。

 拳銃すらないこの世界に光線兵器などあり得てはいけないのだ。


 この世界に来てから、光線兵器など見たことがない………。


 いや、違う。

 一度だけあったではないか。

 私たちがサラセリアで活動していたときに、カスミちゃんのコロニーを破壊した連中が、私たちの張りぼて宇宙船を攻撃するときに使ったレーザー兵器が……


 私は猛烈に悪い予感がし、フルフェイスの鎧甲を着用している乱入した兵をクレヤボヤンスで透視した。

 そこにはかつて空中に現れたホログラム映像で見たことのある、耳の長い異星人の顔が混じっていた。


 明日の朝、旅立ちます。

 更新止まると思います。

 すいません。

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