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現代ではストーカーという

春の到来から少し経ち風も温かみを帯びた頃、一人の少女がカバンを肩からぶら下げた一人の青年を離れた距離から見つめていた。


青年はその影に気付いた様子もなく、時折道路から崖下の街並みを覗いたりしている。そして、そのまま一度も足を止める事なく歩き続け、逸らすように通り過ぎる人たちと目を合わせる様子はない。


青年が何を思い、その態度をとっているのか分からない少女は人通りがあることを気にしながら、声を掛けるタイミングを相手に合せるために隠れ続けて後を追う。


それからも青年は住宅街やら人通りが決して多くはないが、全くいないわけでもない至って普通の道のりを歩き続け、少女の追跡は目的の場所まで見届けるまで続いた。


その結果、結局タイミングを合わせることはできないで終わりを迎える。


「ふぅ」


少女は疲れにも似た吐息を一旦気持ちの入れ替えのために吐き、とりあえずはそれでもいいかと納得して青年が入っていった建物から離れていく。


「早めに見つかったよかった」


時刻は夕暮れ時、いずれ来る夜に備えて少女はひとり呟いたのだった。


細かい作品の情報は活動報告にまとめておきます。


興味のある方は一読ください。


お付き合いよろしくお願いします。

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