第四話 開発部のシークレット
命 張巻
中達 延気
稲利 御他
マリオ(まりお)
程苦 遊太
モブ E
タラッ♪タッタラッ♪タッタラ〜♪
3
2
1
GO!
いきなりでなんのことかわからないって?
ゲームをしているのだ
タララ♪タララ♪タララ♪タララ♪タララタ♪タンッ♪
なんだ、いがぐりか…
あ、今のアイテムね。なかなかいいのでないんだよね。
なんのゲームかって?
ダリオカーズって聞いたらわかる?
あの参天堂から出てるやつ。
今現在春里社員でゲーム大会をやっているのだ!
主催は開発部。
あ、落ちた…
また落とされた。さっきから赤い円盤がとんできて鬱陶しいなぁ。
あぁイライラしてきた。
って終わったし。
結局ビリだし。
今回ガチ勢多いなぁ。
予選敗退っと。
てことでいつも通り俺は今から裏方にまわるぜ。
春里の仕事紹介のコーーナーーどんどんパフパフ♪
というわけで移動中の暇つぶし。開発部は、まぁぶっちゃけそのまんまの部署である。部長 程苦遊太を始めとし、春里グループの新商品を続々と創り出している。コンセプトは女の子受けしそうな可愛いものと性能だけを追求したシンプルモデル。アイデア課のアイデアを、試作課が作成し、実用課が製品とする。それぞれの過程で多くのものが没となるが没案も組み合わせ次第で使えたりするらしい。
とまぁこんな感じだ。
で、年に一回ゲーム大会が開かれている。その運営もしている。
ゲーム大会中に仕事どうするのかって?予選が何回かにわけられて開かれるからその間は一部以外は正常に動くだろ。で予選通過は四十八人で、運営の開発部が動かなくなるだけだから表面上は変わらない。というわけだ。
元々は新入社員との仲を深めようとスタートしたものである。
で、スタッフルームに到着だ。
「手伝いに来たぞ〜」
「なんだ負けたのか」
「おっ、短パンこぞう来てたのか」
「ポケットにモンスター入ってないから」
おいおい、と頭をかいている
「来たなら次の予選の司会やってくれ。会場B、14時からだ」
「了解だ。ヲタは何すんの?」
「サーバーメンテナンスが残ってる今からやるからしばらく相手できん」
「ん?サーバーメンテナンス?そんなのやんのか?」
「さすがに回線落ちとか、ラグとかで勝敗が決まっちゃ可哀想だろ。それに決勝のサーバーも調整しとかねーとな」
「なるほどよくわかった。で、司会の台本はどこだ?」
「あ、それならここです。」
「ん、サンキュな。えーと、予選開始宣言とルール説明、あとは…」
「ゲーム中の解説、実況もお願いします」
「お、面白そうだな、読み合わせ頼めるか?」
「了解しました。では先に昼ごはんにしませんか?」
「おぉいいぞ。好きなとこ連れてってやる」
「ありがとうございます」
「お前ら時間は守れよ〜」
というわけで飯食いに来たわけだが
「どこでもいいんでしたら、最近できたピザ屋に行きたいです」
と言っていたのでピッツァマリオという店にやってきた。某ゲームのキャラクターとは一切関係ないぞ。マリオさんの店だ。
で、店に到着。
「何食うか決まったか?」
「ジャーマンピザがいいです」
「飲み物は?」
「そうですね~。王道!コーラ!」
「わかったから、大きい声出すんじゃねー。すいませ~ん。ジャーマンピザLサイズとコーラと麦茶ください」
「あいよ!」
言い忘れてたけど日本語ペラペラだから、マリオさん。
「で、え~っと試合二つ同時進行なのね。これ大丈夫?」
「なんのためにわざわざ協力してもらってると思ってるんですか?」
「えっ、有名人がいたほうが盛り上がるからじゃないの?」
「それもそうですが、実況なんて真似できる人材が開発部にほとんどいないって話はしましたよね?」
「そうだね。去年は嘆いてたね。これじゃ面目がたたない~っつって」
「そこででてきたのが命さんじゃないですか。一人でどんどん進めちゃってもう。結果面目も保たれたはいいものの、今年も期待されてるんですから」
「そうだったの?」
「そうなんです、ちゃんと責任もってください」
「了解了解。でも、さすがに一人で同時実況ができるほど器用ではないぞ」
「そこは部長に出張ってもらいますから」
「テイクか…大丈夫なの?あれだして」
「予選一回戦はしっかりやってたので大丈夫じゃないですか?」
「できるならいいんだけど」
ん?
コツコツと音がしたから横をみたらマリオさんが歩いてきていた。
いかにもアニメとかで喫茶店やってる軍事マニアみたいな人だ。
「ジャーマンピザとコーラと麦茶でよかったね?」
「ありがとうございます」
「いつも世話になってたし、今も材料融通してくれてるからね。気合入れてつくっちゃったよ。また頼むよ」
ハッハーと笑っている。 ちなみにこいつは元社員だ。営業部にいて喫茶店のオーナーを任せていた。
「また顔だせよ。お前も企画から立ち会ってんだから」
「そうだったんですか。М(マリオ)&М(命)氏と呼ばれていた所以ですね。こんなところで聞けるとは…」
「まあなんでもいいや。今ゲーム大会やってるとこだから、暇だったら見にこいよ、発案者君」
「そうか。決勝あたりならいけるな」
マリオはピラッとチラシをめくりながらそう言う。
「来た時にゃエキシビジョンマッチ組んでやるよ」
「そうか、楽しみだな」
「それじゃそろそろ行くわ」
「おお、また来てくれよ!」
腹ごしらえは済んだし会場に向かう。ちなみにさっきの会計は2600円だ。味の割に安いのだ。
というわけでみなさん****-**-****まで電話してね。
……………………………かかんないけど………………………………
「モブE!モブE!」
「いきなりなんですか。さっきまで名前言わなかったじゃないですか」
「いや〜、読者に紹介しないとね、いけないからね(いるかわからんけど)」
「もうすぐ始まりますから実況頼みましたよ?」
「頼まれた」
ざぁ〜ざわぁ〜わ〜
♪〜〜♪♪〜♪〜〜〜♪♪
パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ
「どうも〜、さあ予選第5回戦、始めて行きたいと思います。実況は開発部部長 程苦遊太 と」
「営業広報部部長 命張巻でお送りします」
「予選もあと3回ですから皆さん気合を入れて本戦目指してください。今回はどうですか、命さん」
「僕も参加させてもらいましたが、やっぱりダメでしたよ。皆さん強い。今回は開発部の人達参戦でも良かったんじゃないかと思いますよ」
「やっぱりレベルが上がってますね。さぁ!早速始めていきましょう!それではお願いします!」
『3 2 1 GO!』




