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そして 宇宙(そら)に向かう船  作者: 鴉野 兄貴
青春編。世界の危機(きき)より天文部の未来(みき)
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この青く輝く星のもと

『すぱ☆ろぼ!!』の正当な続編にして前日談になります。

前作の主人公達や他のおはなしの登場人物もゲスト出演します。

~ この拙い物語を尊敬するSF作家の皆様、空に人生を捧げた先人達。そして『あなた』に捧げます ~

 「……きれい」

その『女性』はそれだけを呟いた。

黒く、黒い闇の中、『彼女』を包む星たち。

それは地上で見るものと違い、常に優しく、強く輝いて『彼女』を包み込んでいる。

ここまで来るのに、色々あった。ここまで来たのにこれだけしか言えなかった。


 「どうですか? 気分は」

地上からの質問の声に「最高」とだけ『彼女』は返した。


 「こちら。ハルカナル。ハルカナル ミキ。地上。どうぞ」

「こちら地上。ミキ。どうだ。宇宙で見る夜明けは」


 真っ黒な塊の脇からのぞく、最も強く、明るい光を放つ星。

彼女が産まれた時から見ていたのに。

はじめてみる力強いその星。『太陽』。


 その鮮やかな輝きは、真っ黒な塊をゆっくりと白い輝きで包み、

真っ黒な塊は、青く、青く、青く輝いていく。

その塊はもう塊ではない。『彼女』が愛してやまない。『彼女』が好きなセカイ。『地球』。


「太陽がなければ、惑星は輝かない。惑星がなければ、太陽は輝けない」

とある青年の声が脳裏に浮かぶ。そうだね。私はそうやって輝ける場所にきたんだね。


 『彼女たち』を乗せたフネ。『こすもす』はゆっくりと宇宙そらの中を進んでいく。


 磁力椅子に座った美しい女性は彼女の母国語の日本語と各国語で『彼女』同様に美しく輝く、青い青い星と暖かく強く輝く命の光に感嘆の声を上げる男女に淡々と語りかけた。


「本日、お集まりくださったのは他でもありません」

オチ予告。「星野宣之」氏の「2001夜物語」と同じOPとEDになります。

見切り発車にして不定期ですがお付き合いください。


テーマソング

STRIKE WITCHES 2 ~笑顔の魔法~

ストライクウィッチーズ2 OP

石田燿子

作詞

森浩太 , 高村和宏

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