表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
29/836

EP5 俺、ゾンビを使い魔にします。その2

「ああ、言い忘れていたが、君はゾンビだ。肉体は死んだ時のまま成長を止める。」


「ちょ、またそんなことを! 私は死んではいません! つーか、勝手に殺さないでくださいよ、空飛ぶ本さん!」


「むう、私はブックスだ。しかし、良かったではないか? 君は半永久的な若さを得たのだから、クックック。」


「良くないです! 半永久的に十八歳だなんて……きょ、巨乳になるという夢が断絶してしまうじゃないですか!」


「くだらねぇ夢だなぁ……。」


「むう、なんだかんだと、リリス姫! 貧乳のアナタには言われたくはないです!」


 メリッサはゾンビになったことで半永久的な若さを得たようだ。


 ひょっとして俺の身に何か起きるまで?


 例えば、俺が死ぬまで、とか?


 さて、そんなメリッサは真っ平らな胸を巨乳にするのが夢らしい。


 くだらねぇ夢だな……あ、俺は貧乳でも気にしないよ。


 でかいと生活の支障が出てくるかもしれないしね。


「ハハハ、俺みたいにでかいと男の視線が気になるようになるぜ。そんなワケで俺は巨乳ってことで何気に困っていたりするよ!」


「フレイヤさんでしたっけ? それは皮肉ですか?」


 皮肉というか貧乳を馬鹿にする一言だな。


 俺はどうでもいいけど、メリッサにとっては聞き捨てならぬ言葉であったっぽいぞ。


「こここ、この馬鹿おっぱい!」


「おいおい、八つ当たりかよ!」


「まあまあ、落ち着け!」


「これが落ち着いていられるかってヤツですよ……って、急に動けなくなりました!」


「契約の呪印の効果だ。故に、君はキョウの命令に逆らうことができないのだ。」


「ふえええ、その契約の呪印って、私のお腹に浮きあがった幾何学模様のことですか?」


「うむ!」


 へえ、こりゃイイね!


 メリッサは俺の言うことに対し、逆らうことができないようだ。


 まさに絶対服従ってヤツだな!


 んで、それを可能としたのが、彼女のヘソの下あたりの下腹部に出現した幾何学模様――呪印のおかげのようだ。


「ふむ、じゃあ、俺が服を脱げとか言ってら、コイツは嫌でも従うのかな?」


「それはもちろんだ。彼女はキョウに絶対服従の使い魔となったワケだしな。」


「はううう、それだけはご勘弁をーっ!」


「ハハハ、安心しろ。俺は服を脱げとか、下着姿で踊れなんて命令するような外道じゃない。そうだなぁ、むしろ君とは友達という間柄を築きたいもんだ。」


「友達ですか?」


「ああ、友達だ。(マスター)と使い魔という主従関係は、俺としてどうもなぁ……。」


 使い魔は主の言うことに絶対服従の奴隷のような存在だ。


 しかし、俺としては、そんな関係は嫌だな。


 故に、メリッサとは主と使い魔という関係ではなく〝友達〟という関係を築きたいと思っている。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ