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神と人の契約戦書 ~神話と共に人は生きる~  作者: 氷室莱那
第四章 天嵐が舞い 太陽は輝く
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第四章ー⑳

戦闘開始と共に駆けだした蓮とヘイムダルの横を、アルテミスの放った弾丸が相手の契約神に防がれ、こちらに跳ね返ってくる。

「流石、神様。いくら力を込めてはいないはいえ、アルテミスさんの弾丸を全部はじいてくるなんてね!!」

そう言いながら、跳ね返ってきた弾丸を躱しながら、相手の契約神にさらに接近していく。


「出し惜しみはなし、いきなりいくよ!!」

駆けながら、詠唱を唱える。

「天をも貫く光 今ここに顕現し 眼前の敵を滅せよ!!『クラウソラス・イミテーション!!』」

手もとに光が集まり、二振りの大剣が姿をあらわす。

「せぇーのぉ!!」

ドゴォ!!!!!

掛け声と同時に振り下ろし、光の波動が勢いよく地面をえぐりながら相手ペアに向けて放たれる。

それと同時に、ヘイムダルがさらに速度を上げて接近する。


しかし・・・

ガキィン!!と音が響くと蓮が放った光の波動が防がれ、打ち消される。

「マジィ!?これも防ぐのぉ!?」

この攻撃が防がれたことに驚いていると・・

《蓮、すまない!!そっちに一人抜けた!!》

ヘイムダルからの念声を聞き、見上げるとヘイムダルに注意が向いていたはずの契約神の一人が空中から斧を振りかぶって迫ってきている。

「もらったあああああ!!!」

蓮はそれを横っ飛びで躱し、斬りかかる。

ガキィイイン!!!!

斧と剣がぶつかり、つばぜり合いになる。

「まさか、ヘイムダルに目もくれず一直線に契約者(こっち)を狙ってくるなんてね・・・ さすがに意地が悪くない?」

「ふん・・・ 私の攻撃に反応して、防いでおいてどの口が・・・」

「そりゃ・・・どうも!!!」

蓮が斧をはじいて、距離をとり相手を観察する。

(今のは、翠波のおかげで反応できたけど・・・確実に力勝負じゃ負けてるんだよね~ 幸い『|クラウソラスイミテーション《この子》』を持ってるとこっちの動きを読まれにくくすることが出来るけど・・・使いどころだよね~)

「悩んでも仕方ない。とりあえず、接近あるのみ!!」


蓮が再び、駆けだし二振りの大剣を振るう。

再び、斧と大剣がぶつかり合う。

「そういえば、名前聞いてなかったね!!」

「そうだな!!私の名はアッティラ!!数多の武器を使うフン族の王なり!!」

蓮をはじくと同時に、弓に持ち替え矢を放ってくる。

「いつの間に!?」

放たれた矢をはじくために右手の剣を振るう。そのまま、前を見るとすでにアッティラはその場にはいない。

蓮が、周りを見渡すと・・・

「遅い!!」

横っ腹に斧が振るわれる。反応に遅れ、思いっきり壁の方へ吹き飛ばされる。

「しまっ・・ きゃあああああ!!」

ドゴォォォォォンン!!!

「蓮!!」「蓮さん!!」


♢♢♢♢♢

一方、ヘイムダルはもう一人の契約神と戦闘を繰り広げていた。

「せぇぇああああ!!」

「どらああああ!!!」

剣と剣がぶつかり合う。

その最中・・・ドゴォォォォォンン!!!と轟音が響く。

「蓮!!」「蓮さん!!」

翠波とアルテミスが、蓮の名前を叫ぶ。

(まさか、蓮が吹き飛ばされた!?)

ヘイムダルが動揺していると・・・

「動きが鈍ったな!!」

敵がその動揺の隙をついて、ヘイムダルの右肩を狙うように袈裟切りを仕掛けてくる。

それを躱し、蓮に念話を送る。

《無事か!?蓮!!》

《何とかね~ とは言ってもさすがにあそこまで早く武器を切り替えることが出来るってなるとね~》

《まぁ、何とかするよ。今回は翠波が後衛に回ってくれてるし、何とかなるでしょ》

そう言って、蓮が念話を切る。

「全く・・・うちの主は能天気というか、なんというか・・・」

(だがこれで、目の前の敵に集中できる!!)


(まずは敵を見極める!!

『今見透かすは世界 ここに輝け!! 世界を見張る者ワールド・ウォッチャー!!』

ヘイムダルに敵の情報が流れ込む。

(まじかー 武神か・・・ まともに打ち合っても勝ち目は薄いが、これはペアでの戦い。それに相手の契約者は戦いなれていない・・・ 翠波とアルテミスに援護を頼んで闘うか!!)

「貴様は、今吾輩について観ていたな?ならば答えよう!!吾輩の名は武神アレスなり!!貴様も名乗るがいい!!」

相手は、こちらの動きを悟ったのか自らの素性を明かしてきた。

「いいだろう、俺の名はヘイムダル!!いざ尋常に、勝負!!」

ヘイムダルとアレスが同時に駆けだし、再びぶつかり合った。


♢♢♢♢♢

「いったたたた・・・マジでな何なのあの王様、女神のくせして馬鹿力じゃん・・・けど、それならそれでやりようはあるし、勝ちに行きますか!!」

吹き飛ばされたところから瓦礫をどかして、大剣を冗談に構える。

(これで、少しでもひるめばいい!!)

「吹っ飛べ!!煌剣旋烈破(こうけんせんれっぱ)!!!」

両手の『クラウソラス・イミテーション』を振るい、光の斬撃を無数に放つ。


「なに!?まだ、意識があるだとぉ!?」

ドドドォォォォン!!!!!

吹き飛ばされた蓮が気絶していると油断をしていたのか、アッティラは驚き斬撃を全て受けてしまう。

アッティラがいる場所で、煙が上がり姿を隠す。


「よしっ!!このまま仕掛ける!!」

直撃を確認した蓮はそのままアッティラのいるところへ駆ける。


「なめるなぁ!!!!」

アッティラが煙を払い、蓮を迎え撃つ。

再び二振りの大剣と斧がぶつかり、火花を散らす。

力で押され蓮が後退していくが、刀身を傾け斧を受け流しアッティラの体勢を崩す。

「なんと!?」

そこに左手の『クラウソラス・イミテーション』を振るう。

「最初の一撃のお返しィ!!!」

体勢を崩されたアッティラは防ぐことが出来ず、その一撃を受け吹き飛ばされる。

しかし、空中で体勢を整えて地面に着地し再び斧を振るってくる。


「翠波、お願い!!」

その瞬間に蓮は翠波に援護してくれるよう指示を出す。

それを聞いた翠波がアルテミスに指示を出し、アッティラに無数の弾丸を放つ。

その弾丸をアッティラは全て防ぐが・・・

「そっちに気をとられていいの?」

アッティラが後ろを振り返ると、そこには蓮がいた。


アルテミスが弾丸を放った瞬間に、駆けだし背後に回っていた。

「もう一撃いただくよ!!『閃剣裂破・双天せんけんれっぱ・そうてん!!』」

アッティラに蓮の技がクリーンヒットした。

はいどうも、作者です。

蓮のもう一つの武器(古具)『クラウソラス・イミテーション』

出てきました詳しい能力や、名前の由来は後にして・・・

大剣二本を蓮は振るっております。それ重くないの?とお思いですが、所有者だからできることと思っていただければ・・・ まぁ、『イミテーション』の意味を調べれば少し謎がわかるかもしれないですね・・・

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