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神と人の契約戦書 ~神話と共に人は生きる~  作者: 氷室莱那
第四章 天嵐が舞い 太陽は輝く
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第四章ー㉓

「やはり、あの程度では倒れないか・・・ ヘイムダル!!」

アレスは、翠波に振り下ろす剣を受け止めているヘイムダルを確認して、歓喜の声をあげる。

「当たり前だろ!!それに、どうやらうちの神約者はお前の相方に勝ったみたいでな。こっちも勝たねぇと、説教くらうんだわ」

それを聞いたアレスがアッティラのいる方へ目を向けると、そこにはアッティラが気絶して倒れている姿があった。

その側には、疲れているのだろう地面に寝っ転がっている蓮の姿がある。


「く、くははははは!!!!まさか、あやつが神約者に負けるとはな!!これだから、人間は面白い!!!なればこそ、俺も本気を出さなくてはなぁ!!!!」ゴウゥ!!!

ひとしきり笑った後、アレスの体から焔が燃え上がる。

その焔がう腕をつたって武器にたどり着き、剣に宿る。

すると、刀身が形を変え炎が揺らめくような形の刀身へと変化する。

「おいおい・・・ 物凄くやばい予感がするんだが・・」


「全てを吹き飛ばせ我が剣我が槍 狂乱の焔纏いて 数多の敵を焼き焦がせ!!!『狂乱焔舞・武天陣プロミネンス・アームズ・ノヴァ』!!!」

アレスの詠唱が終わると同時に、剣が増え二刀流になり、焔を纏った槍がまるで翼のように背中に出現する。

蓮が戦っていたアッティラの炎よりも数段高い熱量を纏っている。

その場にいるだけで、地面が少しづつ融解していくのが見て分かる。

「さあ、簡単に終わってくれるなよ!! ゆくぞ!!!」

アレスが焔を爆発させるその反動で、ヘイムダルへ突っ込んでくる。


「なめるなぁ!!!」

それに対してヘイムダルもアレスへと突っ込んでいく。

ガキィィンン!!!

光の剣と焔の剣がぶつかり合う。

少しづつ力で押され、焔の剣がヘイムダルへ近づいていく。

「流石に戦神相手に力比べをするつもりはねぇ・・・よ!!!」

焔の剣を受け流し、地面に焔の剣が刺さる。

「いまだ!!撃て、アルテミス!!!」


「分かっています!!!撃ち抜きます!!!」

アルテミスの持つ長銃から弾丸が放たれる。

しかし、弾丸が背中にある焔を纏った槍正面に来て、弾丸を全て防ぐ。

「だったら、これで!!!!」

翠波が『ヤルングレイブ・エンキドゥ』の能力で空中を駆け、アレスに拳を振るう。

「その意気やよし!!! だが、この状態の俺にそんな攻撃が通用すると思うなぁ!!!」

拳を槍二本をクロスさせて受け止め、その他の槍が翠波に襲い掛かる。

「させるかぁ!!!」

その攻撃を確認したヘイムダルがアレスに駆けだし、『金鋭烈剣』で作り出した光の双剣で攻撃を仕掛ける。

それに気づいたアレスが、翠波に向けた槍をヘイムダルに向けて放つ。


「くっ・・・そっ・・・ 攻め切れねぇ!!」

槍をはじきながら、ヘイムダルが後退する。

アルテミスは弾丸を放ち続ける。

それと同時に、翠波が再び拳を振るって攻める。

「いいぞ、いいぞ!!ならば、この技を放っても死なないよなぁ!!!!」

アルテミスと翠波の攻撃を全て焔で全て防ぎながら、槍を空中へ放つ。


「なんだ・・何をするつもりだ・・?」

(嫌な予感がする・・・ここでやつを倒さなければ・・・!!)

「翠波、アルテミス!!さっさとアレスを倒せ!!あれはまずい!!」

ヘイムダルが翠波とアルテミスに叫ぶと同時に、アレスに向けてトップスピードで突っ込む。


「吹き飛べぇ!!!『閃輝・黎刃破(シャイン・クロス)』!!!」

双剣をクロスさせて振るい、光の斬撃が飛んでいく。

「これ以上はさせません!!『銀嶺・月華シルヴァリィ・バースト』!!!」

アルテミスの持つ長銃から銀色の閃光が放たれる。

「本気で打ち込む!!!『光花天拳・迅右こうかてんせん・じんえい』!!!」

翠波の右の拳から、黒銀の光が撃ちだされ、全ての攻撃がアレスに向けて、放たれる。


「もう遅い!!!『狂焔天槍・墜雨降インフェルノファランクス・フォールダウン』!!!!」

空中から焔の槍が無数に降り注ぎ、翠波たちに襲い掛かる。

翠波たちの放った攻撃が降り注いだ槍を砕くが、意味はなく数を減らすことなく、翠波たちを襲う。


「ぐあああああああ!!!!」

「きゃあああああ!!!」

翠波とアルテミスは焔の槍の雨に直撃をもらう。

「これで止まると思うなぁ!!!」

しかしヘイムダルは槍の雨の中をはじきながらアレスに突っ込んでいく。

「面白い!!来るがいい!!」

焔の剣を両手に構え、ヘイムダルを迎え撃つ。


「でぇぇりゃあああ!!!」

光の双剣を振るい、アレスに攻撃を仕掛ける。

右手の光の剣をアレスに向けて左袈裟切りを振るう。

それをアレスが右手の焔の剣で防ぎ、左手の焔の剣を横薙ぎに振るう。

それを左手の光の剣ではじき、一度後退しもう一度攻撃を仕掛ける。


「おおおおおおお!!!!」

「これで決める!!!!」

アレスがヘイムダルに剣を振るい、ヘイムダルはその攻撃を躱し懐に入り込む。

「まだ!!」

右足で蹴りを放ち、ヘイムダルを退かせようとするがそれすらも躱され、ヘイムダルが足を払い態勢を崩し、そのまま蹴りを放つ。

「なんだとぉぉぉ!!?」

空中に吹き飛ばされるが、態勢を整え背中に槍を戻し、それを翼として空中に浮く。

「だが、空中に飛ばしたのは間違いだったな!!」

「いいや、これでいいのさ!!」

「なに!?」

「これ決めるぞ!!翠波!!」

翠波に呼びかけ、とどめを仕掛けるように促す。


「はい!!」

その声はアレスの後方から聞こえる。

そう、攻撃を食らったあと何とか態勢を立て直し、空中を駆けてアレスの背後に回っていたのだ。

「くらえぇぇ!!!『光花天脚・烈牙こうかてんしょう・れいが』!!!」

アレスに向けてかかと落としを繰り出す。

しかし、それをアレスが何とか受け止めるが地面に向けて吹き飛ばされる。

「ぐおおおおおおぉぉぉ!!!!」

吹き飛ばされた先には、ヘイムダルが双剣を構えて待っていた。

「これで終わりだ!!!神双裂光 二の型!!『閃裂双刃・天明グロリアス・シュピーゲル』!!!!」

双剣が縦横無尽に振るわれ、アレスの体を切り刻む。

そのまま、気絶し勝負は決する。


「勝者、天華翠波・草川蓮ペア!!!」

はい、どうも作者です。

今日の投稿は時間がいつもと違いますがまぁ、それはリアルが忙しかったってことで許してください・・・

というわけでヘイムダル視点の戦闘終了しました。

三戦目は多分ダイジェストになりますね・・・ いやまぁよくないのは分かるのですが、グダグダ長引いてもよくないので、ちょうどいいので翠波たちの三戦目はダイジェストですね。

そろそろ第五章に突入しますが、その前に四章で出てきた古具などの説明が入りますね。

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