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もふもふ少女はコスプレ少女?

「せ、先輩……」

 涙目の少女が俺を見つめてくる。彼女の頭には獣耳、腰の辺りからは狸のような尻尾が見えている。

「えっと……」

 言葉を探しながらも話そうとすると彼女は前のめりに大きな声で言った

「こ、これはコスプレです!」

「ええ……」

 いきなり学校内でコスプレ宣言されても……

「コスプレです! コスプレなんです!」

 必死に涙目で訴える獣耳の彼女。……少し可愛いと思ってしまった。

 いや、そうじゃなくて

「本当にコスプレ?」

「はい! コスプレです!」

「良く出来てるなぁ」

 俺は思わず手を伸ばして彼女の獣耳を触っていた

「ひゃう!」

「えっ……」

 彼女の声に驚いて手を引っ込める。え、何その反応。

「野代さん?」

「……何でしょう?」

 何も無かったと言うように振る舞う野代さん。いやいや

「今耳触ったら反応したんだけど……」

「気のせいです」

 俺はもう一回耳を触る

「ひゃう!」

 野代さんの声が校舎裏で響いた。


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