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そして 宇宙(そら)に向かう船  作者: 鴉野 兄貴
回想編。過去の先(さき)こそ今の未来(みき)(読み飛ばし推奨)

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いじめられた

「人殺しの弟」

そう、仲がよかったおばさんたちは言った。

「ちかよんな。人殺しの弟」

仲間はずれになった。


 殴られた。蹴られた。

先生に相談したけど、「善処する」としかいわれなかった。

上からバケツの水が降ってきた。


 気がついたら花瓶や牛乳瓶ごと落ちてくるようになった。

髪を焼かれて、女の子たちの前で服を脱がされ。素手で便所を掃除させられた。


 大地兄ちゃんと沙玖夜さんがやってきて、

「いじめなんかない」と言う校長や担任と大喧嘩した。

そんなことしなくてもいいのに。


 僕は人殺しの弟なんだし。否定する気はない。

それでも。僕は朝日兄ちゃんが大好きなんだ。


 僕は遠く離れた親戚の家に行くことにした。

大地兄ちゃんに迷惑をかけたくないし。


大地兄ちゃんが言うには、子供はそういうことを気にしちゃ駄目らしい。

迷惑かどうかは俺が決めるって。子供って大変だね。

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