表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
14/83

もふもふ少女との進展具合

 考え抜いた末にかなみさんの家に向かう事にした。

 ヘタレとか言うな、フェアな付き合いを心がけてると言ってくれ。


 ひとまずかなみさんの家に到着、インターホンを鳴らすとかなみさんのお母さんが出てきた。

「はーい……かなみ?」

「えっと……色々ありまして」

「とりあえず上がりなさいな」

 かなみさんの家に上がる。かなみさんはソファに寝かせてお母さんに状況を説明する。

「たぶん誰にも見られては無いと思います」

「ま、大丈夫でしょう」

 あれ? 思ったよりも軽い?


 かなみさんのお母さんはお茶を入れながら言う

「最近かなみの機嫌がいいのはやっぱりあなたのおかげなのかしら?」

「いえ、そんな……」

 そうだったら嬉しい。

「今回だって昨日の夜から弁当を楽しそうに作っててね」

 やばい、すごい嬉しい。


「で?」

「……ん?」

 何が?

「かなみとは何処まで進んでいるのかしら? キスぐらいはした?」

「!?」

 お茶を吹きそうになった。

「どうなのよー」

 ニヤニヤと聞いてくるかなみのお母さん。

 これは……更なるピンチかもしれない。


 俺は咄嗟に携帯を出して

「少し友達に話してきます!」

 と廊下に飛び出した。


『……何だ、お前何処にいる』

 あれ? 伸二不機嫌?

『今かなみさんの家、酔ってたから送っていった』

『とりあえずお前は帰ってこい、野代さんの荷物残ってるぞ』

 ああ、忘れてた。

『なるべく早く戻ってこい……こっちはピンチだ』

 伸二の後ろでバカ騒ぎをしている由美さんと明里さんの声……

『大変そうだな、すぐ行く』

『ちょっとまて』

『ん?』

 何か声のトーンが変わった。真剣な話か?

『どうした?』

『……いや、また今度言う』

『お、おう……』

 変な伸二。


 その後、伸二と共に明里さん達の暴走を止める為に一悶着あったのはまた別の話である。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ